<h4>みゆっち</h4>香港駐在2年目、2児の母。東京生まれ富山育ち。山と海と新鮮なお寿司が大好き。早稲田大学第一文学部卒業後、経済産業省に入省。夫の転勤のために退職し、2007年～2010年にロンドン、2021年～香港在住。現在はオンラインにて方眼ノート1Dayベーシック講座と10min FOCUS Mapping®初級・中級オンライン講座を開講しながら、オンラインツアーガイドと東京のFMラジオ局J-WAVEの特派員としても活動中。

皆さま、こんにちは。香港在住のみゆっちです。&nbsp; 今回のテーマは「新学期」ですが、我が家の子どもたちは日本人学校に通っているので、学年が変わる新学期は、日本と同じく4月です。季節は違いますが、新学期を迎える前に子どもたちの学用品が必要になることは、香港も同じです。&nbsp; 今回は、香港で学用品を揃えるための知恵と工夫について、お話させていただけたらと思います。我が家が香港に来てから、揃えるのに苦労した学用品を3つあげるとすると、&nbsp; 「ノート」、「書道セット」、「靴」が思い浮かびます。 &nbsp;<h2>本屋さんなのに、ノートが買えない。。。</h2>まず、「ノート」のお話から。「ノート」って、小学生が必ず使うものですよね？ しかも、小学校の低学年だと、マスの大きさの指定も、ありますよね？日本にいた頃は、小学校の近くに小さな文房具屋さんがありましたし、近所の食料品スーパーのレジの近くにもノートが置いてありましたので、夜遅めの時間に、いきなり「今日の授業でノートが無くなった」と言われても、なんとか用意することができました。（子どもにぶつぶつと文句は言っていたと思いますが。）さすがにそこまで整った状態ではなくても、香港にはイオンや日本系のデパート、日本語を扱う書店もあるので、香港に来るまで、「ノート」を買うのに苦労するとは想像していませんでした。なのですが、ちょうど1年ほど前の秋ごろ、「さんすう17マス」や、「れんらくちょう」のノートが必要になったことがありました。その際、すぐに見つかるだろうと軽い気持ちでお店をまわりましたが、新学期ではない時期だったこともあり、どこも売り切れていて、結局、Amazonで注文して、1週間ほど待つ。という経験がありました。Amazon注文となると、届くまでに時間もかかるし、送料もかかるので、少し多めに注文しておく方がいいのかな。でも、「さんすう17マス」は、2年生でしか使わないから、1冊の注文にしておく方がいいのかな。そんな小さなことを、ぐるぐる悩んでいたことを思い出します。（※我が家のようなノート難民が多かったのか、2022年10月から、香港の日本語書店にて、ノートの取り扱いが大幅に増えました。しかも、ジャポニカ1種類だけでなく、ドラえもんやその他の絵柄を含め、2～3種類から選べる状態であることも、とてもありがたいです。）

<h2>書道の国に住んでいても、書道セットはAmazonで日本から</h2>日本の公立小学校と同じく、香港の日本人学校も、小学校3年生から書道の授業が始まります。 日本の学校に通っている場合は、学校経由で「書道セット」の申込を受付されることが多いかもしれませんが、こちらの場合は、2年生最後の保護者会にて、「春休み中に書道セットのご用意をお願いします。」と言われて、あとは各家庭で準備。という状況でした。香港に住んでいると、ところどころに書道作品が置いてあることもありますので、イメージ的には、「香港だったら地元の文房具屋さんにも書道用品が置いてありそう！」な気がしました。 ですが、そこに置いてあったのは、半紙と筆と文鎮のみ。書道の下敷きや墨汁は見当たりませんでした。別の日に、香港にあるダイソーに行ってみたところ、墨汁が置いてありました。このように、ところどころに書道用品はあるものの、一か所で全ての道具が揃う状況ではなかったので、最初に「書道セット」として揃えるのは、ほとんどのご家庭がAmazonだったのではないかと思います。ちなみに余談ですが、小学校で書道の授業がある場合、書道セットに加えて、墨がついた筆や半紙を持ち帰るために「新聞」も持参する必要がありますよね？ 香港では、毎朝の新聞配達の仕組みが無いため、「新聞」の用意が簡単ではない家庭もあるようです。 我が家の場合は、夫が紙で読むことが好きなので、毎朝、出勤途中のコンビニで新聞を買っていますが、新聞をスマホで読んでいるご家庭では、書道の準備のために、わざわざコンビニに新聞を買いに行ったという話も聞いたことがあります。

<h2>香港に来て、子どもたちのAmazon検索スキルがアップ！</h2>新学期の買い物と言えば、子どもの靴を新調されるご家庭も多いのではないのでしょうか？ 香港の新学期準備の最後にご紹介させていただきたいのは、子どもの靴についてです。前述したように、香港にはイオンがありますので、引っ越し当初、イオンに行けば、なんでも揃うものだと思っていました。しかし、実際に買い物に行ってみると、ある程度の商品はあるものの、気に入った色の靴のサイズが無かったり、逆に、サイズが合う靴はあるけれどデザインが気に入らなかったり・・・という状態でした。靴は毎日履くものだし、学校で使うノートと違って、入手までに1週間くらいかかっても気にならない商品なので、本当は、子どもの靴は試着してから買いたいところですが、店頭で欲しい商品が無い場合、我が家は迷わずAmazonを検索しています。 子どもたちも手慣れたもので、日本にいた頃よりも、Amazon検索スキルが、各段に伸びました。

<h2>香港の日本人学校ではランドセルは指定ではありません。</h2>日本の小学生といえば、ランドセルで登校しているお子さんが多いと思いますが、香港の日本人学校はランドセルが指定にはなっていません。我が家も、転校当初はランドセルを使っていましたが、給食が無く毎日お弁当を持ち歩くので、転校早々に、リュック通学となりました。現地校の子どもたちを見ていても、リュック通学の子どもが多いなぁという印象を持ってはいますが、先日、香港にもランドセルを買えるお店を発見して、驚いたことがありました。 日本では、ランドセルは小学校の6年間だけのものという印象かもしれませんが、香港では、大人も使う鞄のラインアップの一部という感じで展示されていたのが印象的でした。最後に英国のエリザベス女王が亡くなられた直後の在香港英国総領事館の様子をご紹介します。 香港市民から、通路を埋め尽くすほどの花束と、女王陛下を悼むメッセージカードやイラスト、写真が供えられていました。

2022年10月のテーマ「新学期」の準備

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