佐々木はる菜集英社「LEEweb」のコラム連載、時事通信社での特集記事など、海外渡航後も女性目線・ママ目線に強いライターとして国内外のトレンドや社会的な取り組みなどを幅広く執筆中。出産離職や海外転勤など自身の経験から「女性の生き方」についての発信がライフワークで著書にkindle「今こそ！フリーランスママ入門」。ブラジル生活8か月を経て家族でアルゼンチンへ。東京出身、小学生兄妹の母。Instagram／<a href="https://www.instagram.com/halna212/?hl=ja" target="_blank" rel="noopener noreferrer">halna212</a> note／<a href="https://note.com/miraiwotsumugu/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://note.com/miraiwotsumugu</a> HP／<a href="https://miraiwotsumugu.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://miraiwotsumugu.com</a>

＼世界の8月の気温比べてみた／ 世界の気候はいくつかの気候帯で分類されています。 北半球と南半球では季節が逆だったり、赤道からの距離によっても気温が変わってきます。 さて、海外在住Soda!ファミリーレポーターの皆さんの国の8月の気候は・・・？ アメリカ（地中海性気候） シアトルの平均気温は14.1℃～24.1℃。 日本より過ごしやすい。 イギリス（西岸海洋性気候） ロンドンの平均気温は19℃～22℃。 比較的過ごしやすい季節なのだとか。 スコットランド（西岸海洋性気候） エジンバラの平均最高気温は17℃。平均最低気温は11℃。 夏場でも涼しく、夜になると気温が下がるため肌寒い。 シンガポール（熱帯雨林気候） シンガポールは平均気温が27.8℃。最高気温は31.1℃。 気温は高いが建物が密集しておらず海風もあるため日本よりも過ごしやすいそう。 バリ島（熱帯モンスーン気候） バリ島の平均気温は24℃～29℃。 気温は高いが乾季なので湿度が低く過ごしやすい。 ハワイ（熱帯気候） ホノルルの平均最高気温は32℃。平均最低気温は25℃。 湿度が高く蒸し暑い日が続く。 中国（ステップ気候） 北京の気温は20.3°C～29.6°C。昼の気温が例年34℃以上。 東京よりも暑く、また朝晩の寒暖差も大きい。 アルゼンチン（西岸海洋性気候） ブエノスアイレスの平均最高気温は17.5℃。平均最低気温は6.6℃。 南半球なので季節は日本と逆で8月は冬。朝晩は10℃を下回る。

日本では猛暑が続く夏休み。世界の夏休みはどんなふうに過ごすの？ 北半球の日本では7～8月は夏ですが、世界の国は？ 世界の7月8月。各国どう過ごすのかをレポートしてもらいました！

<h2>アルゼンチンは冬休み。長期休みの定番「コロニア」を体験</h2>我が家が住んでいるアルゼンチンは、南半球なので今は冬真っ盛り！この時期、子どもたちは「冬休み」を過ごしています。今回我が家の子どもたちが体験した「コロニア」はいわゆるサマースクールの冬休み版。日本とは季節が正反対となるアルゼンチンの夏休みは12月半ば～2月。2ヶ月以上もの長期休み期間に現地の子どもたちが通うのが、コロニア（Colonia）なのです。ちなみにアルゼンチンの学校・幼稚園の冬休みは短く、7月後半に2週間程度というのが一般的。元はサマースクールだったコロニアですが、はたらく女性も多いことなどから今では冬休みも行う場所が増えたといいます。 おかげで我が子たちもこの7月に1週間・午前中だけですが、初めて参加することができました。コロニアは幼稚園や小学校、スポーツクラブなど、子ども向けに教育やサービスを行うさまざまな団体が主催しており、一番メジャーで数も多いのは、運動系の習いごとを行うクラブが主催するコロニアです。

現地のママ曰く、「休み期間はどうしても運動不足になるし、家にいるとタブレットやゲームの時間が増えてしまいがち。同年代の子どもたちと関わりながら、様々なスポーツを通して体を動かせるところが良い」というのが人気の理由で、どこの国でも子どもを持つ親の悩みは似ているなと親近感も湧きました。<h2>現地校のコロニアには朝8時から夕方5時まで、3～12歳の子どもたちが通います</h2>

今回子どもたちが参加したのは、現地校が主催するコロニアです。 時間は朝8時から夕方の5時で午前か午後だけ通うこともでき、年齢は3～12歳まで。スポーツだけではなく、簡単な理科の実験やお菓子づくり、絵の制作など、さまざまなアクティビティがありました。

知人によると、コロニアに通えるのは大抵3～4歳からで「おむつが取れているか」を受け入れの判断基準にする場所も多いため「初めて娘をコロニアに入れたときは、成長したなぁと感慨深かった」と話していました。 また、日本の学童でもよく聞く話ですが、年齢が上がると行きたがらないことも増えてくるそうで、確かに8～9歳ごろまでの子が多い印象でした。&nbsp;

<h2>登校後1時間の「朝ごはんタイム」がお楽しみ</h2>通い始めた我が子たちが面白がっていたのが、登校後まず「朝ごはんタイム」が1時間近くあることで、初日は朝食を済ませていったため暇だったそう（笑） もともとお弁当好きな我が家の兄妹、2日目からは家では朝食をとらず先に学校の宿題などを終わらせ、コロニアに着いてからお友だちと一緒にゆっくりお弁当を食べることを楽しんでいるようでした。冬休みに入り、日本人学校のお弁当生活からしばし解放されると思っていたのですが…結局、よく食べる我が子たちのために普段と変わらないサイズのお弁当をつくることになったものの、「学校にレンジがあり自由に使える」「市販のスナック菓子やジュース、丸ごとの果物を持ってきている子がいた」「先生たちも集まって朝ごはんを食べている」など、子どもたちから聞くコロニアの朝ごはん事情は、私にとっても興味深かったです。 実は初日、登校してくる現地の子どもたちが持っている保冷バッグが、抱えるほど大きいことにびっくりしていた私。でも多くの子どもたちは夕方までいるため、昼食とおやつもあるとなると、かなりの食料が必要だと納得しました。<h2> 家事や子育てを抱え込まない南米文化</h2>特にお子さんが小さい場合、出かける時間までに朝ごはんを終わらせることが大変だという悩みを持つ方も少なくないと思います。 もちろん家族での朝食は貴重な時間です。一方で、身支度だけ終わらせ登校させたら、後は校内でお友だちや先生とゆっくり朝ごはんを食べてくれるというのは、忙しい朝のイライラを減らしてくれるシステムではないかとも感じました。南米で生活するようになって印象的だったことのひとつが、一般の家庭でも、掃除の外注やベビーシッターなどを活用しながら家事や子育てをしている姿でした。特に、両親共に働いている場合は「仕事もしながら、自分たちで家事や育児を全部やるのは難しい。もちろんお金はかかってしまうけれど必要経費だと思う」という意見が多く、外部の手を借りることは特別ではないという感覚です。「預け先に朝ご飯からお願いするのが普通」という様子からも、家事や子育てを抱え込まない文化を垣間見た気がしました。 &nbsp;<h2>スペイン語と現地の文化に触れる貴重な体験でした</h2>

当初はコロニアの探し方や問い合わせの方法などもわからず、また子どもたちのスペイン語レベルは挨拶程度。通い始めるまでは心配や不安もありましたが、先輩駐在ご家族の助けや、いつも温かく接してくださった先生方やお友だちのおかげで、毎日楽しく通うことができました。 周りの皆さんに支えられ「スペイン語の現地校に通う」という貴重な経験ができたことに、感謝の気持ちでいっぱいです！<h2>ミュージカル観劇という嬉しいおまけ付きで大満足</h2>そしてもうひとつ思い出に残っているのが、コロニア利用者向けに無料で舞台のチケットが配られ、「長靴をはいた猫」のミュージカルを観に行けたこと。ヨーロッパのような優雅な街並みから「南米のパリ」と呼ばれるブエノスアイレスは、タンゴショーだけでなく、バレエやミュージカルなども盛んで大小さまざまな劇場がたくさんあります。実は私たちの家から徒歩5～10分の場所にも劇場があって、冬休みは子ども向けの上演があり気になっていたのですが、今回コロニアで通った現地校はその劇場に隣接していたのでした。都会とはいえ住宅街の近くにこんな劇場があり、大人も子どもも気軽に足を運べることも、ブエノスアイレスの大きな魅力です。

上演前に、コロニアのお友だちと挨拶をしたり手を振りあったりする子どもたちの姿を見て、スペイン語はまだまだながらも現地の子どもたちと交流できたことがわかり、とても嬉しかったです。 普段は日本人学校に通っているからこそ、これからもこういった機会を大切にしていきたいと改めて思いました。年末時期にあるこちらの「夏休み」にも、ぜひ通わせてみたいと考えています！

2023年7・8月のテーマ「夏休みの過ごし方」

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