<h4>あかね</h4>東京都出身。3児の母。 2017年、長女が小学校2年生のときに、 旦那の仕事の都合でハワイ・オアフ島に移住。 現在、7歳女子、9歳男子、13歳女子の子どもたちは現地公立校に在籍中。 常夏の南の島から、アメリカの教育、育児についてゆるっとレポートします。

グローバル化が進むなか、企業内の公用語を英語にする会社が増えたり、小学校で英語の授業が始まったり、英語教育のニーズと関心は年々高まっています。とはいえ、日本の英語教育はまだまだ「主要科目のひとつ」として、成績重視です。でも、語学はコミュニケーションのツール。 さて、海外在住ファミリーレポーターの皆さんは、お子さんにどんな語学教育をされているのでしょうか。海外各国で生活するご家庭で、バイリンガル教育をどのようにされているか聞いてみました。

ALOHA！ アメリカ、ハワイオアフ島在住7年目、3人子育て中のあかねです。今月のテーマは「バイリンガル子育て、どうしてる？」 これは…難しいですね…ここ、ハワイの公用語は英語。 我が家は日本人ファミリーなので家庭内は日本語。 日本のテレビも見られるので、テレビもほぼ日本語。 &nbsp;<h2>我が家の課題は母国語の日本語をどう定着させるか</h2>小学校2年生でハワイに来た長女が転入した現地校は、もちろん英語。 翌年からは、毎週土曜日の日本語補習校にも通い、日本語で日本の学校に準じた授業を受けています。日本人の友だちも多く、日本語を使う機会も多いので、中3になったいまは、日本語も英語も読み書きを含めしっかりできています。長男は4歳でハワイへ。現地のプリスクールに入りました。 長女と同じく、日本語補習校の幼稚部に入りましたが、小学部に上がるタイミングでコロナになり、オンライン授業となったために、辞めました。 その後は家庭で漢字のドリルをやってみたり、日本の通信教育のタブレットで勉強をしてきましたが、日本語の読み書きは現学年よりちょっと下くらいのレベル。

次女は2歳でハワイへ。 それなら完全に英語？？と思いきや、家庭での会話やテレビが日本語なので、日本語ペラペラです。笑 が、日本語補習校にも通っていないので、やはり読み書きはついていけません。 話す、聞く、はできても、日頃から読み書きをしないと難しいのだと実感しています。 もっと本を読ませたらいいのでしょうが…こんな我が家ですので、英語はさておき、いまは日本語をどう定着させるかがバイリンガル子育ての悩みとなっています。ハワイには日本語補習校（現地校に通学している子どもに対し、土曜日を利用して国語、算数など一部の教科について授業を行う）はありますが、日本人学校（日本国内の学校と同等の教育課程を有する旨の認定を受けた全日制の学校）はありません。 日本語を教える塾はあります。 そして、さまざまな機関が行っている、海外子女向けの通信・オンライン講座もあるので、どのような方法で日本語力を養っていくかは、ハワイ在住の日系の家庭では大きな関心事です。いまの世の中、翻訳ソフトもあるし、Aiもあるし、勉強する必要はないのかもしれませんが、やはり日本生まれの日本人として、日本語は読み書き含めできて欲しいな、と思います。 なので、家庭内での会話は日本語、LINEやメッセージのやりとりも日本語で、と決めています。 &nbsp;<h2>移民が多いハワイでは英語は大切なコミュニケーション手段</h2>

実は、私は長女が生まれたときから英語教育に興味があったので、日常会話程度レベルの私で英語絵本の読み聞かせをしたり、英語でアニメをみたり、外国人の友だちと遊んだり、英会話教室に通わせていました。 目的は、英語がペラペラになるようにというよりは英語、そして外国人慣れをしてほしいという思いでした。 そのときはハワイに引っ越すなんてことは全く考えていませんでしたが、世の中にはいろんな言葉や文化があっていろんな見た目の人がいるということを知ってほしかったんです。なので、ハワイに引っ越した時、長女は少しは英語はわかる…という感じだったようで、比較的すんなり入っていきましたが、読み書きはやっていなかったので、そこは少し苦労していました。 長男も、先生が何を言っているか全然わからない！！！ということはなかったようです。余談ですが、いろんな国からの移民がたくさんいるハワイなので、母国語が違う人と話す機会もたくさんあります。当然ながらそんな時はみんな英語で話します。携帯で単語を調べながら話すこともよくありますが、そんなやりとりが楽しいんです。 コミュニケーションの手段として、英語はやはり必要だと思います。日本でも、いまは公立小学校でもネイティブの先生による英語の授業がありますね。 ほかにも英語を学ぶ方法はたくさんあります。バイリンガル！とまでいかなくても、日本語以外の言語に触れる、慣れる、だけでもいいかもしれません。 また、外国語を知ってみると、日本語の良さもわかったりします。ハワイの学校では第二外国語で日本語を選べるので、日本が好きで学んでいる人も多いですが、日本語は難しいと言っています。なので、やはり、我が家の子供達には英語だけでなく、母国語としての日本語も誇りを持ってしっかり身につけて欲しいと思っています。MAHALO!

2024年8月のテーマ「子どもへの語学教育」

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