<h4>あかね</h4>東京都出身。3児の母。 2017年、長女が小学校2年生のときに、 旦那の仕事の都合でハワイ・オアフ島に移住。 現在、7歳女子、9歳男子、13歳女子の子どもたちは現地公立校に在籍中。 常夏の南の島から、アメリカの教育、育児についてゆるっとレポートします。

「世界のお小遣い事情を比べてみた！」 お子さんのお小遣い、どうされていますか？ 海外在住ファミリーレポーターのみなさんに「お小遣いってどうしてる？」と聞いたところ「そもそも小学生だけで買い物に行くことができないから、お金を持たせない」との声が。 なるほど～国によって違うのね。ということで、それぞれのご家庭ではお小遣いをあげているか、各国の子どものお小遣い事情や、お金の教育はどうしているかなど、世界のお小遣い事情を比べてみました。

ALOHA! アメリカ、ハワイオアフ島在住6年目、3人子育て中のあかねです。ハワイでは夏休みも終わり、8月から新年度が始まりました。 日本からの観光客の姿をあちこちで見て、嬉しくなりましたよ。さて、今月のテーマは「お小遣い」です。我が家では「月いくら」というお小遣いは設けていません。 何かお手伝いしてくれたり、何か頑張ったときに、 じゃ、シェイブアイス（かき氷）でも食べに行く？みたいな感じになることが多いです。

周りでもあまり「月いくらのお小遣い」の設定は聞いたことがないです。 何かしたときにご褒美でもらうお金を貯めておくことが多いのだと思います。日本のお年玉のようなものはありませんが、子どもがお金、ご褒美をもらうチャンスは色々あるな、と思いました。 なので、ちょっとお金にまつわる話を書いてみようと思います。<h2> お友だちの誕生日プレゼントに現金やギフトカード？！</h2> まずは誕生日。誕生日プレゼントとして「これが欲しい」とリクエストすることもありますが、玩具屋さんや、アマゾンのギフトカードをくれる子もいます。そして、現金をくれる子も。。。 誕生日カードの入っている封筒に一緒に現金が入っているのを初めて見たときは、びっくりしました。ちなみに、プレゼントの相場は子どもの年齢によりますが、20ドルから30ドル（約3,000～4,000円程度※）くらいでしょうか。 ※2023年9月18日時点 ドル／円相場

そして学校行事でも、賞品としてギフトカードを贈ることもよくあります。 それから、いろんなイベントでドネーション（寄付）を募るので、お金を集める、ということも身近な気がします。 &nbsp;<h2>子どもでも自分たちで活動費を集めることで「稼ぐ」ことを学ぶ&nbsp;</h2>

長女もガールスカウト活動の一貫で、ガールスカウトクッキーを売って活動費を集める、というミッションがあり、仕入れ、販売、利益などをそこから学んでいました。 そして、クッキーを買ってくれた人の中には、「はい、ドネーション（寄付）」と追加で現金をくれる人もいて。。。友人の野球チームも、遠征費を稼ぐのに、こどもたちもみんなで販売スタンドをして、資金集め（Fund Rasing）をしたりします。 学校のプロジェクトでも、環境を守るために何ができるか、という課題で「環境保護団体に寄付をする」という目標を決めたら、そのための資金集めをします。 自分のお小遣いから出すのではなく、資金集めをするんです。その方法も子どもたちが考えます。「レモネードスタンド※」も聞いたことがあるかもしれませんが、子どもがお金を必要としたときに、どうやって集めるか、稼ぐか、というマインドがあるんだな、と思います。 ※子どもがレモネードを売って、病気で闘う人などのために売上金を寄付する活動<h2> 「お小遣いをいくら持たせるの？」ってママ友に聞いて笑われちゃった話&nbsp;</h2>

それから、もう一つ、私がはっとしたお金にまつわるエピソードがあります。 中学生になった長女が「友だちとショッピングモールに遊びに行くので、お小遣いが欲しい」と言いました。 そこで私は一緒に行く友だち（アメリカ人）のママたちに、「いくらくらい持たせますか？」と聞いたんです。 すると、全く返事が来ない。。。 どうやら、なんでそんなことを聞くの？と思ったようで、後から日本人だねー、と笑って言われました。 日本的には、みんな大体同じくらいを持たせた方がいい、そういうものでしょ、と思ったんです。 ほら、遠足でもお菓子は〇〇円までとか、修学旅行でもお小遣いは〇〇円までって決まっていますよね？みんなが同じであるべき、、、ところが、アメリカは違うんです。 だれがいくら持っていってもいい。みんな自分の持っている中でやりくりするし、持っている子が足りない子におごってあげるとかもありなんです。 みんな同じじゃなくていい。それはお金も同じなんですね。

<h2>マウイ島の山火事で改めて実感したアメリカの寄付文化のすごさ</h2>そして、アメリカのドネーション（寄付）文化はすごいです。（だから資金集めも成り立ちます。） 今年8月、マウイ島でおきた山火事ではたくさんの被害がありました。 私が住むオアフ島には直接の被害はありませんでしたが、ハワイではみんながオハナ（家族）という意識も強いので、すぐに支援の輪が広がりました。

我が家も消耗品などの寄付をしましたが、お金を寄付するところはいくらでもあり、家族でどこに、いくらくらい寄付をするかを話して決めました。 個人的にお金を簡単に送金できるシステムを使って、自分が選んだ家族にドネーション（寄付）を直接送る、というものもありました。アメリカでは普段から、寄付をする機会がたくさんあります。 お金のこんな使い方も根付いているんだな、と感じます。 MAHALO!

2023年9月のテーマ「世界のお小遣い事情を比べてみた」

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