AKANE静岡県出身。タンゴに魅せられて35歳でブエノスアイレスにタンゴ留学。 タンゴダンサー/講師/タンゴライフアドバイザー/ライター・コラムニストとして活動。国際結婚を経て、現在は海外子育てに奮闘中。 著書 kindle『<a href="https://www.amazon.co.jp/dp/B0DVQD4T73?ref_=quick_view_ref_tag" target="_blank" rel="noopener noreferrer">はじめてのブエノスアイレス2週間滞在完全ガイド</a>』著者AKANE, 酒井 綾子, AKANETanguera, へんいち&nbsp; kindle『<a href="https://www.amazon.co.jp/%E4%BA%BA%E7%94%9F%E3%82%92%E5%A4%89%E3%81%88%E3%82%8B%E6%B5%B7%E5%A4%96%E7%A7%BB%E4%BD%8F-vol-05-%E3%83%96%E3%82%A8%E3%83%8E%E3%82%B9%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%82%B9-%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%BC%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%B3-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%AE%E6%B5%B7%E5%A4%96%E7%A7%BB%E4%BD%8F%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF-ebook/dp/B0916VJBCS" target="_blank" rel="noopener noreferrer">人生を変える海外移住　ブエノスアイレス編</a>』 Instagram：<a href="http://www.instagram.com/akanetanguera" target="_blank" rel="noopener noreferrer">@akanetanguera</a> HP：<a href="https://akanetanguera.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://akanetanguera.com/</a>

お出かけが気持ちいい季節となりましたね。そろそろ長期のお休みに向けて、家族旅行の計画を立てられているご家庭もあるのではないでしょうか。そこで！今月のテーマは「子連れ旅行のお役立ち情報大公開！」。&nbsp; 旅慣れた海外在住Soda!ファミリーレポーターの皆さんならではのアイデアやヒントをレポートしてもらいました。

私の住むアルゼンチン・ブエノスアイレスから東京までの距離は約18,360キロ。地球で見ると、日本のちょうど反対側に位置します。 飛行機に乗って日本へ行く際には、直行便はなく乗り換えが必要になるので、経路にもよりますがだいたい30時間前後の旅。 コロナ以降、航空チケットも値上がりし、なかなか帰国できるタイミングがないのですが、今年は帰国したいと思っています。そんなわが家の旅行アイディアやヒント をご紹介します。<h2>1）子どもと飛行機に乗るときのコツ</h2>わが家の場合、私と息子が1ヶ月半日本に滞在してから、主人が2週間ほどの休暇を利用して迎えに来るパターンで日本への帰国をしています。 よって、日本帰国時は息子との2人旅。やんちゃ坊主が何をしでかすのか、母としては恐怖の時間でもあります。 アルゼンチンでは、飛行機に乗る際に子どもでも大人でも睡眠薬を処方してもらうことができます。 ただ、個人的にはできれば薬を使用したくはないので、チケットを購入するときは、夜出発の便を選んで自然に眠ってもらって時間を稼いでいます。出発日の日中は公園で散々に遊ばせて、夕方はゆっくりとお風呂に入れてから大好きなお肉をお腹いっぱい食べさせて出発します。そして空港で家族とお別れのひと騒ぎをすると、飛行機に乗ったら睡魔に襲われるよう誘導。こうすると10時間ほど食事も取らずに寝てくれます。 まだ未就学児童ということもあり、どう寝かせるかが長距離フライトの時間を過ごすコツのように思います。寝ている際に食事が来た場合は、あえて起こさず、あとで起きてからお腹が空いたと言われても対応できるよう、キープできそうなものはよけておきます。

<h2>2）長時間フライトに欠かせないアイテム</h2>わが家のどうしても外せないアイテムは3つ。子どもとの移動だけでも手がかかるので、なるべく荷物は少なく済ませます。<h3>①Amazonキッズ</h3>Amazonキッズは便利に利用しています。YouTubeで動画をダウンロードして視聴することができない分、子どもが楽しめるゲームが充実しており活用しています。&nbsp; また、ひらがなを書いたり読んだりするゲームもあって、教えていないのに息子はひらがなが読めるようになるという、海外在住ママには嬉しいなかなかの優れものです。<h3>②パックジュース</h3>通常はあまり飲ませないようにしているパックジュース。飛行機に乗るときばかりは持っていきます。 航空会社によるのかもしれませんが、100ml以下であれば持ち込めるところが多いようです。 仮に持ち込みできない場合、水筒だと捨てるのが痛いですが、最悪捨てることになってもパックジュースならいいだろう、と準備しており、問題なく持ち込めました。 離陸時の耳抜きが難しい子どもも、パックジュースを飲んでいると耳の詰まりや痛みが軽減されそうです。&nbsp; また到着までにお腹が空いた、喉が渇いた、ということもあるので、パックジュースが2本ほどあると安心です。

<h3>③上着</h3>アルゼンチンは南半球にあるため、日本とは季節も真逆です。 アルゼンチンの夏に帰れば、日本は冬。アルゼンチンの冬に帰れば、日本は夏。 出発時と到着時の服装が課題になるので、薄着を重ねて調節しています。 飛行機の中は寒いときもあるので、毛布を使うとしても1枚は暖かい上着を用意しておきます。 &nbsp;<h2>3）便利アイテム</h2>わが家では、息子が機内で快適に寝てくれるようにフットレストを前席との間に入れて座席をフラットな状態にしました。まだ身体が小さく、座ると足が床につかないため、このフットレストがあるとだいぶ楽に座れているようです。

実は、フットレストを購入する際にジェットキッズ（ <a href="https://www.stokke.com/JPN/ja-jp/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%99%E3%83%AB/jetkids/5345.html">Stokke® JetKids™ BedBox / ジェットキッズ ベッドボックス</a>）を買うかとても悩みました。 ジェットキッズは、大人用の椅子に子どもが座れるようサポートをする機能以外にも、荷物が入ったり、空港内の移動の際、荷物の上に子どもを乗せ、引っ張って連れて行けるので、小さな子どもがいる場合にはとても魅力的な商品です。 頻繁に旅行に行かれる場合は、こちらも便利でしょう。 結論、わが家にとって頻度の高くない一時帰国のためには、空気を抜いて小さくできるフットレストはピッタリでした。 &nbsp;<h2>4）長時間の空の旅にぜひおすすめしたい航空会社</h2>

前回の一時帰国でエミレーツ航空を利用してからは、すっかりファンになっています。 約2日間、長時間乗っていなければならない飛行機が苦手で憂鬱だった旅も「エミレーツなら帰国してもいいかな？」と思えるほど快適な旅にしてくれて、本当に感謝しています。 そして、長時間の空の旅の際は、少し値が張ってもサービスの良い航空会社を利用したいと思うようになりました。おすすめポイントは次の4つです。①子ども向けサービスの充実かわいいバッグや塗り絵のプレゼントのほか、子ども用機内食、写真撮影などCAが常に子どもがいることに配慮してくれるのもありがたかったです。②機内の良さ機内は綺麗でいつも清潔に保たれています。エコノミーでも椅子と椅子の間が少しゆったりしているように感じました。③食事のおいしさアラブ系の独特の香辛料を使った食事の日もありましたが、全体的にお料理はおいしくて、カトラリーもプラスチックではないため気分が良かったです。④乗り換え空港の満足度ドバイで乗り継ぎましたが、お店も充実していて時間を持て余すことがありません。 空港内は非常に広いため、移動用の車に乗せてもらうとスイスイ進めます。地上にいる間に身体を少しでも動かしたい場合は、広い空港内でお店を見ながら散歩するのも楽しい時間です。エミレーツが航空格付け会社・SKYTRAX（スカイトラックス）社のランキングで2024年に3位にランキングしているのも納得です。 私自身も利用してみて、知人にぜひ勧めたくなる航空会社でした。 &nbsp;<h2>5）旅行で残念に感じたこと</h2>

アルゼンチンの空港から機内、乗り換え空港では息子との2人旅にもたくさんの方のサポートや配慮があり快適に過ごせました。 荷物を運ぶカートには子どもが乗れる部分があったり、子連れママとわかると移動の車に優先で乗せてもらえたり。また、ぐずっている息子にはみんなが声をかけてくれたこともあり、小さな息子と一緒でも多くの方の優しさに触れて大きな苦労は感じませんでした。 唯一、成田空港に到着したときには、子連れママとして残念に感じた部分がありました。 飛行機が到着してから空港内の長距離移動にはサポートもなく、子どもを乗せるカートもありません。抱っこをするには重すぎる息子と手荷物を抱え、ひたすら歩かなければなりません。預け荷物を回収した後は、さらに大きな荷物も増えて苦労しました。 こんなとき、アルゼンチンだったら助けてくれるジェントルマンが必ずいるのに誰もおらず、空港職員は立っているだけで手を貸すこともありません。 「子どもを乗せるカートはないですか？」と聞いても「ない」の一言だけ。代替案もないようです。 私の主観にはなりますが、海外で子育てをしている私にとっては大きな落差を感じた出来事でした。 少子化が叫ばれるいま、子育て世代への配慮はもっと日本にもあってほしい。そして、こんなときにジェットキッズがあれば！と嘆いた時間でもありました。 海外旅行は、どこに行くのも楽しみですよね。 私たち海外在住者にとって、日本に帰国するのはとても大きなイベントの1つ。 なるべくスムーズに事が運ぶように入念に計画していきますが、海外では日常的に起こるようなトラブルが日本国内では起こりにくいので安心して過ごせます。今年、私たちは9月に帰国を予定しています。どんな旅になるのかいまからとてもワクワクしています。

2025年4月のテーマ「子連れ海外旅行対策」

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