<h4>あかね</h4>東京都出身。3児の母。 2017年、長女が小学校2年生の時に、 旦那の仕事の都合でハワイ・オアフ島に移住。 現在、7歳女子、9歳男子、13歳女子の子どもたちは現地公立校に在籍中。 常夏の南の島から、アメリカの教育、育児についてゆるっとレポートします。

4月のテーマは「約束・決まり・タブー」について「約束・決まり・タブー」って、個人や国の大切にしていることや価値観が反映されるなあと思います。ひと口に「約束」と言っても、親子や家族間のプライベートな約束ごとから、学校や国といったコミュニティのタブーやルールまで幅広いフィールドの中から自由に選んでもらいました。同じテーマなのにこんなに違うグローバルレポート！お楽しみください。

ALOHA！ アメリカ、ハワイオアフ島在住6年目、3人子育て中のあかねです。 今月のテーマは、約束事、ルール、タブーについて。まずは学校のルールについてお話ししようと思います。 アメリカの学校は自由、というイメージですよね。<h2> ハワイの公立小学校は髪型も髪の色も自由。ピアスだってOK！</h2>

その通り、基本的には、自由だな～と思うことが多いです。 自由、というか、個性を尊重する、という感じでしょうか。 例えば、服装。 子どもたちが通う公立小学校にはスクールTシャツがあり、月曜日から木曜日はそのTシャツを着ていきます。金曜日はフリードレスデーです。 でも、Tシャツもスクールカラーをイメージした3色あるので、みんなバラバラ。好きな色を着ています。 ボトムは自由なので、短パン、スパッツ、スカート、などなど。 ただ、短すぎるショートパンツはNG。フリードレスデーでも、キャミソールのような肩紐の細いものや暴力的なプリントのあるものはNGなどの、社会的なルールはあります。 足元はつま先のある靴。ほとんどの子がスニーカーを履いていますが、クロックスもありです。

でも実は、7年ほど前まではビーチサンダルでもよかったんだよ、と先輩ママから聞いたことがあります。さすがハワイ。 自由の中にもルールがあり、その中でみんな好きな服装をする、という感じです。 たとえ靴下を左右違うものを履いていても、Tシャツを前後ろ逆に着ても、問題なしです。 髪型も、髪の色も自由ですし、ピアスもOK。 &nbsp;<h2>絶対にひとりでトイレには行かないこと。家庭のルールは身を守るため</h2>そして、家庭でのルール、について。 ルール、ということではないですが、海外で暮らす、という意味で気をつけないといけないことは口を酸っぱくして言っています。 まず、一番は安全面のこと。安全な日本とは違う、ということ。 外出時、絶対に一人でトイレに行かない、一人にならないようにすること。 比較的安全と言われているハワイでも、やはり犯罪はたくさんあるし、銃社会であることは否めません。 少し大袈裟くらいに話をして、気をつけるようにしています。<h2>多様な人種や文化を尊重することも大切なルール</h2>そして、次に、ここには、いろんな人がいるということ。2020年の国勢調査によると、アメリカ州全土の「多様性」を図る指標でハワイ州が第1位。 アメリカ本土では平均して白人が全人口の70%を占めるのに対して、アジア系はわずか5％で、マイノリティ。 でも、ハワイ州では、白人22.9％、アジア系37.2％とアジア系の方が多いんです。さらに、混血（2種以上の人種/ミックス）の人口は25.3％、ハワイアン、その他のパシフィック系が10.8％。それだけさまざまな人種・民族が生活しています。なので、みんなが違うのは当たり前。 多様な人種、言語、文化を受け入れ、尊敬、尊重する。<h2>ハワイに来たらコレに気をつけてね、のルール</h2>それから、これはハワイ旅行でも役に立つかもしれないルール。まずは交通ルール。 ハワイ州では、横断歩道がないところや交差点以外の場所で道路を横切ることは法律違反。 横断歩道で信号機が点滅し秒数表示（カウントダウンタイマー）開始後に渡りはじめることも禁止です。 スマホを操作しながら、あるいは電話をかけながら横断するのも条例違反。 たとえ観光客でも罰金が課せられますので、要注意です。&nbsp;

そして、自然保護のルール。 ハワイのアオウミガメやハワイアンモンクアザラシは絶滅の危機に瀕しており、ハワイ州法と米国連邦法によって保護されています。 浜辺で休んでいるウミガメに出会っても、決して触ってはいけません。 水の中でも外でも動物からは最低3m以上離れましょう。

イルカも同様に保護されていて、接近禁止令が施行されています。 また、シュノーケリングや泳いでいる時に、サンゴに触ったり、サンゴの上に立ったりしないように気をつけましょう。 そして、サンゴに有害な化学物質とされている「オキシベンゾン（oxybenzone ）」と 「オクチノキサート（octinoxate）」を含む日焼け止めの商品は、ハワイでは販売や配布が禁止されています。日本から持ち込む時は注意してください。

そうやって、ここハワイでは、みんなOHANA（ファミリー）というアロハスピリットでルールを守り、自然と人が共存しているように思います。MAHALO!

2023年4月のテーマ「約束・決まり・タブー」

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