ほっとSoda情報局

目次<ul><li>子ども1人のお留守番は何歳からが一般的？・お留守番をさせる時間はどれくらい？ ・お留守番の頻度はどれくらい？ ・はじめて夜にお留守番をさせたのは何歳から？ ・兄弟でお留守番は何歳からできる？ &nbsp; &nbsp;</li><li>子どもにお留守番させるリスク・火事や地震などの災害 ・事故 ・留守番中の体調不良 ・不審者などの犯罪 &nbsp;</li><li>&nbsp;1人でお留守番させる際の対策方法・ドア・窓の鍵を閉める ・電話や来客へのルールを決めておく ・水や火の事故を防ぐ ・転倒・ケガの原因をなくす ・地震・火事のときの対策を話しておく ・そのほか禁止事項を決めておく &nbsp;</li><li>&nbsp;日本のお留守番は基準や法的年齢はない！ &nbsp;</li><li>お留守番の気になる疑問・お留守番をさせたくないときの対処法は？ ・鍵は子どもにどうやって持たせてる？ ・何歳までのお留守番はネグレクトになる？ &nbsp;</li><li>まとめ</li></ul>

幼いお子さまのいる家庭では、たとえば仕事で帰りが遅くなったときなど、子どもを1人でお留守番させざるを得ない場面が出てくるでしょう。仕方のない事情とはいえ、これまで1人でお留守番させた経験がなければ、親は誰でも不安に感じるものです。そこで今回は、一般的にお留守番は何歳からさせているものなのか、またお留守番をさせるときに決めている家庭内の注意事項などを解説していきます。自身の家庭環境やお子さまの性格などから、もう子どもだけでお留守番をさせても問題なさそうか、判断する際の参考にしてみてください。 &nbsp;<h2>子ども1人のお留守番は何歳からが一般的？</h2>

セイバン独自のアンケート調査によると、小学校1年生ごろにはじめて1人でお留守番させた家庭が32.7％（92／281人）ともっとも多いという結果になりました。

次いで多いのが、「まださせたことがない」という回答で、全体の26.3％（74／281人）でした。小学校入学を機にお留守番させ始める家庭が多い一方で、小学生のうちはお留守番の経験がなかなかないという家庭も一定いるようです。 &nbsp;<h3>お留守番をさせる時間はどれくらい？</h3>次に、子どもにお留守番をさせた経験のある家庭を対象に、お留守番の時間はどのくらいだったのか調査してみました。

小学校1～3年生のあいだは1時間未満のことが多く、小学校4～6年生と高学年に上がるにつれて3時間以上の場合も出てくるようです。また、小学校中学年である3年生は1時間未満から3時間以上までばらつきが見られました。子どもにお留守番をさせる理由としては、「買いもの」がもっとも多く、次いで「仕事」という回答が多く見られました。 &nbsp;<h3>お留守番の頻度はどれくらい？</h3>続いて、お留守番の頻度について調査した結果を以下の円グラフにまとめました。

「月に1回以上」と「週に1回以上」という回答がそれぞれ半数ぐらいとなっており、どちらも「買いもの」や「仕事」が理由として挙がっていました。一方で「年に1回以上」と回答した方の中には、「下の子のお迎え」「兄弟の学校や園行事」など、兄弟を理由としている声も見られます。 &nbsp;<h3>はじめて夜にお留守番をさせたのは何歳から？</h3>仕事の帰りが遅いことでお留守番をさせたことがあるという意見がありましたが、はじめて夜にお留守番をさせたのは何歳が多いのでしょうか？今回は、17時以降にお留守番をさせた年齢について調査しました。

今回のアンケート調査の結果では、「まださせたことがない」という回答が84.9％（220／259人）と圧倒的に多数を占めていました。お留守番をさせたことのある家庭の回答では、小学校1年生が4.6％（12／259人）ともっとも多く、そのほかの学年についてはあまり差が見られませんでした。 &nbsp;<h3>きょうだいでお留守番は何歳からできる？</h3>最後に、きょうだいだけでお留守番をさせたのは何歳ごろが多いのか、調査した結果を紹介します。

はじめてきょうだいだけでお留守番をさせた年齢についても、小学校1年生が24.7％（48／194人）ともっとも多くなっています。次いで小学校3年生が13.9％（27／194人）でした。また、全体で見ると「まださせたことがない」という回答が34％（66／194人）を占めていました。 &nbsp;<h2>子どもにお留守番させるリスク</h2>

ここからは、子どもにお留守番させるリスクついて解説していきます。子どもを1人で家に残すと、以下のようなリスクが想定されます。<ul><li>火事や地震などの災害</li><li>事故</li><li>留守番中の体調不良</li><li>不審者などの犯罪</li></ul><h3> 火事や地震などの災害</h3>子どもを1人にするときは、火事や地震などの災害リスクに注意しなければなりません。たとえば、子どもが誤って調理器具やコンロなど、火災発生源となるものを触ってしまう危険性があります。もし火災が発生してしまっても、1人では適切な避難行動をとることができないかもしれません。また、大きな地震が起きた場合にも、家具などが倒れてくる危険性があります。ガラスなどが割れて怪我をしてしまうことも考えられます。 &nbsp;<h3>事故</h3>子どもを自宅で1人にすると、コンロやストーブ、オーブンなどに誤って触れてしまい、火傷を負ってしまう危険性があります。同様に、熱湯やアイロン、電子レンジについても扱いに注意が必要です。お留守番をさせる際には、子どもが触れられないような場所に置いておくか、チャイルドロックをかけておくようにしましょう。 &nbsp;<h3>留守番中の体調不良</h3>親御さんの留守中に、子どもが体調不良になってしまうことも考えられます。長時間の留守中に子どもが発熱してしまうと、そのまま放置されることになります。その場合、親が帰宅するまでに悪化して、脱水症状を起こしてしまいかねません。また、呼吸が苦しくなったり意識を失ったりと、命にかかわる状況に陥るおそれもあります。はじめから体調が万全でないことがわかっている場合は、親戚などに頼んで様子を見てもらうようにしましょう。 &nbsp;<h3>不審者などの犯罪</h3>また、子どもを1人でお留守番させると、不審者の被害にあう可能性が高くなります。不審者に連れ去られたり、家に侵入されて暴行や性的な被害を受けたりする危険も考えられます。来客時のルールを決めておくなど、子どもに防犯意識を持たせるようにしましょう。また戸締りに加えて、防犯カメラや防犯ブザーなどを設置するのも有効です。 &nbsp;<h2>1人でお留守番させる際の対策方法</h2>

やむを得ず、子どもを1人でお留守番させる必要がある場合は、以下の6つの点に注意しましょう。

<ul><li>ドア・窓の鍵を閉める</li><li>電話や来客へのルールを決めておく</li><li>水や火の事故を防ぐ</li><li>転倒・ケガの原因をなくす</li><li>地震・火事のときの対策を話しておく</li><li>そのほか禁止事項を決めておく</li></ul>

<h3>ドア・窓の鍵を閉める</h3>子どもをお留守番させるときにドア・窓の鍵を閉めるのを忘れないようにしましょう。鍵をかけることで、不審者が簡単に家に入れないようにすることができ、空き巣などの被害にあいにくくなります。また鍵をかけることで、子どもが勝手に外に出てしまうのを防げます。特に小さい子どもは、1人で外に出ると迷子になったり、事故など危険な目にあったりする可能性が高いため、お留守番中は家から出ないように説明しておきましょう。 &nbsp;<h3>電話や来客へのルールを決めておく</h3>子どもをお留守番させるときに電話や来客へのルールを決めておきましょう。 たとえば宅配便の配達員など、子どもの知らない人が家を訪ねてきたら、焦って不安を感じてしまうかもしれません。不審者からの電話や訪問を防ぐ意味でも、あらかじめ親の不在時に玄関チャイムや電話が鳴ったときにどう対処するのか、話し合っておきましょう。 &nbsp;<h3>水や火の事故を防ぐ</h3>子どもをお留守番させるときは、水や火の事故を防ぐために以下のような対策が必要です。<ul><li>浴槽に水を溜めない</li><li>洗面器やバケツなど、子どもが水を溜められる容器を置かない</li><li>浴室や洗面所のドアは閉めておく</li><li>トイレのタンクに蓋をする</li><li>水道栓は閉めておく</li><li>コンロやストーブなどの火を消しておく</li><li>チャイルドロックを使用する</li><li>ライターやマッチなどの火気類は子どもが触れない場所に置く</li><li>コード類は子どもが触れない場所にまとめる</li><li>コンセントにはカバーをする</li></ul>また、子どもがおもしろがって水遊びや火遊びをしないよう、日ごろから水や火の危険性を教えておきましょう。 &nbsp;<h3>転倒・ケガの原因をなくす</h3>子どもをお留守番させるときに転倒・ケガの原因をなくすには、以下の対策が必要です。<figure class="table"><table class="MsoNormalTable" style="border-collapse:collapse;mso-yfti-tbllook:1184;" border="0" cellspacing="0" cellpadding="0" align="left"><thead><tr style="mso-yfti-firstrow:yes;mso-yfti-irow:0;"><th style="background-color:#F2F2F2;border:solid black 1.0pt;mso-border-alt:solid black .5pt;padding:0mm 5.4pt 0mm 5.4pt;" valign="top">家具の転倒防止</th><th style="background-color:#F2F2F2;border-left:none;border:solid black 1.0pt;mso-border-alt:solid black .5pt;mso-border-left-alt:solid black .5pt;padding:0mm 5.4pt 0mm 5.4pt;" valign="top">床の滑り防止</th><th style="background-color:#F2F2F2;border-left:none;border:solid black 1.0pt;mso-border-alt:solid black .5pt;mso-border-left-alt:solid black .5pt;padding:0mm 5.4pt 0mm 5.4pt;" valign="top">危険物の撤去</th></tr></thead><tbody><tr style="mso-yfti-irow:1;mso-yfti-lastrow:yes;"><td style="border-top:none;border:solid black 1.0pt;mso-border-alt:solid black .5pt;mso-border-top-alt:solid black .5pt;padding:0mm 5.4pt 0mm 5.4pt;" valign="top"><ul><li>家具転倒防止器具を使用する</li><li>家具を壁に固定する</li><li>背の高い家具は置かない</li><li>家具の角にはクッションをつける</li></ul></td><td style="border-bottom:solid black 1.0pt;border-left:none;border-right:solid black 1.0pt;border-top:none;mso-border-alt:solid black .5pt;mso-border-left-alt:solid black .5pt;mso-border-top-alt:solid black .5pt;padding:0mm 5.4pt 0mm 5.4pt;" valign="top"><ul><li>滑りにくい素材のマットを敷く</li><li>階段には滑り止めテープを貼る</li><li>水滴や油汚れをすぐに拭きとる</li></ul></td><td style="border-bottom:solid black 1.0pt;border-left:none;border-right:solid black 1.0pt;border-top:none;mso-border-alt:solid black .5pt;mso-border-left-alt:solid black .5pt;mso-border-top-alt:solid black .5pt;padding:0mm 5.4pt 0mm 5.4pt;" valign="top"><ul><li>刃物や剪定ばさみなど、危険なものは子どもが触れない場所に置く</li><li>小さなものは誤飲の恐れがあるので、手の届かない場所に置く</li><li>コード類は床に這わせず壁に沿わせ、テープで固定する</li></ul></td></tr></tbody></table></figure> また、日ごろから転倒してもケガをしないように、柔らかい素材の服装をさせるなど、意識することも有効です。 &nbsp;<h3>地震・火事のときの対策を話しておく</h3>子どもをお留守番させるときには、前もって地震や火事が起きたときにどういった対策をとるのか、話しあっておきましょう。具体的な対策としては、以下のようなものが一般的です。<figure class="table"><table class="MsoNormalTable" style="border-collapse:collapse;mso-yfti-tbllook:1184;" border="0" cellspacing="0" cellpadding="0" align="left"><thead><tr style="mso-yfti-firstrow:yes;mso-yfti-irow:0;"><th style="background-color:#F2F2F2;border:solid black 1.0pt;mso-border-alt:solid black .5pt;padding:0mm 5.4pt 0mm 5.4pt;" valign="top">地震が起きたとき</th><th style="background-color:#F2F2F2;border-left:none;border:solid black 1.0pt;mso-border-alt:solid black .5pt;mso-border-left-alt:solid black .5pt;padding:0mm 5.4pt 0mm 5.4pt;" valign="top">火事が起きたとき</th></tr></thead><tbody><tr style="mso-yfti-irow:1;mso-yfti-lastrow:yes;"><td style="border-top:none;border:solid black 1.0pt;mso-border-alt:solid black .5pt;mso-border-top-alt:solid black .5pt;padding:0mm 5.4pt 0mm 5.4pt;" valign="top"><ul><li>揺れたら机の下など安全な場所に隠れる</li><li>家具などが倒れないように対策しておく</li><li>停電や断水に備えて、懐中電灯や水などを用意しておく</li><li>避難場所と家族との連絡方法を事前に決めておく</li></ul></td><td style="border-bottom:solid black 1.0pt;border-left:none;border-right:solid black 1.0pt;border-top:none;mso-border-alt:solid black .5pt;mso-border-left-alt:solid black .5pt;mso-border-top-alt:solid black .5pt;padding:0mm 5.4pt 0mm 5.4pt;" valign="top"><ul><li>避難経路の確認と練習</li><li>消火器の使用方法</li><li>燃えやすいものを置かない</li><li>煙を吸わないように、ハンカチなどで口と鼻を覆う</li></ul></td></tr></tbody></table></figure><h3> そのほか禁止事項を決めておく</h3>また上記のほか、悪質なサイトや出会い系サイトの被害を防ぐために、親のいない時間に勝手にインターネットを使わないなどのルールも決めておくと安心です。ケンカや盗難などのトラブルを回避するため、親の不在時には友だちを家に入れないようにするのも良いでしょう。 &nbsp;<h2>日本のお留守番は基準や法的年齢はない！</h2>日本のお留守番に関しては、何歳からならOKという法律や基準はありません。子どもの成熟度や家庭の状況によって、保護者が適切に判断する必要があります。一般的には、小学校1年生から4年生の間に留守番を始める家庭が多いようです。海外では、ニュージーランドやアメリカの一部の州などで、留守番をできる年齢が法律で定められている国もあります。日本と比べると、かなり厳しい規制があることがわかります。※参考：<a href="https://www.govt.nz/browse/family-and-whanau/childcare-and-supervision/leaving-children-by-themselves/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">Leaving children by themselves</a> ※参考：<a href="https://mgaleg.maryland.gov/mgawebsite/Laws/StatuteText?article=gfl&amp;section=5-801" target="_blank" rel="noopener noreferrer">メリーランド州　Family Law</a> &nbsp;<h2>お留守番の気になる疑問</h2>

ここからは、子どものお留守番について、よく挙がる質問に回答します。 &nbsp;<h3>お留守番をさせたくないときの対処法は？</h3>学童保育を利用する、または祖父母や親戚などの家に預けることを検討してみましょう。キッズシッターを利用するのも有効な手段です。 &nbsp;<h3>鍵は子どもにどうやって持たせてる？</h3>小学生の子どもに鍵を持たせるときは、ランドセルにキーリングでとり付けたり、ストラップで首からぶら下げたり、肌身離さず持てるような方法がおすすめです。小学生への鍵の持たせ方については以下の記事でも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。関連記事：<a href="https://www.seiban-sodasoda.com/episodes/detail/hotsoda-240214/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">小学生への鍵の持たせ方｜家の鍵はいつから持たせる？鍵っ子の防犯対策方法</a> &nbsp;<h3>何歳までのお留守番はネグレクトになる？</h3>お留守番させる年齢があまりにも早いと、ネグレクトとして扱われることがあります。お留守番そのものはネグレクトではないものの、たとえば幼児を長時間1人にしたり、体調不良の子どもを病院などに行かせることなく放置したりした場合は、ネグレクトと判断される可能性が高いです。 &nbsp;<h2>まとめ</h2>今回は、子どものお留守番は何歳からさせることが多いのか、さまざまなシチュエーション別に紹介しました。小学校入学を機にお留守番をさせる家庭が多い一方で、小学生のうちは「まださせたことがない」という声も多く見られました。また、小学生のうちのお留守番は1時間未満に留めている家庭が多いようです。子どもだけでお留守番をさせる場合は、戸締りや鍵の閉め忘れに気をつけるのはもちろん、来客時のルールを設けておくなど、親子で防犯意識を高めるようにしましょう。

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