<h2>みっちー</h2>イギリス北部スコットランド在住。大阪生まれ、神戸育ち。 大学在学中に北米へ留学し英語と仏語を学ぶ。 大学卒業後、日系商社に勤務。 2011年結婚を機にスコットランドに移住。 2013年に長女、2017年に長男を出産。 現在は子育てをしながら日本語教師として働く一方、 フリーランスライターとして企業様のHP、コンテンツ、ブログ、メルマガなど幅広く執筆中。 趣味は読書、エクササイズ、家庭菜園。

みなさんお子さんのランチ、どうしていますか？ 公立小学校は給食がありますが、保育園、幼稚園はお弁当の場合もありますよね。 日本のお弁当というとお弁当箱におにぎり、卵焼きが浮かびますが、海外のランチはどうなんでしょうか。 そこで、2024年7月は、海外在住Sodaファミリーレポーターのみなさんにお子さんのランチについて聞いてみました。

現在、スコットランドの小学校の給食は1～5年生までが無料です（2024年7月時点）。 政府は2022年夏までに小学生全学年の給食を無料にするという目標を掲げていましたが、新型コロナパンデミックやウクライナ戦争、インフレにエネルギー危機などなどの事情で、当初の計画よりも遅れている状況。しかし、ゆくゆくは小学7年生までの全学年が無料になる予定です。我が家の子どもたちは6年生の長女は毎日お弁当を持って行き、2年生の長男は給食を食べてもらっています。しかし長男はお姉ちゃんの真似をしてお弁当を持ちたがることも多く、2人分のお弁当を作ることもよくあります。この記事では、私が受けたスコットランドのお弁当に関するカルチャーショックと、我が家のお弁当事情をご紹介します。※スコットランド小学校の自由度の高いランチタイムについてはこちらの記事をチェック⇓⇓⇓ 　<a href="https://www.seiban-sodasoda.com/contents/global-report/detail/sco-mitchy-220816/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">食べるものも食べる場所も、自由に選べるスコットランドのランチタイム｜GLOBAL REPORT</a><h2> スコットランドの一般的なお弁当といえば</h2>

スコットランドでお弁当といえばサンドイッチ！ スーパーやコンビニに行くと「お昼ご飯オファー」と称して、サンドイッチとスナック（ポテトチップスやフルーツ、ベジタブルスティック、ヨーグルトなど）とドリンクをセット料金でお得に買うことができます。 現地の子どもたちが小学校に持ってくるお弁当も似たような感じで、サンドイッチをメインにポテトチップスやクラッカー、チーズ、果物とベジタブルスティック……といったメニューが一般的です。 &nbsp;<h2>サンドイッチでカルチャーショック?!?!</h2>

サンドイッチと聞くと、どんなサンドイッチが頭に浮かびますか？ ハムにレタス、きゅうり、トマトが入った色鮮やかなハムサンド？ それとも玉子たっぷりのたまごサンド？ あるいは具材がぎっしりつまった流行りのわんぱくサンド？私がスコットランドで生活を始めた当初は、こちらのサンドイッチに少なからず衝撃を受けました。こちらの普通の家庭で、子どものお弁当といえばサンドイッチが主流。 しかし、日本のようにいろんな具材が入っているわけではありません。 ハムサンドだったら、バターを塗ったパンにハムが1枚ぺろん、と挟まってるだけ。 「え！ハム1枚だけ？！？！」レタスもトマトもきゅうりもなく、本当にハムが1枚挟まっただけのハムサンドに衝撃を受けました。 日本人の私からするとハム1枚ぺろん、だと寂しい感じがするので、ハム数枚とレタス、きゅうり、トマトなんかも挟んだサンドイッチをつくります。 このようなサンドイッチに対する感覚の違いがあるせいか、我が家の子どもたちのサンドイッチはお友達の間で「ジャパニーズスタイルサンドイッチ」とか「爆弾サンドイッチ（具材がたくさんで爆発しそう、という意）」と呼ばれているそうです。私は昔ながらのごくごく普通なサンドイッチを作っているだけなのですが、子どもたちは特別感あるサンドイッチを喜んでくれています。スコットランドの人に日本の具材に富んだサンドイッチや話題のわんぱくサンドを見せてあげたいです……（笑）※お店で売られているようなサンドイッチはいろいろと具材が入っているものもあります！<h2> スコットランドではお弁当におにぎりはNG？</h2>

我が家の子どもたちは日本食も大好きなので「お弁当におにぎり持って行きたい！」とせがまれることもあります。そしておにぎりを持って行くと必ず先生やお友達から「わ～、お寿司だ～！」と言われます。スコットランド人にとって、ご飯の塊＝お寿司なんですよね（笑）日本で生まれ育った私にとってお弁当にはご飯が定番なので、子どもからリクエストがあるとおにぎりを持たせることも多々あります。しかしスコットランドでお米は細菌（セレウス菌）が繁殖しやすいという衛生面の理由で、調理したらすぐに食べるもの、というのが一般的な考え方。余ったご飯を冷凍したり、冷めたご飯を電子レンジなどで再加熱することも避ける人が多いです。そのため子どもがおにぎりを持って行くと「え、そんな時間の経ったご飯なんて食べて大丈夫なの？」と思う人も、中にはいます。 私はずっとお米の入ったお弁当で育ってきましたし、スコットランドは夏でも日本のように高温多湿にならないので、衛生面に関してもあまり気にせず持たせていますが、周りの大人の目が気にならないと言ったらチョット嘘になるかもしれません。（けど、気にしない！……ようにしてます。） &nbsp;<h2>我が家のお弁当はスープジャーが大活躍</h2>

サンドイッチやおにぎりを持たせることが多い我が家のお弁当ですが、スープジャーが大活躍しています。特に温かいスープが大好きな長女は「スープ欲しい」ということが多いので、サンドイッチやおにぎりと一緒にスープを持たせるのが定番です。スープは野菜もいっぱい入れられるし、和風・洋風・中華風といろんな味が楽しめるので◎！いつもお世話になっているのが奥薗壽子さん著「<a href="https://www.amazon.co.jp/%E5%A5%A5%E8%96%97%E5%A3%BD%E5%AD%90%E3%81%AE%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%97%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%81%AE%E3%81%8A%E5%BC%81%E5%BD%93-%E6%89%8B%E3%81%A5%E3%81%8F%E3%82%8A%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%97%E3%81%AF%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%80%E3%81%AB%E3%82%84%E3%81%95%E3%81%97%E3%81%84-%E5%A5%A5%E8%96%97-%E5%A3%BD%E5%AD%90/dp/4418133445/ref=pd_lpo_sccl_1/357-3062612-0383668?pd_rd_w=sSc9I&amp;content-id=amzn1.sym.855d8f70-df76-4181-80b0-56e48ae3bb9b&amp;pf_rd_p=855d8f70-df76-4181-80b0-56e48ae3bb9b&amp;pf_rd_r=SNC9AYWBZC0ESNW52EAR&amp;pd_rd_wg=T3Jjm&amp;pd_rd_r=50d7887c-65d0-436c-836f-9afa855e64aa&amp;pd_rd_i=4418133445&amp;psc=1" target="_blank" rel="noopener noreferrer">スープジャーのお弁当</a>」（世界文化社）。スープジャーの保温機能を使って、加熱時間2～3分、トータルの調理時間も5分程度で、ランチタイムには温かいスープが出来上がっています。調理時間が短いので忙しい朝でもパパッと作れます。また夏には、サラダヌードル（冷麺）を持たせることも。 温かいものも冷たいものも、スープジャーは大活躍です。ちなみに周りを見回してもスープジャーをお弁当に持って来ているのは、我が家の子どもたちだけ。 スコットランドでスープジャーはあまりメジャーではないようです。<h2> 恥を忍んで大公開します！お弁当をつくりたくない日の私の必殺技！</h2>

ママにとって毎日のお弁当づくりって正直大変じゃないですか？ 私は、お弁当づくりを面倒臭く感じるときに、ときどき手抜きデーを作っています。そんな手抜きデーは市販のパンケーキ（日本で言うホットケーキ）と果物を弁当箱に詰めるだけ、という必殺技を使います（笑） 子どもたちにとっては大好きなパンケーキをお弁当に食べれて大喜びしてもらえますし、私も朝弁当箱に詰めるだけで楽チンなので、まさにウィンウィン弁当！この話をママ友にしたら「その必殺技いただき！」となり、いまやクラスメイト数名が定期的にパンケーキ弁当を持ってきているよう（笑）こういう「手抜き」を少し恥ずかしいと思っていた私でしたが、周りのママ友たちが「ナイスアイデア！もーらい♪」と追随してくれることで「ママたちみんな気持ちは同じなんだな♪」と親近感が芽生えることに繋がっています（笑）お弁当づくりにも、たまにはお休みって必要、必要♪<h2> お弁当を作る気力が必要ないゆる～い育児</h2>

スコットランドへ移住して、ハムが1枚だけぺろん、と挟まったサンドイッチを子育てのはじめの方に見れたことは、私にとって良かったのかもしれません。 「気合い入れてお弁当をつくらなくていいんだ！」とプレッシャーがなくなったと同時に「むしろ気合い入れてつくる方が周りからは引かれてしまいそう……」と思うほどゆる～いお弁当文化もしっかりと学びました。 そんなスコットランドに身を置いていると、私が子どもの時分、母は本当にいろんな種類のおかずを入れたお弁当を毎日欠かさず作ってくれていたなあ、と感謝せずにはいられないのデシタ。 &nbsp;

2024年7月のテーマ「子どものランチ事情」

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