ほっとSoda情報局

目次<ul><li>子どもの偏食で悩んだ経験のある親は約60％！</li><li>子どもの偏食は親のせいではない！同じもの・好きなものしか食べない原因は？</li><li>子どもが偏食をしてもどうにか食べさせようとするのは逆効果</li><li>子どもの偏食を克服するためにおすすめの対処法 ・焦らず、子どものペースに合わせる ・楽しい食卓をつくる ・好きな食べ物と組み合わせて出す ・一緒に料理をつくる ・食育を取り入れる ・一流の味を感じてもらう ・専門家に相談する &nbsp;</li><li>まとめ</li></ul>

子どもの偏食は、多くの親にとって悩みの一つです。しかし、子どもの偏食は必ずしも親のせいではありません。もちろん、親の食習慣や食事環境が影響を与えることもあるでしょう。しかし、親だけが原因だと考えるのは間違いです。今回は、子どもの偏食の原因や対処法について紹介していきます。 &nbsp;<h2>子どもの偏食で悩んだ経験のある親は約60％！</h2>

「Soda!Soda!」独自のアンケート調査によると、子どもの偏食で悩んだ経験のある親御さんは約60％（89/148人中）という結果が出ました。過半数以上の家庭で、お子さんの偏食について悩んだ経験があることがわかりました。 &nbsp;<h2>子どもの偏食は親のせいではない！同じもの・好きなものしか食べない原因は？</h2>

冒頭でも触れたように、子どもの偏食は親のせいではありません。子どもが同じものばかり好んで食べたり、食べないものが多かったりしても、親御さんが自分を責めて思い悩む必要はないのです。偏食と食べ物の好き嫌いが多いことは一見混同されがちですが、厳密には異なります。たとえば、「野菜が苦手」「キノコ類が食べられない」といった場合は好き嫌いになりますが、「お菓子以外のものを口にしない」というように食べられる食材が20品目未満の場合は偏食に分類されます。また、あまりにも極端な偏食の場合は、子どもが発達障害の可能性も考えられるとされています。とはいえ、偏食があるからといって必ずしも発達障害というわけではないので、気になる方は病院を受診してみると良いでしょう。参考：<a href="https://diamond.jp/articles/-/325788" target="_blank" rel="noopener noreferrer">ダイヤモンドオンライン｜【小児科医が教える】「偏食がある子、ない子」。健康状態に表れる違いとは？</a> 参考：<a href="https://sanyokai-clinic.com/kokoro/6274/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">おおかみこころのクリニック｜発達障害のこどもの偏食はいつから？対応法や見極めのポイントを紹介</a><h2> 子どもが偏食をしてもどうにか食べさせようとするのは逆効果</h2>

子どもが偏食をしているからと、どうにか食べさせようと無理強いするのは逆効果です。強制的に食べさせようとすることで、親のイライラなどが子どもにも伝わり、ますます食べようとしなくなるからです。参考：<a href="https://medical.jiji.com/topics/2819" target="_blank" rel="noopener noreferrer">時事メディカル｜子どもの偏食 ～食べさせる努力、逆効果にも（神奈川県立こども医療センター　大山牧子医師）～</a>子どもが家族での食事を楽しいと思えるような声掛けを行うと良いでしょう。実際の家庭ではどのような声掛けが行われているのか、保護者のみなさんに伺ってみました。

【実際に保護者が実践している声掛けの例】<ul><li>ひと口だけでも食べよう</li><li>食べれるとこだけで良いから食べてみよう</li><li>出しても良いから、ひと口でも食べてみて</li><li>（食べられたら）がんばったね</li><li>どれくらいなら食べられそう？ひと口は頑張ってみよう。すごいね！頑張って食べれたから大きくなれるね</li></ul>

まずはひと口だけチャレンジさせてみて、ひと口でも食べたら褒めることにしている家庭が多いようです。中には、「ひと口約束」として、「なんでも、ひと口は食べてみる」というルールを設けている家庭もありました。また、「なぜ食べないのか？」と理由を聞いてみる人がいる一方で、食べないことも子どもなりの考えで行動していることなので、親の意見や考えを押し付けないように食べない理由は聞かないことにしている、という人もいました。 &nbsp;<h2>子どもの偏食を克服するためにおすすめの対処法</h2>

ここからは、子どもの偏食を克服するためにおすすめの対処法を紹介していきます。アンケート結果をもとに、実際に保護者のみなさんが実践しているものなので、ぜひマネしてみてくださいね。 &nbsp;<h3>焦らず、子どものペースに合わせる</h3>偏食を克服するには、時間がかかるものです。先ほどもお伝えしたように、焦って無理強いすると、逆効果になる可能性もあります。子どものペースに合わせて、ゆっくりと取り組むことが大切です。

【保護者のみなさんが実践している対処法】<ul><li>子どもが食べたくなるまで待ち、目の前で自分（親）がおいしそうに食べる</li><li>小学生になり、給食のおかげで食べられなかったものが食べれるようになった。炭水化物は大好きな子なので、納得、オクラ、ブロッコリーと好きな栄養価の高い野菜などを食べてくれればよしとしている</li><li>本人の意志に任せる</li><li>食卓に出し続ける</li></ul>

<h3>楽しい食卓をつくる</h3>子どもにとって、食事は楽しい時間であることが大切です。子どもと親で食事の時間を分けるのではなく、家族そろって笑顔で食卓を囲むように心がけましょう。

【保護者のみなさんが実践している対処法】<ul><li>「食事＝みんなで“おいしい”“楽しい”を共有する場所、今日や明日の元気をもらう場所」と日ごろから伝える</li><li>「いろんなものを食べられるほうが、ごはんが楽しくなるよ！お外でごはんを食べるとき、楽しみが広がるよ！」と声をかける &nbsp;</li></ul>

<h3>好きな食べ物と組み合わせて出す</h3>今回のアンケート調査でもっとも多かった意見が、「苦手な食材を好きな食材と組み合わせて出すと食べてくれる」というものでした。たとえば野菜が苦手な場合は、野菜を細かく刻んでハンバーグやオムレツに混ぜてみる、など工夫している家庭が多いようです。

【保護者のみなさんが実践している対処法】<ul><li>好きな料理の中にこっそり入れる。かたちを小さく切ったり、すりおろしたり、好みの味付けにする</li><li>細かく刻んでわからなくする。食べたあとにバラして、「食べられたよ！すごい！」と褒める</li><li>小さく切って混ぜる食べそうな調理法をいろいろ試す。生野菜より蒸し野菜なら食べたり、煮るより焼いた方が食べたりなど、食べやすい方法を取る</li><li>星型に切り抜くなどかたちを変えてみる</li></ul>

<h3>一緒に料理をつくる</h3>子どもと一緒に料理をつくることで、食材に興味を持ってもらえる可能性があります。自分でつくったものとなれば、子ども自身も「食べてみよう」という気持ちになるかもしれません。まずは、簡単な料理から始めてみましょう。

【保護者のみなさんが実践している対処法】<ul><li>食べなかった食材を子どもと一緒に買いに行き、食材を子どもに選ばせて、その食材を使って子どもと一緒に料理をつくって食べさせる</li><li>キッチンで味見をさせる味見なら食べてくれる</li><li>自分で調理させてみる</li></ul>

<h3>食育を取り入れる</h3>食育を通して、食べ物に興味を持ってもらうことも大切です。絵本を読んだり、農園を訪れたりするなどの方法があります。地域によっては、自治体が食育教室を実施していることもあるので、「自分ではやり方がよくわからない」という方は参加してみても良いでしょう。

【保護者のみなさんが実践している対処法】<ul><li>どんな風にからだの栄養になるのか一緒に調べて、一緒に食べる</li><li>食べたら、からだにとってどんな良いことがあるかを教える</li></ul>

<h3>一流の味を感じてもらう</h3>子どもによっては、はじめて食べたときに苦手と感じた記憶を引きずったまま、異なる味付けや品種であっても口を付けないお子さんがいるかもしれません。「こんなにおいしいものもあるんだ！」と発見につながるように、一流とされる食材や料理を体験させるのも一つの手でしょう。

【保護者のみなさんが実践している対処法】<ul><li>最高級の素材を選ぶ。たとえばトマト嫌いだとして、ちょっと値段が張るようなこだわりの品種、それだけでメインになるような品種のトマトを食べさせてみる。食品そのものが嫌いなのではなく、味や食感が苦手だったことに気づくと、だいたいの最高級品は食べられる</li><li>高級なレストランに連れて行き、本物の味を教える &nbsp;</li></ul>

<h3>専門家に相談する</h3>偏食がひどい場合は、専門家に相談するのも一つの方法です。たとえば医師や栄養士に相談することで、適切なアドバイスを受けられます。地域の保健センターなどで相談を受け付けていることもあるので、公式サイトなどをチェックしてみましょう。<h2>まとめ</h2>今回は、子どもの偏食について解説してきました。子どもの偏食は、親のせいではありません。とはいえ、親の食事する様子や家庭の食卓の雰囲気には少なからず影響を受けるものなので、親子で楽しく食卓を囲めるように心がけましょう。たとえ子どもが食べ物を拒否したからと言って、無理強いして食べさせようとすると逆効果です。まずはひと口サイズからチャレンジしてみて、食べられたら褒めることを忘れないようにしましょう。

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