教育のアレコレ

Soda!Soda!スタッフ 大谷<h2>「つくる」を通して学びを深めるCreative Learning</h2>東急田園都市線三軒茶屋駅から歩いて10分くらいの住宅街にある「アソマナボ」は 遊びながら学ぶクリエイティブファーム（HPより引用）。ここではアートや手芸、表現からプログラミングやサイエンスまで、子どもたちにクリエイティブな学びの場を提供しています。

Creative Learning（クリエイティブ・ラーニング）は、「つくることによって学ぶ」「つくるなかで学ぶ」という学びの一つのスタイルを言います。 クリエイティブというと、いわゆる「アート」のイメージが強いですが、絵を描いたり、芸術作品をつくるといったアート制作はもちろん、実験で何かを生み出したり、プログラミングで仕組みをつくり、ゲームをつくったりということも含めた広く「つくる」を通して、発見し、体験し、成長し、学びを深めていくのがクリエイティブ・ラーニングです。Society 5.0※1 と呼ばれる未来社会ではより一層IoT（Internet of Things）が進み、ロボットや人工知能（AI)と人が共存して新しい社会をつくって行く時代になると言われています。 実際、気がつけばAIは私たちの生活のあちらこちらに存在するようになりました。 急速にテクノロジーが進化する中で、世界的に重要だと提唱され、文科省でも推進しているのが「STEAM教育」です。 STEAM教育というのは、「科学（Science）」「技術（Technology）」「工学（Engineering）」 「芸術・教養（Art）」「数学（Mathematics ）」の5つの頭文字からつくられた言葉です。 テクノロジーと芸術・教養の融合、いわゆる理系・文系といった分類を含めて教科横断的な学びのことを言います。探究的な学びもこれにあたります。 AIやテクノロジーを活かしてより豊かで幸せな社会をつくるのはあくまでも人。 そのためには本質を見抜く力や、自分で問いを立てて答えを導き出す力がとても重要になります。 創造的に問題を解決し、新しいものを生み出していく力を養うために、ますます重要となっていくのがクリエイティブ・ラーニングなのです。

<h2>ここに来ればワクワクに出会える、そんな場所をつくりたかった</h2>アソマナボをつくって運営しているのは代表&amp;プロデューサーの 大澤麻衣さん。 大澤さんの本業はオトナとコドモ向けアパレルブランド、GWZ, UJUのデザイナーでもあります。 高2・中3・小1の3人のお母さんである大澤さん。アソマナボをつくるきっかけとなったのは2番目の息子さんがとっても面白い個性をもっているのに、学校では、彼の個性が評価されることが少ない気がして、それがとても残念でつまらないなと思ったこと。 子どもはみんな褒めてもらうと嬉しくて自信を持ったり、自分を認めることで成長してほしいけれど、公教育の中では、評価の基準がどうしても教科の成績になってしまいがち。面白いからって褒めてはもらえない。なんかちょっと違うなと思った大澤さんは、いろいろな個性を持った子どもたちがたくさんいいね！すごいね！と言われるような場所をつくりたいと思ったそうです。思ったら即行動に移すのが大澤さん。プレスルームとして使っていた自身のアパレル会社のビルの1階と2階のスペースに「場所」をつくることを決めました。

アソマナボのコンセプトは「ワクワクを知り未来を想像するクリエイティブな学び場」 アート、手芸、プログラミング、サイエンス、探究型学習など、個性豊かなスクールを毎週開催して、未就学児から小学生までさまざまな年齢の子どもたちが参加しています。

<h2>世の中にはいろんなオトナがいるっていうことを知ってほしい</h2>スクールの先生はアソマナボ　ナビゲーターと呼ばれるプロのクリエイターやアーティストたちです。 歌手、ダンサー、デザイナー、シャンデリアアーティスト、大学教授から庭師まで！ 個性的なナビゲーターたちはみんな大澤さんが一人一人会って丁寧に人選した信頼のおける大切な仲間たち。 大澤さんは子どもたちに「いろんな大人と出会って欲しい」と言います。 大人も子どもも、学校生活や受験など、みんながやるから、といった同調圧力に知らず知らずのうちに縛られて、枠の中からはみ出ることはなかなか難しい。でもクリエイターはそういったことに屈しないパワーがある。だからそのパワーを子どもたちに与えることで、自分だけの何かを見つけてほしい、そんな大澤さんの「想い」に共感してくれるクリエイターがナビゲーターとして協力してくれています。

<h2>日本中の子どもたち、大人たちにハッピーが循環して広がっていくって素敵だと思う</h2>大澤さんは愛と行動力の人。曰く「楽しいことを選んできたらこんなことをやっていました。」とのこと。 小学校の教師だったお母さまの影響もあるのか、ずっと子どもが好きで保育士になりたいと思った時期もあったそうですが、映像制作の仕事を経てお子さんができたことをきっかけにアパレルデザイナーに。 「やりたいことがあるのにどうしてやらないの？つまらないといいながら、どうしてそこにいるの？」できる環境があってもやらないのは、自分では理解できなかったけれど、そういう人が少なからずいると気がついたとき、子どもたちがワクワクするほうに進んでいく力をもってくれたらいいなぁ～ と思ったそうです。自分が自主的に動いたこと、つくりだしたことが「いいね」と言ってもらえたら、その子はきっと自信が持てる。そうして誰かの正解ではなく、自分なりの正解を見つけてほしい。そんな思いのこもった場所がアソマナボなのです。

「自分のハッピーを生み出せるこどもになってほしい。ラッキーなことに同じように感じて、その思いを子ども達に伝えたいと思ってくれる仲間がいたので、力を貸してもらっています。子どものハッピーを生んでいくことで、大人もハッピーになると思いません？そのハッピーが次のハッピーを生んで・・・ハッピーだらけの循環って素敵だと思うんです。」 &nbsp;

大澤さんの目は子どもみたいにキラキラしていました。

後半は、なりきりアーチストクラス潜入レポートに続きます。お楽しみに！&nbsp;※1　Society 5.0：狩猟社会（Society 1.0）、農耕社会（Society 2.0）、工業社会（Society 3.0）、情報社会（Society 4.0）に続く、新たな社会を指すもので、第5期科学技術基本計画において我が国が目指すべき未来社会の姿として初めて提唱されました。 （内閣府オフィシャルサイトよりhttps://www8.cao.go.jp/cstp/society5_0/） ※2　STEAM教育参照：文部科学省　STEAM教育等の各教科等横断的な学習の推進について　https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/mext_01592.html

▋Information&nbsp; ASOMANABO（アソマナボ）　<a href="https://asomanabo.com/" target="“_brank”">https://asomanabo.com/</a>&nbsp; アソマナボではスクール体験生を随時募集中！&nbsp; またこの夏はさまざまな場所でサマースクールを開催します。&nbsp; 詳細はHPをご覧ください。

‌