ほっとSoda情報局

監修／佐藤セイ &nbsp;臨床心理士・公認心理師。精神科クリニックや療育施設などでの勤務を経て、現在は中学校・高等学校のスクールカウンセラーと、大学の非常勤講師の仕事に従事。現役心理職ならではの知識と経験を活かし、心を取り巻く多様なテーマについて、正しくわかりやすい記事を執筆している。

目次<ul><li>子どもを怒りすぎるとどんな影響がある？・「自分では何もできない」と感じる ・叱られないための方法を学ぶ ・怒り続けると子どもの脳がダメージを受ける■怒られている子どものそばにいるきょうだいにまで影響がおよんでしまう &nbsp;</li><li>子どもに対して「怒りすぎた」と後悔した経験のある親は80％ &nbsp;</li><li>子どもを怒鳴ってしまった後のフォローはどうする？・気持ちを落ち着けてから話しかける ・怒鳴ったことを謝る ・どうすれば良かったのか子どもと一緒に考える ・愛情を伝える ・【アンケート調査】実際の家庭ではどのようにフォローしている？■気持ちを落ち着けてから話しかける ■怒鳴ったことを謝る ■どうすれば良かったのか子どもと一緒に考える ■愛情を伝える &nbsp;</li><li>子どもに対する好ましい𠮟り方・状況に合わせて叱り方を変える■社会的に望ましくない行為をしたとき ■子どもの安全に関わるとき・子どもの気持ちを受け止める ・具体的な行動を指摘する ・人格を否定しない ・改善策を伝える■適切な行動ができない場合 ■適切な行動をしない場合 &nbsp;</li><li>【専門家に聞く！】子どもへの怒り方に関するQ&amp;A Q.何度叱っても言うことを聞かないときは、どのようにアプローチすれば良いですか？&nbsp; Q.余裕がないときなど日によって態度を変えてしまうが、どのように一貫して対応すれば良いですか？ Q.子どもが怒られるのが怖くて嘘をつくようになってきて心配です。曲がって育たないための叱り方とは？ Q.自己肯定感が低く、叱ると籠ってしまう。どうすれば自己肯定感を高められますか？&nbsp; Q.親自身の怒りのコントロールの仕方を教えてください Q.怒らない子育ては社会で通用するのでしょうか？ Q.思春期に入る子どもへの叱り方がわかりません Q.大きくなるにつれ自己主張と思い込みが激しくなり、親より先生や友だちの意見を優先させるため、反抗的になるときの叱り方が知りたい&nbsp; Q.男女で感じ方や反応が違うと感じることが多く、それぞれに効果的な声かけの仕方や工夫が知りたい Q.妻が子どもを感情的に怒鳴りつけることが多いため、妻との接し方にアドバイスがあれば欲しいです Q.他責の傾向がある子どもはどう諭せば良いですか？ Q.話が長くなると聞かなくなってしまう。口頭で説明する以外に効果的な伝え方はありますか？ &nbsp;</li><li>まとめ</li></ul>

「今日こそは冷静に叱ろう」と思いつつ、気がつけば感情が大爆発。「また怒りすぎた」と落ち込んでしまった……そんな経験はありませんか？実は、多くの親が「子どもを怒りすぎた」と後悔した経験を持っています。ですから「自分はダメな親だ」と落ち込まなくても大丈夫。適切なフォローさえできれば、怒りすぎたことによる子どもへの悪影響も軽減できます。この記事では、子どもを怒りすぎた後のフォロー方法や、子どもを傷つけない正しい叱り方の解説、専門家による叱り方についてのQ＆Aをご用意しました。 &nbsp;<h2>子どもを怒りすぎるとどんな影響がある？</h2>

子どもでも大人でも、「叱られる」「怒られる」というのは、とても苦痛な体験です。特に「罰を与える」「いつまでも責める」「大声で怒鳴る」「人格を否定する」など、過剰に叱られる体験が繰り返されると、子どもや家庭に次のような影響が生じます。 &nbsp;<h3>「自分では何もできない」と感じる</h3>叱られ続けた子どもは、「自分はどうせ失敗する」「自分は無力だ」と感じ、人生に対して投げやりになります。将来に対しても希望が持てず、「いまが良ければいい」「将来なんてどうなるかわからない」と考えます。 &nbsp;<h3>叱られないための方法を学ぶ</h3>親は子どもに適切なふるまいを教えたくて叱っていても、叱られる苦痛に耐えられない子どもは「親に叱られないための方法」だけを考えます。そのため、親へのごまかし・嘘・隠しごとなどが上手になったり、親の前ではちゃんとしていても親以外の人の前では適切に行動しなかったりします。 &nbsp;<h3>怒り続けると子どもの脳がダメージを受ける</h3>過剰に怒られ続けた子どもは、脳にダメージを受けることがわかっています。たとえば、<ul><li>暴言は、コミュニケーションや会話に関わる「聴覚野」の発達を妨げる</li><li>体罰は、感情をコントロールする「前頭前野」にダメージを与える</li></ul>といった報告があります。 子どものために叱っているはずなのに、その行為によって、子どもの社会性や感情コントロールの成長を妨げる可能性があるのです。 &nbsp;<h3>怒られている子どものそばにいるきょうだいにまで影響がおよんでしまう</h3>自分は叱られていない子どもでも、きょうだいが過剰に怒られているのを繰り返し見ているだけで、学習や記憶に関わる「視覚野」が傷ついてしまうことがあります。 &nbsp;<h2>子どもに対して「怒りすぎた」と後悔した経験のある親は80％</h2>

子どもを怒りすぎるのは良くないとわかっていても、つい「怒りすぎてしまった」という体験を持つ方もいるでしょう。実際、どのくらいの親が「怒りすぎた」と後悔しているのでしょうか。小学1～6年生の子どもを持つ親204名を対象にアンケート調査を実施し、「お子さまに対して『怒りすぎた』と後悔した経験はありますか？」と質問したところ、163名（約80％）の方が「ある」と回答しました。子どもを怒りすぎた理由を見てみると、穏やかに注意しても受け入れない子どもに対して怒りを爆発させたり、子どもの行為が子ども自身を危険に晒したり、他者を傷つけたりする場合に思わず怒りすぎる人が多いようです。また、親の疲れや不調、サポート不足などにより、心の余裕を失った結果、「怒鳴る」「強い言葉を使う」など怒りすぎる状態に至る傾向も見られます。

【実際の保護者の声】 ■子どもの反応が引き金<ul><li>注意した際に、口答えがひどくカッとなってしまった</li><li>はじめはやんわり言うけれどまったく動かず、何度言っても変わらずで、最終的に怒りが頂点に達しどっかーんと怒ってしまいます</li></ul>■自分や他者を傷つける行為が引き金<ul><li>死ねと言ったとき</li><li>道路に飛び出した。下の子に暴力を振るった</li></ul>■親の疲れや不調が引き金<ul><li>子どもが小さいころは、片付けても片付けても部屋がぐちゃぐちゃになり、夕方ごろには疲れもピークで爆発的に怒ってしまった</li><li>自分の体調不良が原因で、必要以上に強い言葉を使ってしまった</li></ul>■サポート不足が引き金<ul><li>子どもに言葉で言い聞かせても聞いてくれないことが毎日毎日繰り返され、夫は見て見ぬふり。とうとう我慢の限界で怒鳴ってしまった</li></ul>

<h2>子どもを怒鳴ってしまった後のフォローはどうする？</h2>

できる限り、子どもを怒りすぎないようにしたいと思いつつ、実際には約8割もの親が「つい怒りすぎた！」という経験を持っています。怒りすぎることは誰にでもあるのです。大事なのは失敗を悔いることよりも、怒鳴ってしまったあとフォローすること。適切に対応できれば、親子の関係も壊れませんし、子どもが成長する機会にもつなげていけます。 &nbsp;<h3>気持ちを落ち着けてから話しかける</h3>どれだけ「冷静に対応すべき」と頭で理解していても、気持ちが不安定な段階では、ささいなきっかけで再び怒りのスイッチが入ってしまう危険性があります。まずは、できるだけ子どもが視界に入らず、静かな場所で、気持ちを落ち着けましょう。十分に冷静さを取り戻したら、子どもの様子を見てみましょう。怒鳴られて気持ちが不安定になっている子どもに、怒鳴った親がいきなり話しかけると、不安や恐怖を感じさせてしまうかもしれません。よく観察し、子どもの気持ちも落ち着いているようなら、「いまから大事なお話をしても良い？」と話しかけてみましょう。 &nbsp;<h3>怒鳴ったことを謝る</h3>親としては「これは非常に重要だ」「これだけはわかってほしい」といった気持ちがあふれた結果、怒鳴ってしまった訳ですから、せめて少しでも伝わってほしいと感じておられるでしょう。ところが実際には、子どもは怒鳴られたことへの不安や恐怖が強すぎて、内容までは頭に入っていないケースがほとんどです。まずは、子どもに与えてしまった不安や恐怖を解消するため、「怒鳴って怖がらせてごめん」など、丁寧に謝りましょう。「もう怒鳴られる危険はない」と安心してもらった上で、怒鳴ってでもわかってほしかった内容を丁寧に説明します。 &nbsp;<h3>どうすれば良かったのか子どもと一緒に考える</h3>親から一方的に「今度からこうしなさい」と伝えても、子どもの心には残りません。そのため、同じ失敗を繰り返しやすくなります。親子で一緒に「どうすれば良かったのか」を一緒に考えてみましょう。子どもが自分で考えることが難しければ、親からいくつか選択肢を出し、子どもに選ばせても良いでしょう。たとえば、友だちから悪口を言われて、叩いてしまった場合は<ul><li>親や先生のところに行く</li><li>ハンカチをぎゅっと握って怒りをぶつける</li><li>冷たいお茶を飲んで、気持ちを落ち着ける</li></ul>などの方法を提案できるかもしれません。ただし、それぞれの選択肢が、子どもにとって無理なくできる内容になっているか検討しましょう。無理をしないとできない方法は、失敗する可能性が高く、子どもに「今度こそは上手にやろうと頑張ったけど、やっぱり自分はダメだ」と自己否定感を植えつけてしまいます。先ほどの例でいえば、そもそも先生に話しかけるのが苦手な子だと、「先生のところに行かなきゃ」と思っても動けないかもしれません。その間に友だちからもっと嫌なことを言われて、結局手が出てしまう…といった状態になる可能性があります。いまの子どもでも、「できそう」と思える方法を見つけましょう。 &nbsp;<h3>愛情を伝える</h3>親の気持ちはどうあれ、怒鳴られると子どもは「いきなり攻撃された」と感じます。そのため、これまで親の愛情を信じてきた子どもであっても、「近づくとまた攻撃されるかもしれない」と感じ、これまで通りに親と関わりにくくなってしまいます。「これまで通り、これからもあなたを愛しているよ」と、言葉やスキンシップで伝えておきましょう。先ほどご紹介した「どうすれば良かったのか子どもと一緒に考える」という段階で、スキンシップを取り入れるのも良い方法です。アンケート結果のなかでも、叱るときの工夫として「手を握ったりしながら話す」「触れながら目を見る」とスキンシップを交えている方がいました。「親は自分を愛してくれている」「親は自分を助けてくれる」という安心感のなかで、いろいろなアイディアが出せるかもしれません。 &nbsp;<h3>【アンケート調査】実際の家庭ではどのようにフォローしている？</h3>実際のご家庭では、子どもに怒りすぎた後、どのようにフォローしているのでしょうか？アンケート調査の記述を見てみましょう。 &nbsp;<h3>■気持ちを落ち着けてから話しかける</h3>まずは、親自身の感情を落ち着かせるという声が多数ありました。【例】<ul><li>しばらく別の部屋で互いにクールダウンした</li><li>怒りが収まらなければ、子どもと距離をとる &nbsp;</li></ul><h3>■怒鳴ったことを謝る</h3>怒鳴ったことについて自分自身で気持ちを率直に伝える方もいれば、ご家族に協力してもらう方もいました。【例】<ul><li>「さっきは言いすぎてごめん。お母さん、あなたに無視されて、悲しみから怒りがふくれあがってしまったんだ」と伝えた</li><li>夫に仲介に入ってもらい、怒っている理由を説明してもらって、お互いに謝った</li></ul><h3> ■どうすれば良かったのか子どもと一緒に考える</h3>「どうすれば良かったか」を考える段階では、具体的な行動を一緒に考えることに加え、子どもが適切な行動をとれるように励ましや応援の言葉をかけている方もいました。【例】<ul><li>反省後、これからはどうするべきかを答えさせる</li><li>どうしたら良かったのかを一緒に考えて確認させる</li><li>「あなたならできると思うよ！」と励ました</li><li>「失敗したらカバーできるようにしようね」と言う &nbsp;</li></ul><h3>■愛情を伝える</h3>スキンシップや会話などのコミュニケーションを普段より増やすことで、親子の関係を回復しようとする声も多くありました。【例】<ul><li>お互い謝り、ぎゅーっと抱きしめた。</li><li>一緒に過ごす時間や会話を増やす努力をした &nbsp;</li></ul><h2>子どもに対する好ましい𠮟り方</h2>

ここからは、子どもの脳や心を傷つけず、親が求めている効果を引き出すような、好ましい叱り方を解説します。 &nbsp;<h3>状況に合わせて叱り方を変える</h3>「怒鳴る」などの感情的な叱り方は、子どもにネガティブな感情を体験させて、行動を変えさせる行為です。苦痛よりも学びを優先するべき、「社会的に望ましくない行動をしたとき」「子どもの安全に関わるとき」などの状況に限って用いることが大切です。 &nbsp;<h3>■社会的に望ましくない行為をしたとき</h3>社会のルールを守れない、他者の心身を傷つけるといった行為を繰り返すと、どんどん人が離れていき、1人ぼっちになってしまいます。社会の一員として生きる大人に育てていくためにも、社会のルールや対人関係スキルは子どものうちから学ぶ必要があります。しかし、幼い子どもにとっては「社会や他者」よりも「自分のメリット」が優先されることが少なくありません。将来への影響をイメージできないからです。そのため、ある程度成長するまでは「親から叱られる」という恐怖で不適切な行動を抑制し、適切な行動を身につける必要があります。 &nbsp;<h3>■子どもの安全に関わるとき</h3>「子どもが車道に飛び出しそう！」など、子どもの生命やからだの安全に関わる場合は、怒鳴ってでも子どもの行動を止め、安全な場所に移動させる必要があります。お互いに気持ちが落ち着いたら、先ほど「子どもを怒鳴ってしまった後のフォローはどうする？」でご紹介した方法で対応します。 &nbsp;<h3>子どもの気持ちを受け止める</h3>子どもは、まったく悪気なく不適切な行動をとることがあります。その場合、親が一方的に叱っても、子どもはなぜ叱られているかよくわかりません。たとえば、「友だちを叩いた」というとき、大人としては「友だちを攻撃した」と思うかもしれません。しかし、子ども本人は「叩いた」つもりはなく、「呼ぼうとした」だけということもあります。それなのに「お友だちを叩いたらダメでしょ！」と叱られても、子どもは「叩いていないのに…」と悲しくなります。まずは、子どもの気持ちをゆっくりと受け止めていきましょう。アンケート調査でも、「子どもの気持ちを尊重して、話を聞くようにしている」「本人なりの理由や話を聞くようにしている」など、子どもに寄り添うことを大切にする声が多く寄せられました。 &nbsp;<h3>具体的な行動を指摘する</h3>叱りたい気持ちが沸いてくると、つい「気をつけなさいといったでしょ！」「前にも同じ話をしたでしょ？覚えてないの？！」と、本来叱りたかったこととは別の内容を長々と話し始めてしまうことがあります。こうなると、子どもは何を叱られているのかわからないまま、嫌な時間を耐えるだけになってしまいます。まずは、<ul><li>どの行動について叱るのか</li><li>その行動の何が悪かったのか</li></ul>をはっきりと伝えます。叱り方も「あっさり・さっぱり」した言い方を選ぶと、受け止めやすくなるでしょう。アンケート調査でも「自分が言われても嫌にならない言い方で伝える」など、受け止めやすい伝え方を意識している方からの声が多数ありました。 &nbsp;<h3>人格を否定しない</h3>叱るときには「人格」ではなく「行動」に焦点を当てることが大事です。人格を否定する叱り方とは次の通りです。<ul><li>頭ごなしの否定：「どうせあなたが悪いんでしょう」</li><li>きょうだいや同級生との比較：「お姉ちゃんと比べて、あなたときたら…」</li><li>バカにする：「あなたはバカだから何言ってもムダだろうけど…」</li></ul>上記のように、人格を否定されると、子どもは「どうせ自分は『ダメ人間』だから何をしても変われない」と感じます。そのため、どれだけ𠮟っても成長しないばかりか、どんどん親が望まない『ダメ』の方向へ進むこともあります。「罪を憎んで人を憎まず」の心で、子どもと向き合っていきましょう。 &nbsp;<h3>改善策を伝える</h3>子どもが叱られる行動をする場合、<ul><li>適切な行動ができない</li><li>適切な行動はできるけれどしない</li></ul>のどちらなのか、分析しましょう。 &nbsp;<h3>■適切な行動ができない場合</h3>そもそも子どもが適切な行動を学んでいない場合は、必要な知識やスキルを親子で一緒に学んでみましょう。叱られた場面で、どういう行動をとるべきだったのか、まずは知識として伝えます。そして、次は適切に行動できるように、以下のような取り組みを交えて楽しみながら習得できると良いでしょう。<ul><li>クイズ： 親が適切な行動や不適切な行動をやってみる。それを見て「マル（適切）」か「バツ（不適切）」か答えてもらう</li><li>ロールプレイ： 実際の場面を再現して、適切な受け答えを試してみる。親子の立場を入れ替えてもおもしろい &nbsp;</li></ul><h3>■適切な行動をしない場合</h3>適切に行動できるスキルがあるのに取りかからないときには、必ずその理由があります。たとえば、以下のような理由があるかもしれません。<ul><li>不適切な行動に子どもにとってのメリットがある （例：親の「宿題しなさい」を無視した方が長くゲームできる）</li><li>適切な行動をとろうと思うが、誘惑に負ける （例：宿題しようと思って自分の部屋に行くと、つい漫画を手にとってしまう）</li><li>適切な行動はなんとなく理解できているが、具体的にすべきことがわからない （例：部屋を片付けるべきだとわかっているけれど、何から手をつければいいかわからず片付けができない）</li></ul>まずは、子ども自身に「◯◯（不適切な行動）したのは何か理由があったのかな？」「何が◯◯（適切な行動）を邪魔したんだろう？」と冷静に聞いてみましょう。「なんで？」「どうして？」と聞くと、「問い詰める」「責める」印象を与えます。「何かあった？」「何が起きた？」など、「何が」を使うと、原因を一緒に探そうとする気持ちが伝わります。原因が見つかったら、以下のように適切な行動がとりやすい環境づくりに取り組んでみましょう。<ul><li>適切な行動のメリットを増やす （例：夕食までに宿題ができていればゲームが長くできる）</li><li>誘惑を取り除く （例：余計なもののないリビングで宿題をする）</li><li>具体的な指示を出す （例：「片付けて」といった抽象的な表現ではなく「床にある本を棚にしまって」「プリントはファイルにまとめて」など具体的な動きがイメージできる表現を心がける） &nbsp;</li></ul><h2>【専門家に聞く！】子どもへの怒り方に関するQ&amp;A</h2>

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