<h4>Kay</h4>東京都出身、一男一女の母。 大学卒業後、国内IT企業、法律事務所、外資エンタメ企業勤務を経て、 2021年より家族4人で北京市に滞在中。 2022年末まで中国の厳しいコロナ政策下での生活を経験。 現在は現地の大学にて中国語を勉強中。 書道、料理、中国茶など中国の文化を楽しんでいます！

10月のテーマは「ハロウィーン、どう過ごしますか？」 仮装した若者で溢れかえる渋谷の様子も恒例となりましたが、今年はどうなるのでしょうか。そもそもハロウィーンは古代ケルト人のお祭りで、アイルランドやスコットランドで定着し、アメリカに渡ったと言われています。11月1日を新年と考え、日本の大晦日にあたる10月31日には死者の霊が蘇るとされ、悪霊から守るためにちょっと怖い飾り付けをするのだとか。なんとなく、日本のお盆に似ていますね。今では世界各国の子どもたちがお菓子をもらうために仮装する日、というイメージですが、元は宗教的なお祭り。 各国で捉え方が違うのでは？ということで、今月のテーマは「ハロウィーン、どう過ごしますか？」と題し、海外在住Sodaファミリーレポーター​​が各国、各家庭でどのように過ごすのかレポートしてもらいます。

<h2>日本ほど商業化していない？中国のハロウィーン</h2> ここ中国では「万聖節」と呼ばれるハロウィーン。 日本と同様一般に普及しており、子どもたち恒例のお楽しみ行事です。“Trick or Treat”は中国語で「不给糖就捣蛋」（飴をくれないならいたずらするぞ、の意）と定着しています。10月になると、子どもたちや親同士でも「今年はどんな仮装をしようか」という話題になります。ケーキ屋さん、スーパーなどでハロウィーン関連のコーナーができたりしますが、意外なことにデパート、ホテル、ショッピングモールではクリスマスほどの大掛かりな装飾はほぼ見かけませんでした。中国では10月上旬に建国記念の祝日があり「国慶節」というシルバーウィーク的大型連休となるため、その祝賀ムードのまま10月後半に突入するようです。

<h2>中国の現地校では特別なイベントはありません</h2>中国人の友人に聞いたところ、中国現地校では幼稚園でハロウィーン行事をすることはあるものの、小学校、中学校以降では学校でハロウィーンの行事はないそうです。中国では二十四節気に基づく中国の季節の行事（清明節、中秋節など）は学校で関連の工作やアクティビティをしますが、外国の季節行事や宗教行事を取り上げることは基本的にないとのことでした。日本の小学校、中学校でも同じでしょうか？ &nbsp;<h2>子どもたちのハロウィーン</h2>

我が家の子どもたちが通う現地校の国際部は、例年ハロウィーンの行事が行われます。子どもたちは仮装して登校します。先生たちも欧米人を中心に仮装して、子どもたちは交換するためのお菓子も持参します。 昨年は、朝子どもたちを送って行った際、両手で抱えるほどの大量のお菓子を持ち込んでいる生徒を見かけて驚きました！この日は衣装を着たまま半日授業を受けた後、午後は全校でイベントを楽しみます。 子どもたちは事前に授業などで練習をしてきたダンスを踊ります。ちなみに昨年は懐かしのゴーストバスターズ！　他にはPTAによるお化け屋敷や各種ゲームコーナー、フェイスペインティングなど、盛りだくさんです。 子どもたちは、ハロウィーンバスケットに大量のお菓子を入れて、ホクホクで帰宅します。 また、外国人が多く住むマンションでは毎年子ども向けにイベントを企画してくれ、ジャック・オ・ランタンの工作をしたり、仮装してお菓子をもらい歩く行進をしたりします。

<h2>中国で人気の仮装はハリーポッター！</h2>一番人気はハリーポッター。北京にはユニバーサルスタジオがあり、また比較的簡単に仮装できることもあってか、ホグワーツの制服とマントやマフラー、杖を身につけた子たちがたくさんいます。低学年の子どもたちには定番のディズニープリンセスやマーベルヒーローが人気。 またテレビドラマ、映画のキャラクターも人気です。昨年はイカゲーム、ウェンズデーなど、流行りのNetflixのドラマのキャラクターに扮した子どもも見かけました。

中国ならではといえば、ムーラン、西遊記、三国志の登場人物など、中国ご当地のキャラクターの衣装を着ている子も。 中国で生産している仮装用の衣装も多いためか、全般に価格も安く、淘宝（タオバオ）などのオンラインショッピングで気軽に衣装を買うことができるので、毎年衣装を準備するのが楽しみになっています。<h2> 今年のハロウィーンは…</h2>

今年は、お友だちと相談してお揃いの仮装にしようか？と計画しています。 年齢が大きくなるにつれ「仮装するのは恥ずかしい」なんて言うのかも、と思いつつ、親としても衣装や小道具、髪型をあれこれ考えたり、スーパーで蜘蛛や目玉の形のおどろおどろしいお菓子を買ってみたりと、子どものおかげで準備期間を楽しませてもらっています！

2023年10月のテーマ「ハロウィーン、どうお祝いしますか？」

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