ほっとSoda情報局

【監修】 樋口 彰美（ひぐち あきよし） 1991年　ストレングスコーチ＆コンディショニング指導者として活動開始。所属企業を通じて、野球、ラグビー、バレーボール、サッカーなどのトップリーグのフィジカルコーチを歴任。 2001年　株式会社アークアスリート（<a href="https://ark-athlete.com/company/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://ark-athlete.com/company/</a>）を設立し代表取締役に就任。 2002年に「ゴールデンエイジの運動教室」キッズアスリートを創設し、子ども達の運動教室の先駆けとなる活動を展開。現在まで、延べ2万人近いの子供達が参加したスクールの代表を務める。

<h4>【関連記事】</h4><figure class="image image-style-align-center"><a href="https://www.seiban-sodasoda.com/episodes/detail/yokosensei-240611/" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><img src="https://seiban.g.kuroco-img.app/files/user/topics_img/8/09/%E9%81%8B%E5%8B%95%E7%A5%9E%E7%B5%8C.png"></a><figcaption><a href="https://www.seiban-sodasoda.com/episodes/detail/yokosensei-240611/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">【教えてヨーコ先生】運動神経って遺伝なの？よくなる方法ってあるのでしょうか</a></figcaption></figure>

目次<ul><li>約45％の保護者が子どもの運動神経に悩んでいる&nbsp;</li><li>「運動神経が良い」とされる基準は？&nbsp;</li><li>運動神経の良い・悪いは遺伝しない！&nbsp;</li><li>子どもの運動神経が悪い原因&nbsp;</li><li>運動神経が良い子の5つの特徴・子どもが自発的に運動に取り組んでいる ・幼少期にさまざまな「動き」を経験している ・幼少期に複数のスポーツを経験している ・外遊びの時間を一定確保されている ・自己肯定感が高い &nbsp;</li><li>子どもの運動神経は良くなる！運動能力を伸ばす方法・プレゴールデンエイジ（3歳～6歳）：楽しく運動できる環境をつくる ・ゴールデンエイジ（6歳～12歳）：敏捷性・瞬発力・バランス能力を養う ・ポストゴールデンエイジ（12歳～14歳）：トレーニングでスタミナを強化する &nbsp;</li><li>【アンケート調査】運動神経の良い子を育てるためにしていることは？</li><li>まとめ</li></ul>

子どもが成長するにつれて筋力や持久力などほかの子との差が出てくるものですが、運動神経もその1つでしょう。前提として、運動神経の良し悪しは定義しにくいものですが、文部科学省によると近年子どもの運動する機会が減少しており、体力や運動能力が高かった昭和60年ごろと比べ、ここ数年来、低い状態のまま推移しています。「運動神経って生まれつき決まってるの？」「うちの子も運動神経を良くしたいんだけど…」などと、親御さんとしては心配もつきないでしょう。今回は、少しでも子どもの体力・運動能力を伸ばしたいと考える親御さんに向けて、子どもの運動神経について解説していきます。 &nbsp;<h2>約45％の保護者が子どもの運動神経に悩んでいる</h2>

セイバン独自のアンケート調査によると、「子どもの運動神経について悩んだことがある」と回答した保護者は45.5％（110/242人中）でした。具体的にどんなことに悩んでいるのか、保護者の声を聞いてみました。

【実際の保護者の声】■苦手意識を持っている<ul><li>器械運動が苦手</li><li>マット運動がとにかく苦手、腹筋ができない</li><li>鉄棒の前回りが怖くてできない</li><li>鉄棒や縄跳びが苦手</li><li>「転ぶのが怖い」と言って走るのが遅いので、友だちと遊ぶときに鬼ごっこを嫌がる</li><li>個人競技に苦手感がある</li><li>体育の授業があると嫌がる</li><li>逆上がり、水泳、うんてい、敏捷性が求められる運動が全般的に苦手。家ではゴロゴロしがちなので体幹が弱いのではないか心配</li></ul>■運動は好きなものの伸び悩んでいる<ul><li>運動の習いごとをたくさんしたが、本人のやる気や素質がないのか、進歩がほとんどなく、どうしたら伸びるのか悩んだ</li><li>運動は好きなのに走るのが遅い。途中で失速してしまう</li><li>運動は好きではあるが、転びやすく、怪我をしやすい傾向がある。周りの子どもよりも爪先に意識が行かないらしい</li><li>サッカークラブに入っているがなかなか活躍できない</li></ul>■続けることができない、すぐに諦めてしまう<ul><li>運動をしてもすぐに「疲れた」または「飽きた」となり集中できません</li><li>最後まで走り切らないで、途中で諦める</li><li>マラソン大会で最後まで走れなかった</li><li>嫌がりはしないが、自分よりも圧倒的な実力差を前にする（いくら走っても追いつかないなど）と、途端にやる気を失う</li><li>休日子どもと一緒に運動しても、すぐに疲れたと言って休憩ばかりする</li></ul>■そのほか<ul><li>自分で描いている理想の走りや動きと、実際のギャップに戸惑っているのをしばしば見る</li><li>走るのが遅くてクラスメイトにからかわれる</li><li>体幹が弱い</li><li>背が小さくからだの大きい子と競争となると勝ち目がない</li><li>体格はほかの子どもより大きめなのに、運動会のリレーではいつもビリとなっている</li><li>登下校で歩ききれない</li></ul>など

アンケート結果を見てみると悩みは家庭によってそれぞれで、運動に対して精神的に苦手意識のある子どももいれば、運動そのものに対して拒否感を持っている子どもがいることがわかりました。ただし、両者を一概に「運動神経が悪い」と一括りにはいえません。その理由について、次の章で解説していきます。 &nbsp;<h2>「運動神経が良い」とされる基準は？</h2>

そもそも、医学的に運動能力（才能やセンス）を意味する「運動神経」というものは存在しません。一般的に「運動神経が良い」といわれる状態は、頭で考えたとおりにからだを動かせていることを指します。つまり、「前転しよう」と頭で考えた際に、イメージどおりにからだを前方に回転できている状態です。このとき、上手く前方に回転できないと、「運動神経が悪い」という見方をされます。しかし、回転するのが怖くてマットに頭をつけられずに前転ができないケースと、回転はしたものの真っすぐ前に着地できなかったケースとでは、どちらも同じように「運動神経が悪い」の一言では片づけられないでしょう。また、このように頭でからだの動きを思いどおりに制御する能力のことを、スポーツ科学の分野において「コオーディネーション能力」といいます。具体的には、脳が情報を処理して筋肉に指令を送ることで、からだをスムーズかつ効率的に動かす能力です。そのため、コオーディネーション能力が高いことを「運動神経が高い」という言い方をする場合もあります。参考：<a href="https://www.ritsumei.ac.jp/shs2022/why/interview03.html/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">立命館大学｜一生ものの運動センス　10代前半までに鍛えておくべき「動作コオーディネーション能力」とは？</a> &nbsp;<h2>運動神経の良い・悪いは遺伝しない！</h2>

子どもの運動能力について、遺伝の影響を懸念する親御さんもいるでしょう。いわゆる運動神経の良し悪しは、遺伝だけで決まるものではありません。運動ができるかどうかは、そのときの環境や日々の練習量が大きく影響します。たとえば、同じ時期に自転車に乗る練習を始めた2人の子どものうち、片方は週末のみ練習、一方は平日の放課後に毎日練習していたとします。前者が自転車に乗れるようになるまで3ヶ月かかったのに対し、後者が1ヶ月で乗れるようになった場合、これは運動能力が高かったというよりも練習量が多かったからと考えられるでしょう。つまり、運動能力が高いかどうかは遺伝だけではなく、それ以外の要因によるところが大きいのです。 &nbsp;<h2>子どもの運動神経が悪い原因</h2>ここまで、運動能力の高さは環境や練習量で決まると解説してきました。では、子どもの運動神経に差が出てくるのはなぜなのでしょうか。先ほどの話を踏まえると、「運動神経が悪い」とはつまり頭で考えたとおりにからだを動かせていないということです。この原因は、幼いうちに多様な動きを経験してこなかったことが影響しています。幼少期に基本動作を身につけられていないと、運動する場面で適切な動きができないため、いわゆる「運動神経が悪い」という状態になるのです。 &nbsp;<h2>運動神経が良い子の5つの特徴</h2>

ここからは「運動神経が良い」ということを、「運動能力が高い」という言葉に置き換えて、その子どもの特徴を紹介していきます。主な特徴は、以下の5つです。<ul><li>子どもが自発的に運動に取り組んでいる</li><li>幼少期にさまざまな「動き」を経験している&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;</li><li>幼少期に複数のスポーツを経験している</li><li>外遊びの時間を一定確保されている</li><li>自己肯定感が高い&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; &nbsp;</li></ul><h3>子どもが自発的に運動に取り組んでいる</h3>運動能力の高い子には、そもそも運動することが好きな子どもが多いです。運動能力を伸ばすには、子ども自身がからだを動かすことを好きだと感じているかどうかが重要といえます。習いごとなどで強制させるのではなく、公園へ鬼ごっこをしに行くなど、自らからだを動かすことが望ましいです。子どもが自発的に動くことで、チャレンジと失敗を繰り返しながら「自分でできた」という成功体験を持つことが大切です。 &nbsp;<h3>幼少期にさまざまな「動き」を経験している</h3>先ほども少し触れましたが、まずは幼少期に多様な動きを経験していることが挙げられます。スポーツ庁では、<a href="https://www.mext.go.jp/sports/content/20200814-spt_kensport01-000009406_2.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">「運動あそびBOOK」</a>のなかで以下の「幼少期に身につけたい36の基本動作」を公開しています。

出典：<a href="https://www.mext.go.jp/sports/content/20200814-spt_kensport01-000009406_2.pdf#page=2" target="_blank" rel="noopener noreferrer">スポーツ庁｜運動あそびBOOK</a> 幼少期にこれらの動作を多く経験することによって、それ以降の運動能力に影響すると考えられています。いずれも特別な動きではなく、たとえばキャッチボールや公園の遊具など、日常的な運動や遊びで経験できるものばかりです。 &nbsp;<h3>幼少期に複数のスポーツを経験している</h3>先ほどのお話にも通ずるものですが、運動能力の高い子どもは幼少期に複数のスポーツを経験していることが多いです。1つの種目に専念すると同一の動きしか習得できませんが、複数の種目を経験することでさまざまな動きを習得できるようになります。ある程度の年齢（小学生が目安）になったら、積極的にさまざまな種目にチャレンジすると良いでしょう。実際、トップアスリートと呼ばれるスポーツ選手のなかには、専門競技だけでなく幼少期にさまざまなスポーツを経験していた人が多いというデータもあります。&nbsp;参考：<a href="https://www.waseda.jp/inst/weekly/academics/2016/06/24/7927/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">早稲田ウィークリー｜幼児期から始めれば、スポーツの才能は開花するか</a> &nbsp;<h3>外遊びの時間を一定確保されている</h3>運動能力の高い子の特徴として、外遊びの時間を一定確保されていたことも挙げられます。<a href="https://www.mext.go.jp/component/a_menu/sports/detail/__icsFiles/afieldfile/2012/05/11/1319748_4_1.pdf#page=3" target="_blank" rel="noopener noreferrer">文部科学省</a>の調査によると、外遊びをする時間が長い幼児ほど体力が高い傾向にあるというデータが出ています。このことからも、外遊びと体力・運動能力は密接な関係があると考えられるでしょう。 &nbsp;<h3>自己肯定感を高める経験をしている</h3>運動能力が高いと、自己肯定感も高くなるというデータもあります。文部科学省の調査によると、積極的にからだを動かす幼児は前向きな性格傾向にあるという結果が出ています。

出典：<a href="https://www.mext.go.jp/component/a_menu/sports/detail/__icsFiles/afieldfile/2012/05/11/1319748_5_1.pdf#page=10" target="_blank" rel="noopener noreferrer">文部科学省｜幼児期運動指針ガイドブック</a> 自己肯定感を高めるには、成功体験をしているかどうかがカギとなります。運動を例にすると「自分は運動ができる」という自信や自己効力感のことを運動有能感といいますが、これは幼少期の遊びなどを通して得た成功体験で基礎がつくられるものです。運動有能感を持てると自発的に運動する機会が増えるので、運動能力も向上しやすいでしょう。 &nbsp;<h2>子どもの運動神経は良くなる！運動能力を伸ばす方法</h2>

運動能力の高い子の特徴について解説してきましたが、運動能力は後天的に伸ばすことができます。子どものころの身体活動は、当時の健康状態だけでなく、大人になってからの身体活動や健康状態にも影響するものです。

出典：<a href="https://www.mext.go.jp/component/a_menu/sports/detail/__icsFiles/afieldfile/2012/05/11/1319748_5_1.pdf#page=8" target="_blank" rel="noopener noreferrer">文部科学省｜幼児期運動指針ガイドブック</a> そのため、できることならば子どものうちに運動能力を高めておくのが理想といえます。運動能力を高めるには、成長や発達に合わせた運動をすることが重要です。子どもの運動能力を伸ばすには、ゴールデンエイジ（6歳～12歳）と呼ばれる年代までに、さまざまな運動を経験すると良いです。（※ゴールデンエイジの年齢については専門家によって差があります）ここからは、子どもの運動能力を伸ばすために家庭で親ができることを紹介していきます。 &nbsp;<h3>プレゴールデンエイジ（3歳～6歳）：楽しく運動できる環境をつくる</h3>プレゴールデンエイジとは、主に3歳～6歳までの神経系が著しく発達する時期を指します。プレゴールデンエイジにおける運動は、運動能力の向上だけでなく、脳の発達、協調性、創造性など、さまざまな面での発達に良い影響を与えます。子どもが運動に拒否感を抱かないよう、遊びのなかで楽しくからだを動かせる環境を提供することが重要です。プレゴールデンエイジ期に多様な動きを経験していると、ゴールデンエイジ期の運動能力の向上に大きく影響すると考えられています。 &nbsp;<h3>ゴールデンエイジ（6歳～12歳）：敏捷性・瞬発力・バランス能力を養う</h3>ゴールデンエイジとは、主に6歳～12歳までの運動能力がもっとも発達しやすい時期を指します。この期間は、神経系が著しく発達するため、さまざまな運動を習得しやすいです。具体的には、以下の能力が大きく発達します。<ul><li>運動技能：走る、跳ぶ、投げるなどの基本的な運動技能</li><li>協調性：複数の動きを連動させる能力</li><li>バランス能力：からだを安定させる能力</li><li>空間認識能力：自分のからだと周囲の空間を認識する能力</li><li>反応能力：視覚や聴覚などの刺激に素早く反応する能力</li></ul>プレゴールデンエイジ期に運動神経回路が身についていると、この時期に運動能力が急に良くなるとされています。この時期に覚えた動きは忘れないと言われているため、将来の運動能力の基礎を形成する上で非常に重要です。 &nbsp;<h3>ポストゴールデンエイジ（12歳～14歳）：トレーニングでスタミナを強化する</h3>ポストゴールデンエイジとは、神経系の成長から骨格系の成長にシフトする時期です。このころになると身長が急に伸びて、発揮できる力や持久力が骨格の成長に伴い向上していきます。ポストゴールデンエイジ期は、ゴールデンエイジ期で培った運動能力をベースに、筋力、パワー、持久力などの体力面を大きく向上させられる時期です。また、ある程度年齢が上がっているため理解力が備わり、複雑な動作を行ったり、失敗を反省して次に活かしたりできるようになります。そのため、戦略的思考や判断力も身につきやすいです。 &nbsp;<h2>【アンケート調査】運動神経の良い子を育てるためにしていることは？</h2>セイバンでは、小学生のお子さまを持つ保護者を対象に「運動能力を伸ばすために家庭でどんなことをしているか？」というアンケート調査を行いました。まずは子どもが運動する機会について伺ったところ、「運動系の習いごとをしている」という回答が過半数でした。

次に、子どもの運動神経を伸ばすために家庭で行っていることについて、具体的にどんなことを実践しているのか伺いました。<figure class="table"><table class="MsoTableGrid" style="border-collapse:collapse;border:none;mso-border-alt:solid windowtext .5pt;mso-padding-alt:0mm 5.4pt 0mm 5.4pt;mso-yfti-tbllook:1184;" border="1" cellspacing="0" cellpadding="0" align="left"><tbody><tr style="mso-yfti-firstrow:yes;mso-yfti-irow:0;"><td style="background-color:#DAE9F7;border:solid windowtext 1.0pt;mso-background-themecolor:text2;mso-background-themetint:26;mso-border-alt:solid windowtext .5pt;padding:0mm 5.4pt 0mm 5.4pt;" valign="top"> 【運動系の習いごと】</td></tr><tr style="mso-yfti-irow:1;"><td style="border-top:none;border:solid windowtext 1.0pt;mso-border-alt:solid windowtext .5pt;mso-border-top-alt:solid windowtext .5pt;padding:0mm 5.4pt 0mm 5.4pt;" valign="top">&nbsp;<ul><li>体操教室</li><li>走り方教室に通っている</li><li>空手、水泳を習わせている</li><li>サッカー、プールを週1回通わせている</li><li>テニス教室に週1で通っている</li><li>ダンスを習っているので、なるべくたくさんのイベントに足を運んで参加するようにしている</li></ul>など</td></tr><tr style="mso-yfti-irow:2;"><td style="background-color:#FAE2D5;border-top:none;border:solid windowtext 1.0pt;mso-background-themecolor:accent2;mso-background-themetint:51;mso-border-alt:solid windowtext .5pt;mso-border-top-alt:solid windowtext .5pt;padding:0mm 5.4pt 0mm 5.4pt;" valign="top"> 【家庭でやっていること】</td></tr><tr style="mso-yfti-irow:3;mso-yfti-lastrow:yes;"><td style="border-top:none;border:solid windowtext 1.0pt;mso-border-alt:solid windowtext .5pt;mso-border-top-alt:solid windowtext .5pt;padding:0mm 5.4pt 0mm 5.4pt;" valign="top">&nbsp;<ul><li>休みの日に一緒に練習したりする</li><li>家でキャッチボールをしている</li><li>できるだけ外で遊ばせている</li><li>公園へ行く頻度が増えた</li><li>苦手な競技があったら、帰宅後や休日に練習する。体幹を鍛えるために、アスレチックスの多い公園に休日遊びに行く</li><li>放課後、公園などへ行き縄跳びやバドミントンなどをしている</li><li>家にボルタリングの装置などを作成した</li><li>息子2とも虫捕りが好きなので、週末はできる限り山や公園に虫捕りをしに行っている。蝶やとんぼを捕まえるために相当走るし、虫を見つけるためにかなりの距離を歩くこともある</li></ul>など</td></tr></tbody></table></figure> 習いごとで多かった回答として、上位5つは以下のとおりです。<ul><li>水泳（71人）</li><li>サッカー（28人）</li><li>体操教室（33人）</li><li>ダンス（13人）</li><li>テニス（3人）</li></ul>前述したとおり、小学生の時期はゴールデンエイジ期にあたり、さまざまな運動やスポーツを通して運動能力を高めていくことができる大切な時期です。競技であれば複数を選択する、たとえば「水泳＋サッカー」「体操+テニス」などのように全く種類の違うスポーツを組み合わせることをおすすめします。あるいは特定の競技ではなく、運動能力を高めるためことに特化した「運動教室」も多く見受けられるようになりました。特定の競技を行っていないのであれば、このような運動教室に通うと良いでしょう。または、「サッカー＋運動教室」「野球＋運動教室」などのように、特定の競技を行いながら運動教室に通うことも、動きを補填できるという意味で大変効果的です。 &nbsp;<h2>まとめ</h2>今回は、子どもの運動神経について深堀して解説してきました。「運動神経」というものは医学的には存在せず、学術的には頭で考えたとおりにからだを動かす能力＝コオーディネーション能力を指す場合があります。また、子どもの運動能力を高めるためには、幼少期にさまざまな動きを経験させておくことが重要です。その際、子どもが運動そのものに嫌悪感を抱いては意味がないため、楽しんでからだを動かせるような環境を提供するように心がけましょう。

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