<h2>みっちー</h2>イギリス北部スコットランド在住。大阪生まれ、神戸育ち。 大学在学中に北米へ留学し英語と仏語を学ぶ。 大学卒業後、日系商社に勤務。 2011年結婚を機にスコットランドに移住。 2013年に長女、2017年に長男を出産。 現在は子育てをしながら日本語教師として働く一方、 フリーランスライターとして企業様のHP、コンテンツ、ブログ、メルマガなど幅広く執筆中。 趣味は読書、エクササイズ、家庭菜園。

今年の日本の夏は暑かったですね。みなさんいかがお過ごしでしたか？さて、日本が真夏のとき、世界の気候は夏とは限りません。 アジア圏はぼ日本とほ同じ。アメリカは広いので、東と西、北と南でずいぶん違いますが、季節は夏。南半球のアルゼンチンは冬。スコットランドは日本ほど暑くはなさそう。大きく違うのは、日本以外の多くの外国では6月に学年が終了し、9月から新しい学年が始まること。宿題のない長～いお休み、どんなふうに過ごしたのか、今年もファミリーレポーターのみなさんに聞いてみました。

スコットランドの夏休みは6月29日からスタートしました。 今年のスコットランドは冷夏。例年だと25℃になるような日もあったり、雨が2週間ぐらい降らない時期があったりするのですが、この夏は20℃を超える日も数えるほど。夜はほぼ毎晩10度以下。半袖1枚で出歩くことなく、新学期が始まってしまった印象です……。そんな我が家の夏休み。今年の我が家は2～3泊の短め旅行を数週間ごとに行く、というスタイルにしました。その中でも、見どころたっぷりのスコットランド首都エディンバラ旅行をレポートします。<h2> 見どころいっぱいスコットランド首都エディンバラ</h2>

スコットランドの首都エディンバラは、歴史的な建造物が集まり中世の街並みを残す旧市街と、18世紀以降に都市計画に則って計画的につくられた新市街が見事な対比を見せる街です。 ユネスコ世界遺産にも登録されており、丘の上にそびえるエディンバラ城や歴史的建造物、モニュメントなどの美しさから「北のアテネ」とも呼ばれています。<h2> エディンバラ城は必見</h2>

エディンバラの中心街を見下ろすようにして建っているのがエディンバラ最大の見どころ、エディンバラ城。 チケットは大人 £19.50（約4,000円）、7～15歳 £11.40（約2,000円）、7歳以下の子どもは無料です。（※2024年7月時点）王宮内には三種の神器（王冠・御剣・王笏）などが保管されているほか、国立戦争博物館や礼拝堂、牢獄などもあり、全ての見どころを網羅するには丸1日かかると言っても過言ではありません。11歳の長女はそれなりに歴史的な展示物や建築物を楽しんでいましたが、6歳の長男にとって歴史なんてちんぷんかんぷん。数年後、また長男が歴史の面白さを理解しはじめたら連れてきたいなあ、なんて思いました。 &nbsp;<h2>故エリザベス2世の国葬でテレビにも映ったロイヤル・マイル</h2>

丘の上にそびえるエディンバラ城から、現在もイギリス王室の滞在先として利用されているホリルードハウス宮殿までの目抜き通りをロイヤル・マイルといいます。 いまは、飲食店やお土産屋が立ち並ぶ賑やかなストリートになっています。子どもたちにとっては「故エリザベス2世の国葬でテレビに映っていた道」という印象。 2022年スコットランドのバルモラル城で亡くなったエリザベス2世は、その後エディンバラのホリルードハウス宮殿へと移され、ロイヤル・マイルにあるセントジャイルズ大聖堂に1日安置されました。<h2> 子ども連れには欠かせないエディンバラ動物園</h2>

子ども連れの旅行と言えば、動物園！日本の動物園に比べると動物園はとても高額なスコットランド。 オンラインで事前にチケットを買った方が安いものの、それでも大人£24（約5,000円）、子ども£15.45（約3,000円）！ スコットランド人の夫が日本に行く度に「日本の動物園ってなんでこんなに安いんや？！」と驚いていたのも納得。そしてエディンバラ動物園はなんといっても広い。 33ヘクタール（東京ドーム約7個分！）の広大な敷地には171種類3200匹以上の動物たちが飼育されています。エディンバラ動物園は世界で初めてペンギンを飼育・繁殖させた動物園として有名で、絶滅危惧種の飼育・繁殖や研究、動物保護プログラムにも力を入れています。動物園をしっかり楽しんだ子どもたちですが「なんだか仲間もいない狭い場所に入れられてる動物たちがチョットかわいそう」と。 BBCのネイチャードキュメンタリーをよく見たり、学校で動物保護や自然の学習をよくしている子どもたちは、人間の観光用に飼育される動物たちに違和感も感じたよう。そんな子どもたちを見て「その気持ちを大切にして欲しいね」なんて夫婦で話していたのでした。<h2> 目玉イベント：スコットランド国立博物館の特別展「GAME ON」</h2>

我が家にとってエディンバラ旅行の一番のお目当てはスコットランド国立博物館（National Museum of Scotland）の特別展「GAME ON」。昔のファミコン、たまごっち、ゲームセンターのゲームなど懐かしいゲームから最新のゲームまで実際に触って楽しめるビデオゲームの歴史と文化をテーマにした特別展です。 ソニック・ザ・ヘッジホッグからマリオまで、過去50年間に制作された数々のゲームを実際にプレイしながら、ゲームの歴史を体験することができました。

私も懐かしのスーパーファミコン版「マリオカート」を体験。 長女に勝った！やった！ プレイステーションやWiiでは勝てないけど、昔のマリオカートだったら勝てる！！ と、大人気なく子どもを打ち負かす母ここにアリ。

そして、私に子どもたちを任せて姿を消してしまったスコットランド人の夫……。 ほとんどのゲームを体験し尽くし、一人で大満足した様子。 もしかしたら、夫が一番楽しんでたのかも（笑）<h2> エディンバラの街並みを一望できるカールトン・ヒル</h2>

市街地に少し疲れたら、足を運びたいのが新市街の東にある小さなカールトン・ヒルという小さな丘。エディンバラ市街地の全景を眼下に収めるのにうってつけの場所です。「北のアテネ」という呼称にふさわしく、ナポレオン戦争戦没者記念碑としてアテネのパルテノン神殿を模したモニュメントをつくろうとした場所でもあります。ところがモニュメントの建築は予算が途中で尽きて中止。（そんなことある？笑） ものすごく残念な感じが漂う未完成のモニュメントが、いまもエディンバラの街を見下ろしております。こんな残念な背景があるモニュメントですが、写真映えスポットとしては◎！<h2> スコットランド全土にある便利なTop Up Tap</h2>

スコットランドで旅行するときに便利なのが、スコットランド全土にある「Top Up Tap」。近年、いろいろな場所で目にするようになってきました。このTop Up Tapは、簡単に言えば水筒に水を給水できるウォーターポイント。子どもがいてたくさん水を飲む時や暑い日の外出にとても便利です。料金はかかりません。 そのため、周りにお店がない時、水を全部飲んでしまったときなどは、サッと水筒に水を補充することができます。この給水ポイントは子どもとの外出時に本当に助かっています。 &nbsp;<h2>おまけ：日本領事館にも用事で立ち寄る</h2>

この夏エディンバラへ旅行に行ったのは、エディンバラにある日本国総領事館への用事があったからでもあります。領事館での用事もしっかり済ませ、エディンバラ旅行を終えたのデシタ。こんな短い旅行を楽しみながら我が家の夏休みは終わり、8月20日からは新学年がスタートしました。新しい学年も楽しい毎日が送れますように！

2024年9月のテーマ「世界の夏休み」

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