ほっとSoda情報局

目次<ul><li>外遊びのメリット</li><li>みんなで遊べる！外でできる人気の遊び6選 ・震源地 ・人間オセロ ・ヒューマンサッカー ・フロートパスラリー ・門番じゃんけん ・リバーシ鬼ごっこ ・そのほかのみんなでできる外遊び &nbsp;</li><li>1人～3人で遊べる！外でできる人気の遊び2選 ・ロープジャンプ ・ネイチャーゲーム ・そのほかの1人～3人で遊べる外遊び &nbsp;</li><li>放課後に外遊びさせるときの注意点・どこで遊ぶのか場所を聞いておく ・何時まで遊ぶのか帰る時間を決めておく &nbsp;</li><li>まとめ</li></ul>

「最近の子は外で遊ばなくなった」という声を聞くこともあるでしょう。実際、「セイバン」が独自に実施したアンケート調査によると、日常的に外遊びをする子が約48％なのに対し、室内遊びをする子が約52％と割合がやや高くなっています。とはいえ、体力をつける目的などで、「子どもにもっと外で遊んでほしい」と考える親御さんもいると思います。そこで、本記事では小学生の子どもができる外遊びやみんなで楽しめるレクリエーションを紹介します。道具を用意しなくてもできる遊びもあるので、ぜひ、やってみてくださいね。 &nbsp;<h2>外遊びのメリット</h2>

冒頭でも触れたように、アンケート結果によると外遊びをする小学生は室内遊びをする子よりもやや少ない傾向が見られます。しかし、外遊びには多くのメリットがあります。たとえば、次のようなものです。<ul><li>体力づくりになる 外遊びでは、走ったり飛んだりする機会が増えるため、筋力や持久力が向上し、体力が身につきます。 &nbsp;</li><li>生活リズムが整う 外遊びでは、生活リズムを整えることにも役立ちます。からだを動かすと食事を摂る量が増え、また、適度に疲れるため良質な睡眠を取れるようになるからです。このことにより健康的な生活リズムを身につけられるようになります。 &nbsp;</li><li>コミュニケーション能力が身につく 外遊びでは集団で遊ぶことも多いため、お互いに声を掛け合う・困っている子を助けてあげるなど、コミュニケーション能力の向上が期待できます。 &nbsp;</li><li>社会性が身につく 公園や集団で行う遊びをするときには、それぞれのルールを守らなければなりません。ルールを守ったり、いまの状況を見てどのように遊べば良いのか考えたりするため、外遊びをすることで社会性を身につけられるようになります。 &nbsp;</li><li>集中力が高まる 外遊びでは、普段と違う環境で遊ぶことになり多くの刺激を受けます。脳に刺激を受けることにより集中力が向上し、効率よく勉強できることも期待できるようになります。</li></ul>このように、外遊びにはさまざまなメリットがあります。近年では、子どもの体力は低下しているのが現状です。中学生以上になると、部活や勉強で自由に遊ぶ機会も少なくなります。体力が低下すると「疲れやすくなる」「ストレスを抱え込みやすくなる」など、さまざまなデメリットがあるため、小学生のうちにたくさん外遊びができるようにパパやママが促してみるのはいかがでしょうか。参考：<a href="https://kodomo.recreation.or.jp/current/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">日本レクリエーション協会｜子供の体力向上ホームページ｜子供の体力の今</a> &nbsp;<h2>みんなで遊べる！外でできる人気の遊び6選</h2>

ここからは、小学生向けのみんなで遊べる外遊びを7つ紹介します。<ul><li>震源地</li><li>人間オセロ</li><li>ヒューマンサッカー</li><li>フロートパスラリー</li><li>門番じゃんけん</li><li>リバース鬼ごっこ</li><li>そのほかのみんなでできる外遊び</li></ul>

それぞれの遊びについて、詳しく見ていきましょう。 &nbsp;<h3>震源地</h3>震源地は、ひとりの動作をみんながマネして、挑戦者のなかで誰が動作の震源地（起点）となっているのか当てるゲームです。大勢で遊ぶことが可能で（最大30人程度）、かかる時間は15分程度です。そのため、学校のレクリエーションとしても取り入れられます。

【遊び方】1. メンバーは輪になって座り、円心を向きましょう。2.人を挑戦者として選び、その人はいったん輪から離れます。3.残りのメンバーは震源地役を決め、ほかのメンバーは震源地役と同じ動作をマネします。4.震源地役は、挑戦者にバレないようにジャンプやポーズを取り、動きを変えていきましょう。5.周りの子は震源地役と同じ動きをマネして挑戦者にバレないようにします。6.挑戦者が震源地役を当てられたら、その人が次の挑戦者です。

震源地は、誰が震源地となっているのか当てられないようにするゲームです。メンバーは震源地を当てられないように動作を盗み見るスリルを味わえます。また、挑戦者はメンバーを観察し、震源地を推測する力が鍛えられます。ただし、震源地役の子の動きが小さいとなかなか当てられないので、「大きな動作をする」「前の動作と全く違う動作をする」といったルールを事前に決めておきましょう。この遊びは、お互いの関心を深めることにも役立ちます。 &nbsp;<h3>人間オセロ</h3>人間オセロとは、2つのチームに分かれて相手のメンバーを自分のチームの色に変える、シンプルですが楽しい遊びです。人数に制限はありませんが、7～11名、多くても30名程度で遊ぶのが良いでしょう。

【遊び方】1.2つのチームに分かれ、先攻と後攻を決めます。2.各チームで自分の番号（順番）を割り振り、コートの中を自由に移動します（何秒で移動するか事前に決めておきましょう）。3.先攻チームの1番の人は、相手チームの人に近づくように3歩移動します。4.移動して相手チームのメンバーを自分のチームの2人で挟めたら、「オセロ」とコールして相手チームのメンバーを自分のチームの色に変えます。5.後攻チームの1番のメンバーも、オセロを目指して先行のチームのメンバーに近づきます。6.全員が1回移動するまで繰り返します。7.相手のチームを全滅させるか、決められた時間の後に人数の多くいるチームが勝利です。

人間オセロは、チームの信頼関係の構築やコミュニケーション能力の向上が期待できるゲームです。また、ルールが理解できれば未就学児（5歳くらい）からも遊べるので、さまざまな学年が混ざって遊ぶのも良いでしょう。 &nbsp;<h3>ヒューマンサッカー</h3>ヒューマンサッカーは、じゃんけんと勝ち抜きの要素を盛り込んだゲームです。いつの間にか走り回っているので、体力づくりも期待できます。ヒューマンサッカーは15人以上で遊ぶのがおすすめです。

【遊び方】1.15人以上の人数を2組に分けます。2.攻撃チームと守備チームを決めます。3.守備チームは、頂点が1人、次の列は2人、3列目は3人……となるように、ピラミッドのようなかたちを作ります。4.頂点の人は「キーパー」となり、首にかけるレイを用意します。※レイの代わりにハンカチやバンダナなど、用意できるもので構いません。5.攻撃チームは、守備チームの最前列の人とじゃんけんします。6.じゃんけんに勝ったら2列目の人とじゃんけんをし、頂点を目指しましょう。7.途中でじゃんけんに負けてしまった場合はスタートラインに戻り、最前列からのじゃんけんを繰り返します。8.攻撃チームがキーパーの元に辿り着けたら、キーパーはレイを渡します。9.一定時間が経過した後に攻守を交代し、レイを多くもらえたチームの勝利です。

ヒューマンサッカーは「関所破り」の変形で誕生した遊びです。関所破りは1人ひとりじゃんけんをしますが、ヒューマンサッカーは一斉にじゃんけんをします。ヒューマンサッカーはルールの理解が重要です。始める前に手本を見せてどのように遊ぶのか徹底すると、トラブルなく遊べるようになります。また、運動量が多い遊びのため、時間は短めに設定すると良いでしょう。 &nbsp;<h3>フロートパスラリー</h3>フロートパスラリーは、2人1組でペアになり、大小2つを繋げた変形バルーンを使って2組のペアでパスをしあう遊びです。 膨らませた直径30cmと45cmのバルーンを接着したものを用意します。

【遊び方】1.4人が2組のペア（2人×2組）に別れます。2.各ペアは、ニュートラルゾーンを示す2mの間隔で引かれたラインを挟んで立ちます。3.どちらか一方のペアが変形バルーンを持ちます。4.ボールを持っているペア（AまたはB）のうちの1人が、ペアのもう1人にボールを片手でトスし、このボールをニュートラルゾーンに踏み入らないように相手ペア（CまたはD）に片手でパスしましょう。5.同じ要領で相手ペア（CまたはD）もトス＆パスし、繰り返して何回できたか数えます。

ボールが地面に落ちたり、同じ人が続けて2回以上ボールに触れたりしたときにはアウトになるので注意が必要です。また、両手でトスしたときもアウトになります。 &nbsp;<h3>門番じゃんけん</h3>門番じゃんけんは鬼ごっこの一種で、捕まってもじゃんけんで鬼から逃げたり、仲間を助けたりできる遊びです。遊ぶ人数や時間に制限はないので、少人数から大人数まで楽しく遊べます。

【遊び方】1.人数に合わせて、移動できるエリアの広さを決めましょう。エリアが広すぎると疲れてしまい、楽しいと感じなくなってしまうかもしれません。2.鬼はエリア内に牢屋（陣地）をつくり、門番を1人配置します。3.エリア内で鬼ごっこをして、鬼がタッチしたらじゃんけんをします。じゃんけんに勝ったら鬼から逃げられますが、負けた場合は牢屋に入りましょう。4.逃げている仲間は、鬼に捕まらないように門番のところに行き「門番じゃんけん」とコールしてじゃんけんをします。5.門番に勝った場合は、そのとき牢屋にいた仲間は全員逃げられます。

門番じゃんけんは、通常の鬼ごっこのように逃げ回るので、持久力や体力づくりにつながります。また、捕まっている仲間を助ける要素もあるので、コミュニケーション能力の向上も期待できるのです。 &nbsp;<h3>リバーシ鬼ごっこ</h3>リバーシ鬼ごっこは、相手の石を挟んでひっくり返す「リバーシ」と鬼ごっこを掛け合わせた遊びです。少人数から大人数まで楽しめます。

【遊び方】1.人数に合わせてエリアの広さを決め、2つのチームに分かれます。2.チームのリバーシカラーを決め、エリア内にリバーシを自分のカラーを表にして配置していきます。3.それぞれチームから鬼を選びます。4.ゲームがスタートしたら、相手チームカラーのリバーシをひっくりかえして自分チームカラーにします。5.相手チームの鬼にタッチされたらアウトです。ゲームに戻るには、一度復活ゾーンに入る必要があります。6.エリア外の「復活ゾーン」に入ったらゲームに復帰しましょう。7.制限時間終了後、リバーシの色が多いチームの勝ちです。

リバーシ鬼ごっこをするには、リバーシ用のコマが30枚くらい必要になります。また、エリア内を駆け回るので、1回のゲーム時間は2分程度設定するのが良いでしょう。 &nbsp;<h3>そのほかのみんなでできる外遊び</h3>なお、お子さまの好きな外遊びについて「セイバン」が独自にアンケート調査を行ったところ、以下のような結果となりました。お子さまがあまり外遊びに積極的でない場合、ルールの簡単な鬼ごっこなど、人気の遊びから触れてみると馴染みやすいかもしれません。 【「セイバン」独自アンケートで特に人気のみんなでできる外遊び（一例）】<ul><li>鬼ごっこ：36人</li><li>サッカー：31人</li><li>ドッジボール：4人</li><li>野球：3人</li><li>かくれんぼ：3人※総回答人数：108人</li></ul> 小学生は、遊びの中でたくさんのことを学ぶ時期でもあります。たくさん外遊びを経験することで、ルールやコミュニケーションを学び、将来に役立てていけるようになるのです。 &nbsp;<h2>1人～3人で遊べる！外でできる人気の遊び2選</h2>

外遊びには、1人～3人と少人数で遊べる遊びもあります。<ul><li>ロープジャンプ</li><li>ネイチャーゲーム</li><li>そのほかの1人～3人で遊べる外遊び</li></ul>どのような遊びなのか、詳しく見ていきましょう。 &nbsp;<h3>ロープジャンプ</h3>ロープジャンプは「大なわとび」と言い換えると、パパやママもどのような遊びかわかりやすいのではないでしょうか。長さ10mのロープを、3人以上のグループで何回跳べるか挑戦するものです。たとえば、3人のグループの場合は2人が回し役で1人が飛ぶ役、5人グループの場合は飛ぶ役が3人になるように、2人がロープを回す役となり、ほかのメンバーは飛ぶ役になります。ロープジャンプには大会もあり、そこではルールに則って点数を競い合いますが、遊びの場合は「何回跳べたか？」を純粋に楽しむことが目的となるでしょう。ロープジャンプは、運動量があり協調性も育めます。小学生はもちろん、年齢を問わず人気があり、運動会の競技として競われるケースも見られます。 &nbsp;<h3>ネイチャーゲーム</h3>ネイチャーゲームとは、簡単にいえば五感を使って自然を体験するゲームです。たとえば、植物観察や虫探しなど、170種類以上の遊びがあります。自然と触れあいながら広範囲を移動することもあるので、自然への関心や知識が深まるほかに、体力の向上や思いやりの心を育むことも期待できます。ネイチャーゲームは、大人と子どもが一緒になって自然に触れあいながら遊べるのも魅力の1つです。 &nbsp;<h3>そのほかの1人～3人で遊べる外遊び</h3>「セイバン」の独自アンケートでは、上記にあげたほかにも次のような遊びが子どもに人気がありました。【「セイバン」独自アンケートで人気の1人～3人でできる外遊び（一例）】<ul><li>なわとび：12人</li><li>転車：10人</li><li>公園で遊ぶ：5人</li><li>バドミントン：3人※総回答人数：108人</li></ul>なわとびは、ロープジャンプのような長いなわとびではなく、1人でも跳べるものです。大勢で遊ぶのが苦手な子も、このような遊びは気楽にできるので、体力づくりや生活リズムを整えるためにも取り入れると良いでしょう。パパやママも、時間に都合がつくようであれば、子どもと一緒にこのような遊びをしてみてはいかがでしょうか。 &nbsp;<h2>放課後に外遊びさせるときの注意点</h2>

子どもを放課後に外遊びさせるときには、次のようなことに注意しましょう。<ul><li>どこで遊ぶのか場所を聞いておく</li><li>何時まで遊ぶのか帰る時間を決めておく &nbsp;</li></ul><h3>どこで遊ぶのか場所を聞いておく</h3>子どもが放課後に外遊びをするときは、どこで遊ぶのか場所を聞いておきましょう。なぜなら、その場所に危険が潜んでいる恐れがあるからです。遊んでいる途中で場所を移動するときも、どこに行くつもりなのか聞いておくとより安心です。子どもが気づかないうちに危険な場所に足を踏み入れてしまわないためにも、事前に遊ぶ場所を把握しておきましょう。 &nbsp;<h3>何時まで遊ぶのか帰る時間を決めておく</h3>子どもが外で遊ぶときには、何時まで遊ぶのか・何時に帰ってくるのか時間を決めておきましょう。近ごろは、不審者による犯罪も増えてきています。暗くなってから子どもが1人で歩いていると、不審者による犯罪に巻き込まれるリスクが高まるので、明るいうちに帰宅するように約束しておくと良いです。子どもには、なぜその時間までに帰ってこなければならないのか、理由を具体的に説明しましょう。理由も伝えずに「○時に帰ってきなさい」と言われても、なぜなのか子どもが理解できていないと約束を守らない可能性があるからです。理由を説明されて納得できると「だから、○時までに帰ってこないといけないんだね」と、子どもも理解して時間を守りやすくなります。また、外遊びへ出かける際に防犯ブザーを持たせるなど、防犯対策について話し合っておくこともおすすめです。<a href="https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/syonen/anzen_link.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">警視庁の公式サイト</a>では、子どもの防犯対策に関してさまざまなお役立ちコンテンツを紹介しているので、チェックしてみてください。 &nbsp;<h2>まとめ</h2>パパやママが子どものころよりも、いまの小学生は外で遊ぶことが少なくなったと言われています。しかし、外遊びは体力作りのほか、「生活リズムを整える」「コミュニケーション能力を育む」などのさまざまなメリットがあります。今回紹介した外遊びを子どもに教えて、外で遊ぶことを促してみるのはいかがでしょうか。子どもが外遊びをするときは、「どこで遊ぶのか？」「何時に帰ってくるのか？」を親子で確認し合いましょう。近ごろは子どもを狙った犯罪のニュースも増えているため、子どもが犯罪に巻き込まれたり危険な場所に行ったりすることは避けなければなりません。子どもの安全を確保したうえで元気よく外遊びができるように、大人が見守りましょう。

‌