AKANE静岡県出身。タンゴに魅せられて35歳でブエノスアイレスにタンゴ留学。 タンゴダンサー/講師/タンゴライフアドバイザー/ライター・コラムニストとして活動。国際結婚を経て、現在は海外子育てに奮闘中。 著書 kindle『<a href="https://www.amazon.co.jp/dp/B0DVQD4T73?ref_=quick_view_ref_tag" target="_blank" rel="noopener noreferrer">はじめてのブエノスアイレス2週間滞在完全ガイド</a>』著者AKANE, 酒井 綾子, AKANETanguera, へんいち&nbsp; kindle『<a href="https://www.amazon.co.jp/%E4%BA%BA%E7%94%9F%E3%82%92%E5%A4%89%E3%81%88%E3%82%8B%E6%B5%B7%E5%A4%96%E7%A7%BB%E4%BD%8F-vol-05-%E3%83%96%E3%82%A8%E3%83%8E%E3%82%B9%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%82%B9-%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%BC%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%B3-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%AE%E6%B5%B7%E5%A4%96%E7%A7%BB%E4%BD%8F%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF-ebook/dp/B0916VJBCS" target="_blank" rel="noopener noreferrer">人生を変える海外移住　ブエノスアイレス編</a>』 Instagram：<a href="http://www.instagram.com/akanetanguera" target="_blank" rel="noopener noreferrer">@akanetanguera</a> HP：<a href="https://akanetanguera.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://akanetanguera.com/</a>

今年も残りわずかとなりました。 地震、オリンピック、選挙、紛争‥今年も世界中で色々なことが起こったこの1年。 皆さんにとって2024年はどんな一年でしたか？ 子育てに追われてあっという間に過ぎちゃった～という方も多いのではないでしょうか。 忙しいこの時期ではありますが、ほんの少しだけ立ち止まって、 お子さんのこと、家族のこと、ご自身のこと、 一度じっくり振り返ってみてはいかがでしょうか。ファミリーレポーターの皆さんにも2024年を振り返っていただきました。

<h2>アルゼンチンの経済動向</h2>2023年の年末にアルゼンチン大統領に新しく就任したハビエル・ミレイ氏。 型破りな政治スタイルと、中銀廃止や経済のドル化など極端な政策を公約に掲げ、国内外から注目も集まりました。 「アルゼンチンは大丈夫なんですか？！」と、私も日本のTVから取材を受けたほどでした。実際この1年どうだったかというと、物価高は相変わらず加速しているけれど、住めなくもない。というのが私の体感です。 もともと国外用に用意された公定レートと国内で流通していたブルーレート（闇レート）の差が大きく、アメリカドルを調達してブルーレートで両替して生活するのがリーズナブルに生活する方法の一つだったアルゼンチン。 ブルーレートは国内では毎日テレビで開示されており、この金額によって国内の物価が日々上昇するという流れ。国外へ向ける顔と国内の状況が違うのが当たり前になっていました。 しかし、経済学者でもあるミレイ氏の政策によって、公定レートとブルーレートの差を縮めて国外・国内のレートを統一する流れによって物価はますます高騰。 本来の正しい経済へ戻すための大きな痛みを、いま国民は感じています。

特に私たちが日本のカードを利用する場合は、円安も重なって恐ろしいほどの請求がくることも。いままでは、自分の自由に使えるお金として日本のカードを使用して友人とカフェに行ったりちょっとした買いものをしていましたが、回数はグンと減少しました。 日々使用する公共交通機関の値段がどんどん上がっていったり、1週間の食材購入金額がびっくりするような値段になったりと驚くことは少なくなかったですが、少しずつ不要なものや余分なものを排除して、カフェやレストランへ行く回数を減らしてやり過ごすのがこの数年間で学んだアルゼンチンでの生き方です。 私は外国人なのでどの政党を支持することもありませんが、ひとりのアルゼンチン人の親としてこの国の未来を思うと、ここで大きな改革と改善がされたら良いなと感じます。 &nbsp;<h2>我が家の変化</h2>

2024年は住んでいたデパルタメント（マンション）の更新の年ということで「良い物件があったら考えなきゃね」という気持ちで始めた物件探し。探し始めてすぐに一目惚れした物件があり、すぐにそちらに引っ越したことがいちばん大きな我が家の変化でした。 家賃は大きく上がりませんが、建物のグレードが上がって冬は暖房が建物全体に入り、寒い朝でも起きるのが辛くありません。駐車場が遠くなったことは難点ですが、そうであっても、いまの家をとても気に入っています。 また、息子が来年から小学校附属の幼稚園に変わることになりました。 もう1年いままでの幼稚園に通うのか、小学校附属の幼稚園に変わるのか、我が家では大きな悩みの種となりましたが、結果変わることにしました。 この街の外国人母として、幼稚園のママたちや先生の間を立ち回るのは、なかなか大変だと感じた今年。 幼稚園の先生に子育ての方針や困りごとなどをどんどんぶつけながら関係を築いていくアルゼンチン人ママと、なるべく物事をやんわりさらっと通過したい日本人の私と、文化や考え方の違いという課題は残りましたが、私たちが選んだ結論は環境を変えることでした。 来年からまた心機一転、5歳になった息子の最後の幼稚園生活を楽しんでいきたいと思います。<h2> 私の2024年</h2>

私自身は、今年からSodaのメンバーとして記事を書かせていただくことになったり、noteを始めて情報発信を始めたりと書くことに注力した1年でした。 「書くこと」というよりも今まで自分の中でグルグルと回っていた、行き場のなかった想いや感情をアウトプットしたというべきなのかもしれません。 頭の中に溢れかえっていた情報、自分の想いを文章にしていくことで気持ちを整理したり、思い描く未来が鮮明になったり、逆に考えを改めたり。そしてそれを発信していくことで得られた共感に喜んだり、感動したりと良いサイクルが回るようになりました。 「書く瞑想」という瞑想方法がありますが、まさに私にとってはそんな時間になっています。 また私の人生で多くの時間を費やしているアルゼンチンタンゴでは、講師用スクールに4月から通っています。 日常会話以上のスペイン語を使って、より濃い内容を学ぶ時間は大きなチャレンジでしたが、主催者をはじめ一緒に学んだメンバーに支えられて何とか1年目を無事に終了できました。 ずっと学びたいと思っていたタンゴの歴史やブエノスアイレスの文化について、またアルゼンチンタンゴを創り上げてきた著名な先人たちの話を聞いて理解を深め、タンゴ講師としてのレベルも少しレベルアップできたと思います。 学び続けられるこの環境と、協力してくれる家族に感謝しています。 &nbsp;<h2>2025年の抱負</h2>「来年はどんな年にしたいですか？」と問われると、なるようになるとしか思ってこなかった昨年までの私。 実は2024年の年末は、来年のやりたいことを整理してもう少し計画的な1年にしたいと考えています。特に私の本来の仕事でもあるタンゴに関しては注力していきたいところ。 2025年はブエノスアイレス在住10年目になる年です。 タンゴを学びたいと単身飛び込んだ南米のブエノスアイレス。右も左もわからなかったあのころ、英語もスペイン語も話せずに始まった日々から随分と成長したと実感しています。 タンゴライフアドバイザーとして、ブエノスアイレスを訪れるタンゴ愛好家や一般の旅行者の方の滞在をサポートしています。タンゴの生まれた街ブエノスアイレスの紹介やタンゴに触れる体験のサポートをどんな形で日本の皆さんにPRしていくのか、この年末に再度検討予定。 そしてアルゼンチンタンゴが踊りだけではなく、ブエノスアイレスの大切な文化であることを日本に紹介できる、そんなタンゴ講師になる方法を模索しています。

2024年12月のテーマ「2024年を振り返って」

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