ほっとSoda情報局

ライター 大谷ミサ &nbsp;Soda!Soda!編集部3人息子おまめ三兄弟の母。バブル時代の大手アパレルのPR・プレス担当～専門学校講師～芸能プロダクション～高級宝飾・時計輸入商社宣伝販促などを経てフリーランスに。 アパレル時代に2人の息子を出産し、ワーキングマザー。NYで3人目を出産。NYでの出産子育てエッセイを3年間連載。長男大豆は東京大学大学院（理系）から外務省職員に。コロナ発生時はアフリカに。現在はアメリカ在住。次男ピーナツは東京芸術大学油画科卒業後、子どものための美術教室画塾の先生を経て現在都内私立中高一貫校の美術教師。三男そら豆は関西学院大学在学中から演劇に没頭。5年かけて卒業後、俳優を目指して修行中。

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「子どもの頃から本を読んだほうがいい」「本をは人生を豊かにする」という類の言葉は、よく耳にしますよね。しかし、娯楽が多様化している今、「子どもがなかなか本を読まない」といったお悩みもよく聞きます。今回はSoda!Soda!編集部から、ユニークな子育てをしてきたスタッフに「小学生におすすめの本」を紹介してもらいました。 育休がない時代に産後泣きながら仕事復帰をし、インターネットがない時代にニューヨークで3人目を出産。ワーキングマザーとして忙しい毎日を送り、「早期教育なんてしている時間はなかった」という彼女の息子さんは、東京大学、東京藝大、関西学院大学をそれぞれ卒業。 「読み聞かせは小さいときからよくしていた」 「親が楽しんで読むことが結果、良かったのかも？」 という彼女の、親子で楽しめる小学生低学年におすすめの本10冊をご紹介します！

<h2>本の読み聞かせの効果｜子どもの脳の発達にも</h2>子どもの脳の発達は後ろから前に向かって起こるそうです。 どういうことかというと・・・生まれてすぐは視覚認知の「後頭葉」が発達します。 赤ちゃんは動くものを目で追ったり、いないないばあで笑ったりしますよね。 その次は聴覚、言語に関わる「側頭葉」、ママやパパの呼びかけに反応するのがこの頃。 かわいさ倍増ですよね。 そして触覚や運動機能を司る「頭頂葉」と続きます。視覚や聴覚から始まり、赤ちゃんの頃はいわゆる五感が急激に発達する時期です。1歳くらいからだんだんと言葉の意味を理解するようになるので、この頃から絵本の読み聞かせを始めるといいと言われています。 読み聞かせをすることで語彙力の発達はもちろん、目で見ること、つまり視覚的な刺激があるので、想像力を膨らませるために良い影響があると言われています。&nbsp;<h2> 読み聞かせは無理せず楽しく！何歳でも読んであげて</h2>読んでもらうことで、集中して物語の世界を疑似体験したり、登場人物の気持ちを推測したりすることができるので、子どもの心に想像力のタネが増えます。私も息子たちには赤ちゃんの頃から読み聞かせをしてきました。 でも、私自身が絵本や本が好きだったので、楽しんで読み聞かせをしていただけで、教育的効果なんて、正直全く考えてはいませんでした。 ただ、息子たちが大きくなるにつれてその効果を実感するようになった感じです。子どもたちが小学生になってからは週に1回学校のクラスで読み聞かせのボランティアをしていました。やんちゃで最初は騒いでいた子たちも、気がついたら床に寝っ転がったり、思い思いの格好で集中して聞いてくれている姿を見て、子どもたちは自分たちで本を読める年齢になっても、誰かに本を読んでもらうのはみんな大好きなんだなあと思ったものです。 &nbsp;<h2>小学校低学年（1年・2年）は想像力を養う最適な時期</h2>小学生低学年は内面を形成する大切な時期です。 大人になって思考を深める時期が来た時に、無限の想像力で、できるだけいろんな価値観を認めることができるようになってほしい。そのために、まだ純粋で感度の高い幼稚園～小学校低学年の間に、できるだけいろんな本と出会って欲しいですね。疑似体験という意味では、YouTubeやゲームもいいです。 （私の息子たちはゲーム小僧でした。大人になった今もなお、ゲーム小僧のままです。笑）ただ、本には実写や動く動画はないので、頭の中で文字を場面に置き換える、という脳の使い方がいいのではないかな、と私は思います。私の息子たちを見ていると、理系・芸術系、文系と三者三様の個性ながら、三人ともに想像力があるなあと思うのは、やっぱり読み聞かせや本のおかげかなと思います。そして、いわゆる知能に関わる前頭葉の発達は10代がピークなので、この時期にベースとなる知的好奇心のタネをたくさんまいておくとよいのです。 &nbsp;<h2>小学校低学年（1年・2年）におすすめの本10選！</h2>今回、本を選ぶにあたって、今はもう成人した3人の息子に小学生のときに好きだった本を聞いてみました。その3冊を含めたオススメの本をご紹介します。小さい頃から本を読むのが好きだった長男。 産休明けから保育園育ちなので、早期教育なんてする暇はありませんでしたが、毎晩寝る前に1冊本を読むことと、保育園の行き帰りに話しかけていたからか、言葉も早く、なんだか頭のいい子になりました。笑　 文系タイプだと思っていた長男ですが、結果理系に。長男がこの本を好きだったのも納得です。 &nbsp;<h3><a href="https://www.amazon.co.jp/%E3%82%84%E3%81%B6%E3%81%8B%E3%81%AE%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%97-%E3%81%8B%E3%81%8C%E3%81%8F%E3%81%AE%E3%81%A8%E3%82%82%E5%82%91%E4%BD%9C%E9%9B%86-%E3%81%A9%E3%81%8D%E3%81%A9%E3%81%8D%E3%81%97%E3%81%9C%E3%82%93-%E6%A0%97%E5%8E%9F-%E6%AF%85/dp/483400211X" target="_blank" rel="noopener noreferrer">「やぶかのはなし」かがくのともシリーズ｜リケジョ・リケダンへのきっかけになるかも？</a></h3><a href="https://www.fukuinkan.co.jp/book/?id=5875" target="_blank" rel="noopener noreferrer">やぶかのはなし　かがくのとも傑作選　福音館書店</a> 栗原毅　文 長新太　絵

かがくのともは児童書で有名な福音館書店から発刊されて50年の歴史ある科学絵本「かがくのともシリーズ」。 息子たちが通っていた保育園でペーパーバック※を定期購読していました。 ※表紙が薄めのシンプルなつくりの紙書籍のこと。カバーのない、安価な紙で作られたシンプルな無線綴じの本のことを指す。 月刊たくさんのふしぎのペーパーバック「おしっこの研究」もおしっこの色や匂いを調べながら、おしっこの正体を調べるという内容で、サイコーに面白かったんですが、残念ながら今はもう手に入らないようです。 この「やぶかのはなし」を読んだらヤブ蚊の気持ちがわかります。ヤブ蚊も一生懸命生きてるんですよ。うちの息子たちはこの本を読んだあとしばらくは、腕に止まった蚊をじっと見て、「赤ちゃんのために頑張って食べてるから、殺しちゃいけないんだよ」とか言っていました。今じゃパチン！パチン！やってますが。思えばあの頃は純粋で可愛かったなあ。いつもみているものを違った方向から見てみる、という体験の入り口だったのかも。 さて、かがくのともは今もあります。最近のかがくのともからこの1冊をご紹介。<h3> <a href="https://www.amazon.co.jp/%E3%81%93%E3%81%AE%E3%81%82%E3%81%84%E3%81%A0%E3%81%AB-%E3%81%AA%E3%81%AB%E3%81%8C%E3%81%82%E3%81%A3%E3%81%9F-%E3%81%8B%E3%81%8C%E3%81%8F%E3%81%AE%E3%81%A8%E3%82%82%E7%B5%B5%E6%9C%AC-%E4%BD%90%E8%97%A4-%E9%9B%85%E5%BD%A6/dp/4834083365/ref=sr_1_6?qid=1692172627&amp;s=books&amp;sr=1-6" target="_blank" rel="noopener noreferrer">「このあいだに　なにがあった？」かがくのともシリーズ｜親子で観察力と想像力を膨らませてみる</a></h3><a href="https://www.fukuinkan.co.jp/book/?id=5532" target="_blank" rel="noopener noreferrer">このあいだに　なにがあった？　福音館書店</a> 佐藤雅彦+ユーフラテス　作

タイトル通り、2枚の写真のあいだに空白があって、そこになにがあったか想像する写真絵本です。　 佐藤雅彦+ユーフラテスはピタゴラスイッチなどのユニークな番組をつくっているチームです。そんなチームが、かがくのともの絵本を何冊かつくっているんですが、どれも発想がサイコー。この本、ぜひ親子で真ん中のシーンをあれこれ言いながら読んでください。 真ん中を当てるだけでなく、左右の写真もよーく観察してみると何か発見があるかもしれません。 この本も、見えているものから見えていないことを想像するということを促してくれます。観察力と想像力を膨らませてみましょう。 &nbsp;<h3><a href="https://www.amazon.co.jp/%E3%81%93%E3%81%A8%E3%82%8F%E3%81%96%E7%B5%B5%E6%9C%AC-%E4%BA%94%E5%91%B3-%E5%A4%AA%E9%83%8E/dp/4265800378/ref=d_pd_sbs_hintsv3_sccl_2_1/357-8434768-6570033?pd_rd_w=0zWiP&amp;content-id=amzn1.sym.9cf41ab4-9bb1-4c1f-998d-58dec8b0946c&amp;pf_rd_p=9cf41ab4-9bb1-4c1f-998d-58dec8b0946c&amp;pf_rd_r=5J7KD8SNEBQNR0BR1BC9&amp;pd_rd_wg=urG9V&amp;pd_rd_r=fe10354a-9ce4-46c4-8609-bb7483c96df5&amp;pd_rd_i=4265800378&amp;psc=1" target="_blank" rel="noopener noreferrer">「ことわざ絵本」一家に一冊保存版。新解釈で大笑いしながら自然にことわざを覚えちゃう</a></h3><a href="https://www.iwasakishoten.co.jp/book/b192594.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">ことわざ絵本　岩崎書店</a> 五味太郎　作・絵

20年以上に渡ってロングセラーの本。 右のページには昔からあることわざの意味をイラストで解説、左のページには元のことわざを五味太郎さんの新解釈で創作したことわざを紹介するという構成で100個のことわざが紹介されています。 ことわざの意味を理解することにももちろん役立つんですが、新解釈が面白くて、息子たちはそっちの方ばかり覚えていました。次男は読みながらよく声を出して笑っていたなあ。 &nbsp;<h3><a href="https://www.amazon.co.jp/%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%81%AE%E3%81%BC%E3%81%86%E3%81%91%E3%82%93-%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%AC%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88-ebook/dp/B09SNTHWPK/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&amp;crid=JW69V61LL9WB&amp;keywords=%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%81%AE%E3%81%BC%E3%81%86%E3%81%91%E3%82%93&amp;qid=1693708163&amp;s=books&amp;sprefix=%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%81%AE%E3%81%BC%E3%81%86%E3%81%91%E3%82%93%2Cstripbooks%2C160&amp;sr=1-1" target="_blank" rel="noopener noreferrer">「エルマーのぼうけん」シリーズ</a></h3><a href="https://www.fukuinkan.co.jp/book/?id=9" target="_blank" rel="noopener noreferrer">エルマーのぼうけん &nbsp; &nbsp;福音館書店 &nbsp;</a> &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp;　 ルース・スタイルス・ガネット作 ルース・クリスマン・ガネット絵

エルマーと一緒に冒険の旅へ。3人の息子が大好きなシリーズ。 地図を見ながらエルマーと一緒に冒険している気分になる、そんな本です。 エルマーのぼうけんは「エルマーのぼうけん」「エルマーとりゅう」「エルマーと16ぴきのりゅう」の3冊からなるシリーズ本です。 どうぶつ島に囚われているりゅうの子の話を、歳とったのらねこから聞いた9歳の男の子エルマー。リュックにつめて持っていった道具を使って次々と怖いどうぶつたちをやっつけながら冒険するというお話。 なんといってもまず、表紙をめくって描いてある、みかん島とどうぶつ島の地図！小さい字で書いてあるいろんなエピソードをくまなく読んでから本文へ。ちなみに途中でこの地図は何度も見ることになります。 そして！エルマーは冒険に出かける前の晩に猫のアドバイスを元にお父さんのリュックサックにたくさんの道具を詰めます。 チューインガム、ももいろのぼうつきキャンデー2ダース、わゴム一箱、黒いゴム長ぐつ、磁石が一つ、歯ブラシとチューブ入り歯磨き、虫めがね6つ、さきのとがったよく切れるジャックナイフ一つ…などなど。 たくさんの道具がどんなふうに活躍するのか…は読んでからのお楽しみ。 うちの末っ子はこの道具のほとんどを覚えていました！びっくり。 この道具、一体何に使うんだろう？と想像しながら読んだそうです。私が面白いと思うのは、やたらと数字が出てくること。実は持ち物の個数にも全部意味があります。（中途半端な数なんですよね～）そしてエルマーは危機に遭遇してもいつも平和的に解決するところが、いい。一人で読むにも、読み聞かせとして親子でワクワクするにもおすすめのシリーズです。 そしてエルマーは2023年7月に日本語版刊行60周年を迎えました！ 60周年を記念して東京都立川市のPLAY! MUSEUMで、日本初の「エルマーのぼうけん」展が開催されています。初来日となる約130点もの原画に加え、エルマーになりきって物語の世界を楽しめる体験展示も！ いま読んでいるお子さんから、かつて読んでいた大人の方まで。 「エルマーのぼうけん」の世界をたっぷり楽しめる展覧会です。展覧会情報 会期：2023年7月15日（土）～10月1日（日） 会場：PLAY! MUSEUM（東京都立川市 GREEN SPRINGS内） 展覧会公式サイトは<a href="https://play2020.jp/article/elmer/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">こちら</a> &nbsp;<h3><a href="https://www.amazon.co.jp/%E3%81%8A%E3%81%97%E3%82%83%E3%81%B9%E3%82%8A%E3%82%86%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%81%97-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%89%B5%E4%BD%9C%E5%B9%BC%E5%B9%B4%E7%AB%A5%E8%A9%B1-8-%E4%BD%90%E8%97%A4-%E3%81%95%E3%81%A8%E3%82%8B/dp/4251006380" target="_blank" rel="noopener noreferrer">「おしゃべりゆわかし」レトロな日本版トイ・ストーリー。親子でタイムスリップ</a></h3><a href="https://www.akaneshobo.co.jp/search/info.php?isbn=9784251006387" target="_blank" rel="noopener noreferrer">おしゃべりゆわかし　あかね書房&nbsp;</a> 佐藤さとる　作 村上勉　絵&nbsp;

冷蔵庫に閉じ込められたお姫さまを助けるために、真夜中の台所に集まったおもちゃと道具たちが繰り広げる大作戦。まるでトイ・ストーリーのようなこのお話は1969年に初版が出版されました。はっきり言ってレトロなこの本ですが、発想は斬新！ 今の子どもたち、いやお父さんお母さんにとっても、ゆわかしやきゅうぴいって聞いてもピンとこないかもしれません。台所という言葉さえ、使わないかも？けれど、読み進めるうちに、台所の大騒ぎをこっそり覗き見しているような気持ちになってきて、応援しながら物語に引き込まれていきます。村上勉さんがユニークな視点から躍動的に描く挿絵とキャラクターが秀逸です。 私は子どものころ、この本を読んで道具たちが夜中に話しているのを想像したものです。 文章は全てひらがな、文字も大きいので、低学年のお子さんにも読みやすい一冊です。作者の佐藤さとるさんは「コロボックル物語」シリーズでよく知られている児童文学者。 実は私、子どものころから「だれも知らない小さな国​​」シリーズの大ファンで、ほぼ全巻持っています。低学年にはちょっと早いので今回は「おしゃべりゆわかし」をご紹介しました。<h3> <a href="https://www.amazon.co.jp/%E5%A4%A7%E3%83%94%E3%83%B3%E3%83%81%E3%81%9A%E3%81%8B%E3%82%93-%E9%88%B4%E6%9C%A8-%E3%81%AE%E3%82%8A%E3%81%9F%E3%81%91/dp/4097251384/ref=sr_1_1?crid=3S0AS3UIDD2W0&amp;keywords=%E5%A4%A7%E3%83%94%E3%83%B3%E3%83%81%E5%9B%B3%E9%91%91&amp;qid=1693709441&amp;s=books&amp;sprefix=%E5%A4%A7%E3%83%94%E3%83%B3%E3%83%81%2Cstripbooks%2C168&amp;sr=1-1" target="_blank" rel="noopener noreferrer">「大ピンチずかん」あちこちにある大ピンチ！大人も子どももプププな一冊</a></h3><a href="https://www.shogakukan.co.jp/books/09725138" target="_blank" rel="noopener noreferrer">大ピンチずかん　小学館&nbsp;</a> 鈴木のりたけ　作

大人にも子どもにも大人気の大ピンチずかん。 ページをめくるたびに「あ～あるある～！」と思わず声が出てしまいます。なあんだ、みんな同じこと、やるんじゃん！って少しホッとしたりして。 作者の鈴木のりたけさん推奨のピンチの対処法や、さらなるピンチの数珠繋ぎもおもしろい！ 鈴木のりたけ日記も面白いのでオススメです <a href="https://noritakesuzuki.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://noritakesuzuki.com/</a> &nbsp;<h3><a href="https://www.amazon.co.jp/%E3%81%A4%E3%81%8D%E3%81%AE%E3%81%BC%E3%81%86%E3%82%84-%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%82%91%E4%BD%9C%E7%B5%B5%E6%9C%AC%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA-%E3%82%A4%E3%83%96%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%91%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%83%B3/dp/4834004562/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&amp;crid=M1BZCRIVFVAF&amp;keywords=%E3%81%A4%E3%81%8D%E3%81%AE%E3%81%BC%E3%81%86%E3%82%84&amp;qid=1693709728&amp;s=books&amp;sprefix=%E3%81%A4%E3%81%8D%E3%81%AE%E3%81%BC%E3%81%86%E3%82%84%2Cstripbooks%2C177&amp;sr=1-1" target="_blank" rel="noopener noreferrer">「つきのぼうや」</a></h3><a href="https://www.fukuinkan.co.jp/book/?id=249" target="_blank" rel="noopener noreferrer">つきのぼうや　福音館書店</a> イブ・スパング・オルセン　作・絵&nbsp; やまのうち きよこ　訳

思わず上を見上げてお月様を探してしまう、視点がユニークな絵本。 この本は縦に細長いんです。 なぜなら、つきのぼうやが月から降りてくる様子が描かれているから。 高～いお空の上から、坊やがあるおつかいをするためにゆらゆら降りてくる。 読みながら、自分も一緒に高いところからふわふわ降りてきているような感じになります。そしてこの本、次男が大好きだったのですがなぜかあちこちに落書きが・・・ この本のお月さまはちょっと怖い顔をしてます。 先日大人になった本人にこの本の感想を聞いてみたところ 「子どものころ、ちょっと怖かったけど、縦に長いこの本を読むとなんだか世界が広がる気がした」のだそう。 大人が見てもおもしろい構図で、読み終わると上を見上げたくなるから不思議。ちなみに、この構図を面白いと感じた次男は東京藝大で油絵を専攻して美術の先生になりました。 &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp;&nbsp;<h3><a href="https://www.amazon.co.jp/%E8%90%BD%E8%AA%9E%E7%B5%B5%E6%9C%AC%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA/s?k=%E8%90%BD%E8%AA%9E%E7%B5%B5%E6%9C%AC%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA" target="_blank" rel="noopener noreferrer">「落語絵本」シリーズ｜読み聞かせに最適！独特なリズムや日本語の音を感じれる落語絵本</a></h3>落語絵本　 福音館書店 &nbsp;　 クレヨンハウス

「落語絵本」は、息子の小学校の読み聞かせのために選びました。 嚙まないように家でこっそり何度も練習して、（笑）うまく読めてウケたときには「よっしゃあ～」と心の中で叫んだものです。改めて絵本で読むと、時代モノの人情噺（ばなし）の落語の世界は新鮮です。 ぜひ落語家になりきって、お父さんお母さんが声を出して読んでみてください。 &nbsp;<h3><a href="https://www.amazon.co.jp/%E3%82%84%E3%81%8B%E3%81%BE%E3%81%97%E3%82%80%E3%82%89%E3%81%AE-%E3%81%93%E3%81%A9%E3%82%82%E3%81%AE%E6%97%A5-%E5%B9%BC%E5%B9%B4%E7%BF%BB%E8%A8%B3%E3%81%A9%E3%81%86%E3%82%8F-%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%B3/dp/403431060X" target="_blank" rel="noopener noreferrer">「やかまし村のこどもの日」やかまし村シリーズ</a></h3><a href="https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784034310601" target="_blank" rel="noopener noreferrer">やかましむらのこどもの日　偕成社</a>リンドグレーン　作 ヴィークランド　絵 やまのうちきよこ　訳

スウェーデンの小さなやかまし村に住む子どもたちの楽しい日々をのぞいてみる物語。 作者は「長くつ下のピッピ」で有名なスウェーデンの作家です。 小学校の先生や事務員の仕事をしながら執筆活動をしていたそうです。私は子どものころからリンドグレーンやファージョンといった外国の作家さんの童話が好きでした。 今思うと外国生活に憧れていたのかもしれません。外国のお家やお料理や洋服の挿絵を何度も何度も見ては空想の世界に浸っていました。 「やかまし村シリーズ」はやかまし村に暮らすいたずらっこで愛すべき子どもたちの暮らしを淡々と、けれどユニークな視点で書いています。表現のあちこちにリンドグレーンさんの子どもに対する敬愛を感じます。ほのぼのとした挿絵も素敵。北欧の暮らしを垣間見ることができるので、北欧好きのママにもきっとお気に入りの1冊になるはず。 &nbsp;<h3><a href="https://www.amazon.co.jp/%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%8F%E3%82%93-%E3%81%A9%E3%81%86%E3%81%97%E3%81%A6%E3%83%9C%E3%82%AF%E3%81%A0%E3%81%91%E3%81%97%E3%81%8B%E3%81%8F%E3%81%84%E3%81%AE-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E3%81%AE%E7%BF%BB%E8%A8%B3%E7%B5%B5%E6%9C%AC-%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3-%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%83%99%E3%82%A4%E3%83%A6/dp/4061892126/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&amp;crid=E1CJBW5I6JO9&amp;keywords=%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%8F%E3%82%93&amp;qid=1693712472&amp;s=books&amp;sprefix=%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%8F%E3%82%93%2Cstripbooks%2C166&amp;sr=1-1" target="_blank" rel="noopener noreferrer">「かっくん～どうしてボクだけしかくいの？～」｜「違うってどういうこと？」読み聞かせで親子で考えたい。思わず抱きしめたくなる一冊</a> &nbsp;</h3><a href="https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000163565" target="_blank" rel="noopener noreferrer">かっくん　どうしてボクだけしかくいの？　講談社</a>クリスチャン・メルべイユ　文 ジョス・ゴフィン　絵 乙武洋匡　訳

この絵本は「五体不満足」の著者、乙武洋匡さんが翻訳をされました。多様化、ダイバーシティなど昨今は色々と言われていますが、この本はそのことを至ってシンプルに教えてくれます。 私は、この本を読み聞かせ終えるといつも子どもを抱きしめたくなります。息子たちは今ではすっかり大きくなってしまって、抱きしめられないので、この本を抱きしめます。そんな本です。 お子さんに読み聞かせをして、「違い」について親子で話すきっかけにしていただきたい一冊です。 &nbsp;<h3>番外編</h3>

うちの3人の息子たちはドラえもんで育ちました。
中でも大人になってからも絶賛しているのが『ドラえもん　ひみつ道具完全大辞典』。
秘密のポケットに入っている道具の解説本です。

とにかくひみつ道具のデザインと機能性、そして道具の描写が今見ても秀逸だと美術の先生の次男と画家の嫁が夫婦で絶賛していました。
ボロボロです・・・

<h2>まとめ</h2>小学生にオススメの本10選、いかがでしたか？よく、「本好きの子どもにするためには」とか「本を読ませたいんだけど」といった声を耳にしますが、誰もがみんな本好きになるとは限らないですよね。同じお腹から生まれてきて同じように育てたうちの3人の息子たちも、本との距離はそれぞれ違います。みんなマンガ好きだってことは共通していますが。絵も音楽も本も運動も、子どもだからと言って誰もがみんな、何にでも興味を持つなんてことはありません。 （自分が音楽好きだから、同じようになってほしい、なんなら音楽家になってほしい、と思って小さいころから熱心にリトミックやピアノなどを習わせても、音楽よりサッカーに興味がある、とかね…） 人はみんな違ってて、個性があるので当然です。むしろ違和感を持つことも大切だと私は思います。ただ、何でもそうですが「嫌いにならないように」は気をつけたいですね。 本は確かに素晴らしいです。 だからと言って、嫌がるお子さんに無理やり本を読む時間をつくる、なんてことはやめましょう。絵本より本を読んで欲しい、なんていう人もいますが、絵から広がる想像と空想の世界も素敵です。そのうちに、文字だけでも頭の中で登場人物が動き出すかもしれません。ちなみに私の三男は、本を読むのが苦手でした。とにかく時間がかかるんです。 だから、国語の長文読解のテストが苦手でした。ところが・・・時間関係なく自分のペースで問題文を読むとほぼ正解できたのです。文字を追うのが苦手なだけで、理解力はちゃんとあったということなのです。 そして今、役者の卵の彼、なんと脚本はスラスラ読めるそうです。不思議。 ヒトの脳って、深いなあ～。本を嫌いにならなくてよかったなあとつくづく思います。何を読んでいいかわからなくなったら、まずは親子で表紙だけをみて決めてもいいですね。 ジャケ買い？的な。

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