<h2>みっちー</h2>イギリス北部スコットランドの小さな町で、スコットランド人の主人と長 女（8歳）と長男（4歳）の4人で暮らしています。海と山に囲まれた自然いっ ぱいの片田舎から、現地のリアルな教育・子育て事情をお届けします!

早いもので2022年もあとわずか。 日本では12月の声を聞くと年末年始の準備が気になり始めるので なんとなく気忙しくなりますね。 一説によると日本のお正月は歳神さまを迎えるために 年末に大掃除をしてお正月飾りやおせち料理などでお迎えするという意味があるそうです。 さて、世界の国々ではどうでしょうか。 今月のテーマは「年末年始の過ごし方いろいろ」をレポートしてもらいます。

他のヨーロッパ諸国同様、スコットランドの年末年始を語るにあたって、クリスマスを避けることはできません。スコットランドでクリスマスと言えば一大イベント！町も小学校もどの家庭も12月に入るとクリスマスへのカウントダウンがスタートするのです。ウチの子どもたちが通う小学校では、12月の最初の週に「Sparkle Day」という日が設けられます。その日は、スコットランドを含むイギリスで近年クリスマスの風物詩となってきた「クリスマスジャンパー（セーター）」を学校に着て行く日。この「Sparkle Day」を皮切りに、クリスマスへのカウントダウンがスタートします！

その後は各学年でクリスマスパーティーがあったり、クリスマスにちなんだアクティビティが盛りだくさん。もちろん普段通りの授業もしますが、随所にクリスマステイストが加わるのです。 長女は去年の12月に「ヨーロッパ諸国のクリスマス」というテーマで、各国がどのようにクリスマスを祝うのかを勉強していました！

またクリスマス直前の給食は、いわずもがな「クリスマスディナー」です。 ターキーにソーセージ、ロースト野菜といった伝統的なクリスマスディナーのメニューに、いつもより豪華なデザートが出てきます。

<h2>小学校1年生のお楽しみ行事「Nativity」は「クリスマスのはじまり」の発表会</h2>スコットランドの小学校にはクリスマスならではの伝統があります。それは1年生の 「Nativity」発表会！「Nativity」とはイエス・キリストの降誕のことで、1年生はクリスマス・キャロルやおゆうぎ、朗読を交えながら「クリスマスのはじまり」を保護者と全校生徒の前で発表するのです。

「宗教の系統じゃない普通の公立小学校の1年生が、そんな宗教的なことをするの？！」と最初は驚きましたが、最近の Nativity は宗教的な色よりは、文化的な色の方が強いような印象を受けました。私たちが子どもの頃でいう「小学校６年生は運動会で組体操をする」みたいな感覚です（笑）知り合いや親戚にも下の子が1年生だと言うと「1年生か！じゃあ今年は Nativity だね！」とよく言われるので「スコットランドの小学1年生ならではの伝統として定着してるんだなあ」と痛感します。長男の Nativity 楽しみです♪<h2> 大好きな Mulled Wine でほっこり♪</h2>日本と比べて食べ物で季節を感じることの少ないスコットランドですが、クリスマスだけは例外。私が特にクリスマスを感じるものの1つに「Mulled Wine」があります。 これは温かい赤ワインに砂糖、オレンジ、シナモン、クローブ、ナツメグなどのスパイスを入れたもの。

すでにスパイスで風味付けされたものも売っていますが、赤ワインにスパイスを入れて自分でつくる人もいます。私も11年前スコットランドにやってきた時は、義理の母からのレシピを教わりました。クリスマスツリーがきらめく寒い12月に飲む大好きなクリスマスドリンクです。 &nbsp;<h2>New Year's Eveではない？！スコットランドでは大晦日のことを Hogmanay と呼ぶ！</h2>

1年の一大イベント、クリスマスが過ぎると次は大晦日。英語では大晦日のことを「New Year's Eve」と呼びますが、スコットランドでは大晦日のことを「Hogmanay（ホグマニー）」と呼びます。大晦日の夜、新年を迎える時に「Auld Lang Syne（蛍の光）」を歌ってお祝いするのがスコットランド流です。 &nbsp;<h2>我が家の恒例は「元旦ウォーク」</h2>

元旦はあまり盛大にお祝いをしないスコットランド。我が家では新年が明けると「元旦ウォーク」をするのが恒例です。「や、やばい・・・ズボンのウエストが・・・（汗）12月食べすぎた？！」と危機感を覚え始めた私が、半ば強引に家族を引き連れて歩きに行く・・・というのは家族には内緒デス（笑）

2022年12月のテーマ「年末年始の過ごし方」

‌