<h4>石踊 千夏</h4>大阪市出身。22歳で熱帯雨林の保護活動を夢にインドネシアに渡るが、ジャングルに出会えず数年間意味もなく放浪。2000年にバリ島で日本語学校を設立する機会を得る。長男出産を機に息子のためにと託児所を建て、やがてそれが保育園、2020年には小学校をオープンすることに。現在、9歳と6歳の双子の母親兼、校長として理想の小学校づくりに奮闘中。

コロナ禍に続いてウクライナ侵攻などいろいろなことが起こった2022年。 グローバルレポートでも、北京のゼロコロナ政策や、各国でのマスク事情など世界の子育ての「今」をお伝えしてきました。2023年のグローバルレポートは楽しくワクワクしていただけるレポートをお届けしていきます。今年もよろしくお願いします。さて、2023年第1回目は「海外在住Soda!ファミリーレポーターの冬休み」と題して みなさんの冬休みの様子をレポート。 &nbsp;

<h2>十数年ぶりにバリ島生まれの子どもたちと念願の日本のお正月を満喫しました</h2> 今年はコロナが始まって（まだ明けてはいないようですが）3年ぶりにやっと日本に帰れることになりました！！&nbsp; 今年のお正月はバリ島の味気のない新年ではなく、懐かしの日本のお正月を過ごせます！！なんと10年以上ぶりです！年末のせいもあり、 航空券代もみるみるうちに値上がりしていく中、大慌てでチケットを購入。 バリ島出発前日までみっちり仕事をしていたので、落ち着いて出発準備もできず、不安感満載でどたばたと出発。&nbsp; ドキドキの出国手続きもなんとか無事に終え、久々の飛行機はシンガポール航空 。 昼のフライトだったので子どもたちはおとなしくしていてくれるかと心配でしたが、シートについているテレビのお陰で静かに過ごしてくれました。&nbsp; そして機内食もおいしくてびっくり！！ 日本でこれからいっぱい食べて太ってしまうから、こんなところでカロリーを摂取するわけにはいかないと思いつつ、 まさかのデザートのケーキまで堪能。事前に関税、入国手続きも visit-japanで登録しているので、スムーズスムーズ！！ 私たちの到着は12月22日だったのですが、 それと共に大寒波が日本に上陸したらしく大阪にも関わらず雪が積もるほど。でも子どもたちは雪を楽しみにしていたので大喜びでした。 さすがに夜は寒さに震えて半泣きで起きてきました・・・。&nbsp;

<h2>バリ島育ちの3人の子どもたちを連れての日本は少し不安・・・</h2>今回の日本帰国で一番心配していたのは 子どもの日本でのマナー。&nbsp; バリ島という、何も制限もない自由過ぎる環境で生まれ育った3人の野生児がどうなるのか・・・ということでした。&nbsp; しかし意外にも、下の双子も6歳になり、さすがに言い聞かせればある程度自分をコントロールできるものだなと。&nbsp; ただ、都会の人の多さと、日本の駅から駅への移動のややこしさには振り回されました。 &nbsp;何度もホームを間違え、あっちに行ったりこっちに 行ったり、ドタバタと走り回り、歩き回り、ひとつの場所に行くだけでも時間と体力を使いへとへと。&nbsp;

<h2>長年忘れていた、時間に追われる感覚を思い出しました</h2>あと、 日本社会。特に都会では本当に時間に追われる毎日なんだなとあらためて気づかされたました。 &nbsp; バスも電車も時間通りに動き、人も時間通りに動く。 分単位の感覚を意識しながら行動することを長年忘れていたのですが、常に何かにせっつかれているこの感じ。 そう言えば、昔は秒針をも意識していて生活していたなと。 それが嫌でインドネシアに行ったときに、今後、一切腕時計はしないと決めたのを思い出しました。<h2> おばあちゃんから日本の子どもとしての特訓</h2>

今回の帰国は実家で過ごすのがメインだったので、都会には数日間の滞在で3日前から両親の住む田舎で過ごしています。そして子どもはおばあちゃん（私の母）から日本の子どもとしての特訓。&nbsp; 「バタバタしない」&nbsp; 「ご飯食べているときはおしゃべりしない」 「靴は揃えて脱ぐ」 などなどなど・・・。さて、うちの野生児たちもバリに戻る頃には随分お行儀よい子になっているかな・・・？ 恋焦がれていていた日本の年末年始。 何もやる気にならず。だらだらっとした気持ちが止まらないのは、やはりお正月モードにマインドが入ってしまっているのでしょうか。大晦日、そして元旦。きゃ～！！っと興奮してしまいそうですが、2日はバリ島の会社の給料日。 通常業務も2日から行われているので、全くどっぷりお正月を満喫もできないんだよなぁ・・・ 大丈夫 かな、わたし・・・&nbsp;

2023年1月のテーマ「冬休みどう過ごした？」

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