<h4>ポーン</h4>生まれも育ちも仙台。牛タン＆笹かま大好き。アメリカで大学生活を過ごし、通訳の仕事をしながら旦那と出会い、結婚。専業主婦歴20余年。下は5歳児から上は大学生まで、4児の母。スターバックス発祥の地シアトル在住子育て中。（おかげでコーヒー飲めるようになりました！）チェスは初心者。クイーンになりたいポーン、ただいま精進中。

お出かけが気持ちいい季節となりましたね。そろそろ長期のお休みに向けて、家族旅行の計画を立てられているご家庭もあるのではないでしょうか。そこで！今月のテーマは「子連れ旅行のお役立ち情報大公開！」。&nbsp; 旅慣れた海外在住Soda!ファミリーレポーターの皆さんならではのアイデアやヒントをレポートしてもらいました。

今回は、私が子連れ旅行のときに欠かせないアイテムや工夫を紹介したいと思います。 &nbsp;<h2>絶対に欠かせないのは「飴」や「ガム」</h2>まずは絶対に欠かせないのが飴かガムです。離着陸時に何か口でできるものという点での必須アイテムです。 授乳をしていたころは、離着陸時、母乳を飲ませることで気圧の変化で耳がキーンとなることを減らす対策をしていました。 子どもが大きくなってからは、好きな飴やガムなどをひとつ、離陸時、滑走路に入るタイミングで手渡し、飛び立つタイミングでオープン、空の上で口に投入！ということを繰り返しています。飛行機に乗っていると、この離陸のタイミングと、着陸態勢に入り高度が下がり始めるタイミングで泣き始めている小さい子どもたちが多い気がします。 耳がキーンとしたり、気圧の変化などで心地が悪かったりするのかな、と感じるので、唾液を飲み込んで耳抜きしやすいように 飴やガムを渡しています。 もちろん、飲み物を飲ませたりできれば飴やガムでなくてもいいのですが、普段、あまり食べない飴やガムを無条件に食べられることにウキウキさせて、気を紛らわせることができるという点でも我が家では重宝しています。

<h2>飛行時間に合わせて事前にイメトレ</h2>私の場合、旅行前に、飛行時間に合わせて頭の中でスケジュールを立てるようにしています。アメリカから日本に向かうなら、10時間ほどのフライトです。乗ってから1時間は飲み物を飲んだり、スナックを食べたりしながら、映画を1本見る感じでしょうか…。そこから、一緒にゲームやアクティビティブックをして、ひと眠り。 残りの4時間くらいは映画をもう1本見たり、一緒に遊んだりしながら過ごして、機内食を食べたら到着というようなイメージを頭の中でつくります。もちろん、頭の中で考えた通りにはいかないこともありますが、このスケジュールを組むことで、機内で10時間を過ごすために必要な準備が できます。準備するものは、<ul><li>折り紙</li><li>ワークブック</li><li>筆記用具</li><li>子どもが興味を持ちそうなアクティビティブック</li></ul>などです。 夏休みなど、補習校の宿題が多いときは宿題も入れます（とても嫌がられますが）。この荷物は子ども用の「小さな」キャリーバッグやバックパックに入れてもらうようにしています。気をつけなければならないのは、あまり大きすぎると到着後、眠かったり、機嫌が悪かったりで、自分で持たない可能性が出てくることです。 小さくて、最悪私たちが運んでも負担にならないもの、背負うのが楽しくなるようなバッグや運ぶのが楽しくなるキャリーを用意してあげるのがいいと思います。アクティビティブックは日本語でも英語でもたくさんの種類があります。言葉探しや塗り絵、迷路、絵探しなどが人気です。数字が好きなら数独もおすすめ。アメリカでも「Sudokus」として人気で、本はどこでも手に入ります。&nbsp; 本屋やオンラインショップではたくさんの種類の本があり、目移りしてしまいますが、アメリカの1ドルショップのDollar Treeにもこれらのアクティビティブックは置いてあります。実際、本やワークブックなどを購入しなくても、紙と鉛筆さえあれば、Tic Tac Toe（三目並べ） やHangman（英単語当てゲーム） 、絵しりとりなどでいくらでも時間をつぶすことはできます。

空港での待ち時間やレストランでの待ち時間に我が家がよくするのは、親指ゲームです。みんなで両手を出して、「いっせーので（数字）」と上がる親指の数を当てて遊びます。我が家の上の子どもたちは大きくなっていて、待ち時間に飽きることもないのですが、このゲームは懐かしさと末っ子のたっての希望で、いまでもみんなでレストランに行くと、自然と遊んでいる気がします。最近では、待ち時間が長い場合、仲間外れを話し合って見つける「ワードウルフ」というゲームも我が家の中では大人気です。

<h2>移動時間を家族の会話の時間に</h2>国土の広いアメリカだと、空港から目的地が遠いということもよくあります。実際、義母の家も空港に着いてから2時間車で移動しないといけません。 車での移動は飛行機とは異なり、車酔いのリスク回避でノートや筆記用具には頼れません。そんなとき、私は旅のしおりを用意して、あらかじめ、BINGOの用紙に州の名前を入れてもらい、見つけた車のナンバープレートで行う州BINGOをしたり、適当に数字を入れて、見つけた数字で行う数字BINGOをしたりして、なるべく車外を見てもらうアクティビティをしています。 そうすることで、携帯ばかり見ている上の子どもたちと少しでも会話が増えて、みんなで楽しめる旅行になっている気がします。

今回は我が家の子連れ旅行の工夫について、ご紹介させていただきました。いろいろなコツや工夫について書きましたが、どんなに準備をしても、うまくいかないことはあるものです。私も泣き止まない息子が周りに迷惑をかけていると居たたまれなく、逃げ出したい気持ちになったこともありました。でも、周りの人に「大丈夫だよ」と声をかけてもらい、何とか過ごしたことを覚えています。子連れ旅行が少しでも楽になりますように。そして、私もいつか「大丈夫だよ」と声掛けできるくらい温かく見守れるようになりたいです。

2025年4月のテーマ「子連れ海外旅行対策」

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