<h4>ゆかり</h4>北京駐在4年目の、4児の母です。4人目は北京で出産。 東京文京区育ち、上智大学外国語学部ロシア語学科を卒業後、静岡第一テレビに就職。 退社後日本語教師の資格を取り、ウクライナ国立ハリコフ教育大学、ATI東京日本語学校、アルファ国際学院、区立小学校などで日本語講師として勤務。 中国生活についてブログも書いているのでよろしくお願いします。 <a href="https://ameblo.jp/aosumikmama" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://ameblo.jp/aosumikmama</a>

6月は英語・数学・国語・理科・社会の5教科以外の教科、つまり音楽や体育といった「副教科」について各国の事情をレポートしてもらいます。日本では2022年から小学校高学年で教科担任制が導入されるようになりましたよね。 主要教科含めて専門性の高い授業を目指す、といったところでしょうか。さて、そもそも時間割がない自由な外国では、いったいどんなふうに音楽や体育、図工を学ぶのでしょうか。運動会や音楽会ってあるんでしょうか。今月も各国違ったレポートとなりました。

<h2>毎日ある体育の時間</h2>体育の授業は週4回、体育の他に週1回バレエの授業があります。ということは毎日運動の授業があるということですね。内容はグラウンドで短距離走、縄跳び。

オンラインのときは、柔道をやっていました。 また、クラスの体育の授業以外に毎日30分、全学年合同の体育の時間があり、ダンスをしたり走ったり、けっこうハードでした…まさかの体育館がなく、雨の日は学級の教室で、オンラインのときのようにダンスや走ったりしているそうです。 また、中国では学校で水泳の授業を設けないため、校内にプールがありません。 そのせいか、習いごととしては人気なので、スイミングスクールはいたるところにあり、赤ちゃんのころから始める人も多いです。

<h2>オンライン授業の締めはマリオのテーマソング。楽しい音楽の時間</h2>音楽の授業は週3回、南アフリカから来た黒人のミスタージュリアス先生です<span style="-webkit-text-stroke-width:0px;display:inline !important;float:none;font-family:&quot;Noto Sans JP&quot;, sans-serif;font-size:16px;font-style:normal;font-variant-caps:normal;font-variant-ligatures:normal;font-weight:400;letter-spacing:normal;orphans:2;text-align:start;text-decoration-color:initial;text-decoration-style:initial;text-decoration-thickness:initial;text-indent:0px;text-transform:none;white-space:normal;widows:2;word-spacing:0px;">♪ なので、音楽の授業は英語で行います。ちなみに音楽室はないので、自分のクラスの教室で受けます。日本の音楽では、1年生でまずピアニカ（鍵盤ハーモニカ）を練習しますが、中国では1年生からリコーダーをやります。その後は学年が上がるにつれ、ハーモニカ、ウクレレをやるそうです。オンラインのときの授業の締めはマリオのテーマソングでした♪ 先生がとてもノリノリで、日本のなんだか真面目で厳しい音楽とは違って、明るく楽しい授業という印象でした♪

美術の授業は週3回、こちらも専門の先生がいます。 オンラインのときはアリを描いていました。なかなか難しそう。。。！ 他には花瓶を描いたりしたそうです。 色鉛筆とカラーペンは48色が指定でした。画用紙も各自用意し持参します。娘の通っていた公立小にはアフタースクールプログラムはありませんでしたが、インターに通っていたマンションの友だちは、アフタースクールで毎日違うクラブを選ぶことができるそうで、サッカー、バスケ、水泳、囲碁に行っていました。<h2> 帰国して、日本の小学校の課外活動の充実さに感動！</h2> むしろ日本に帰国し、初めて日本の小学校に通って、その充実さに驚きました！ 息子は早速ミニバスに入り、週2回放課後と土曜日、小学校の体育館で練習しています。コーチは卒業生の大学生です。中国で習っていて続けたいと思っていたので放課後そのまま学校でできるなんてびっくり＆ラッキー！ 部費は半年で1万5千円という安さです。授業後も毎日17時半まで学校に残って図書館で勉強したり、指導員の先生方と校庭や体育館で遊ぶことができるのですが、その活動の一環で、隔週で行われる囲碁教室に長男長女とも入りました。日本棋院から講師の先生が来て教えてくれます。こちらはなんと無料。 我が家は入っていませんが太鼓教室もあります。 また娘は、小学校に併設された児童館で、週1回行われるダンスクラブにも入りました。 こちらも無料。 管轄の警察署内の道場で、警察官から柔道と剣道も習えます。それぞれ週2回のレッスンで年間費1万円のみ。日本ってすごいですね！！！我が家は3月に帰国しましたので、レポートは今回で最後になります。丸4年間の中国生活は、日本とは違いすぎて、今思い出すととても刺激的で楽しい経験でした。 これまでお読みくださりありがとうございました！

2023年6月のテーマ「副教科について」

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