<h4>ポーン</h4>生まれも育ちも仙台。牛タン＆笹かま大好き。アメリカで大学生活を過ごし、通訳の仕事をしながら旦那と出会い、結婚。専業主婦歴20余年。下は5歳児から上は大学生まで、4児の母。スターバックス発祥の地シアトル在住子育て中。（おかげでコーヒー飲めるようになりました！）チェスは初心者。クイーンになりたいポーン、ただいま精進中。

11月のテーマは「お祭り」。一言でお祭りといってもいろいろありますが、国ごとの伝統行事的な祭事や行事を紹介していただきました。日本では夏の盆踊りや秋のお神輿など、神社仏閣を中心に各地で一年中お祭りが開かれていますよね。季節の祭事では3月の桃の節句、5月の子どもの節句、夏のお盆、秋の七五三など、いずれも疫病退散や、五穀豊穣、子どもの健康を願ったり、死者の霊を弔ったり、祈りと感謝をささげる意味があります。さて、海外ではどうでしょうか。レポートしてもらいました。

<h2>夏休みが明けると、アメリカではホリデーシーズンに向けた準備が始まります。</h2>

夏休みが明けて新学期が始まると、アメリカでは本格的にハロウィンやサンクスギビング、クリスマスといったホリデーシーズンに向けた準備が始まります。

まずは、10月のハロウィン。最近は日本でも仮装してお菓子をもらうイベントが少しずつ増えてきているようですが、アメリカではハロウィン当日にお菓子をもらうだけではなく、パンプキンパッチという『かぼちゃ畑』に行って、ジャックランタンづくり用のカボチャ選びをすることから始まります。 畑はカボチャ選びだけでなく、子ども達が楽しく遊べるようなパンプキンパッチが大人気です。

今年、私たちが選んだパンプキンパッチには、大きく背丈のあるとうもろこし畑の迷路、宝石の採掘、 牛に象ったドラム缶の電車、トラクターの乗り物、数えきれないほどのアクティビティがありました。各パンプキンパッチのイベントは10月31日まで続き、その後、すべてのアクティビティやカボチャは片付けられ、畑はクリスマスツリー売り場に変身していきます。

<h2>アメリカのビッグホリデー『サンクスギビング』</h2>畑がクリスマス仕様に変身する間、アメリカは11月の第四木曜日にあるサンクスギビングを迎えます。元々はその年の収穫や恵みを感謝する日でしたが、最近は家族や親しい人と集まり、感謝を確かめ合うホリデーになっている気がします。 サンクスギビングディナーのメインは七面鳥。 ほとんどの家庭で一羽、もしくは二羽の七面鳥を丸ごと調理します。伝統的な調理方法はスタフィングと呼ばれるパンや野菜、ナッツなどを七面鳥の中に入れてオーブンで焼きますが、あの大きい七面鳥を油で揚げるのも美味しいらしく、七面鳥用のdeep fryer も人気だそうです。 七面鳥も副菜もコテコテのアメリカ料理なので、日本食好きの我が家はあまり好んで食べないのですが、その他の料理はこんな感じになります。

<ul><li>クランベリーソース／グレイビーソース</li><li>マシュマロとサツマイモ(ヤム)のオーブン焼き</li><li>いんげん炒め</li><li>マック&amp;チーズ</li><li>マッシュポテト</li><li>スタフィング</li></ul>デザートも欠かせません。デザートはほとんど一択でパイ！人気はパンプキンパイ。それ以外のパイも大きな食卓にいっぱい並ぶことが少なくありません。 さて、家族が集まり、お腹がいっぱいになった後、ひと休みして0時を迎えればブラックフライデーの始まりです。 1年で一番の売り上げを記録する日とあって、毎年、お得なセールが満載な日ですが、最近は『サイバーマンデー』といって、月曜日のオンラインショッピングでセールを待つ人も増えてきました。

ブラックフライデーを過ぎると、町中が更にクリスマスモードに入りますが、移民の国、アメリカらしく、12月はユダヤ教のハヌカやアフリカ文化にちなんだクワンザをお祝いする人たちがいることも忘れていません。 8本のキャンドルに火を灯すハヌカ用のキャンドルも見ますし、クワンザについて書かれている絵本が本屋には並びます。 アメリカは人種のるつぼだなぁと毎年、感じられるホリデーシーズンです。

2022年11月のテーマ「各国のお祭り事情」

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