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【監修】大貫ミチ薬樹株式会社 スペシャリスト（分野：地域活動） 所属学会：日本薬学会、日本医療薬学会、日本循環器学会、日本薬局学会 心不全療養指導士、地域薬学ケア専門薬剤師、認定実務実習指導薬剤師、研修認定薬剤師 &nbsp;【協力】薬樹株式会社 &nbsp; 1979年 神奈川で創業、首都圏に約150店舗の保険薬局を展開。「まちの皆さまと共に健康な毎日をつくり 笑顔とありがとうの輪を広げる」の理念のもと、薬・食事（栄養）・運動の専門家が健康ナビゲーターとして、予防医療から在宅医療まで健康をサポートしています。また、地球環境やさまざまな社会的課題にも積極的に取り組んでいます。 &nbsp;■薬樹株式会社HP：<a href="https://www.yakuju.co.jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://www.yakuju.co.jp/</a> ■薬樹Facebook公式アカウント：<a href="https://www.facebook.com/yakuju" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://www.facebook.com/yakuju</a> ■薬樹株式会社　オンライン講座（Peatix）：<a href="https://peatix.com/group/7848739" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://peatix.com/group/7848739</a> 薬樹のオンラインイベントのページです。薬の専門家である薬剤師、食事・栄養の専門家である管理栄養士から、定期的に健康に関する情報を発信しています。ぜひお気軽にご参加ください！

＜スポーツの秋にオススメのイベント＞スポーツキッズのための食事～基本編～ ■日時：2024年10月1日(火)　14:00～15:00 ■内容： スポーツを頑張るお子さんの成長期に必要な栄養について、当社の公認スポーツ栄養士（管理栄養士）がお伝えします。 &nbsp; ■参加方法：Zoom（オンライン） ■参加費：500円（オンライン決済） ※詳細・ご予約につきましては、9月上旬に<a href="https://peatix.com/group/7848739" target="_blank" rel="noopener noreferrer">Peatix「薬樹株式会社　オンライン講座」ページ</a>で公開予定です。

病院でもらうお薬について、ちゃんとわかっていますか？ これ、どうなんだろう…と思っても、なかなか詳しいことまで聞けないもの。 最近は調剤薬局でかなり詳しく説明してくれるようにはなりましたが、子どもを待たせているし、聞きたいことがあっても「ま、いっか」とそのままにしてること、ありませんか？ そこで、『子どものお薬についての疑問、薬剤師さんに聞いてみた』シリーズを始めます。答えてくれるのはベテランの薬剤師さん。 皆さんも聞きたいことがあったらSoda!Soda!編集部までお知らせください！ ▼「お薬」に対する疑問やお悩みは、こちらのフォームで受付中！ 採用されたご質問には、薬剤師さんが記事上でお答えします！ <a href="https://store.seiban.co.jp/shop/everyform/form.aspx?questionnaire=medicine_question" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://store.seiban.co.jp/shop/everyform/form.aspx?questionnaire=medicine_question</a>

<h2>『子どものお薬についてのギモン、薬剤師さんに聞いてみた』</h2><h3> Q1.子どもへのジェネリック医薬品使用について</h3>

子どものジェネリック使用について気になっています！基本は、医者の処方の通りにしてくださいと処方せん窓口で伝えるのですが、新規のところで子どものジェネリック変更の了承対応するかいつも悩みます…。

社会保障費の増大を背景に、厚生労働省の大きな方針としてジェネリック医薬品への変更が推奨されています。国民皆保険制度を維持するためにも、保険調剤薬局でも患者様にジェネリック医薬品への変更の意向を確認しています。

ご希望の方には先発品（もともとの開発された医薬品）での調剤も可能ですが、現在、いろいろな薬が在庫確保が難しい状況にあり、必ずしも先発品とジェネリックの両方があるとは限りません。在庫のある方のお薬でお渡しさせていただく場合があることをご了承ください。先発品もジェネリックも有効成分は同じものですので、安心してご利用いただけます。

<h3> Q2.薬嫌いの子どもについて</h3>

薬嫌いの子に対してのおすすめの飲ませ方はありますか？

薬が嫌いになった理由は何なのかにもよりますが、味だけであればチョコレートアイス、プリン、みそ汁に混ぜるなどが有効な場合が多いです。ただ、薬によって混ぜてはいけないもの、混ぜると苦みが増してしまうものもありますので、必ず薬剤師にご確認ください。理由が味だけでない場合には、それぞれのお子さまの理由により対応が変わります。

乳児・幼児にとっては「苦いものは体に悪いもの」であると感じてしまうので、まずはお薬は、お子さまにとっておいしいものではないけれど「自分の体を守ってくれるもの」であることを、どんなに小さなお子さまでも伝え続けることが大切です。

<h3> Q3.保湿剤について</h3>

小さいときは保湿剤を塗ったほうがいいと言われていたので、小児科でもらう保湿剤などを身体中、たっぷり塗っていました。でも、小学生になると塗る面積も多くなるし、いつまで塗ればいいのか悩んでいます…。

多くのお子様の場合、保湿剤が本当に必要なのは小学校入学前までです。
特に3歳くらいまでは肌がとても薄く弱いため、外からの刺激に対してとても敏感です。

そして、乳幼児期の肌の乾燥は「アレルギー・マーチ（atopic march）」※と言われ、成長とともにアトピー性皮膚炎→喘息→アレルギー性鼻炎といった小児アレルギー症状に繋がることが多いのです。
つまり、乳幼児期に保湿をしっかり行うことにより、アレルギーの抗原を獲得しにくくなり、いわゆるアレルギー体質になりにくいと言われています。
けれども、肌が弱く、小学生になっても荒れやすい場合には、どんなに大変でも保湿などのスキンケアは続けていく必要があります。

※参考：国立研究開発法人 国立成育医療研究センター.「世界初‧アレルギー疾患の発症予防法を発見」. <a href="https://www.ncchd.go.jp/press/2014/topic141001-1.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://www.ncchd.go.jp/press/2014/topic141001-1.html</a>（2024-08-14）

<h3> Q4.薬の形状について</h3>

粒の薬を処方されて子どもがどうしても飲み込むことができない場合は、砕いて飲ませてもいいのでしょうか？

粒の薬は砕いていいものと砕いてはだめなものがあります。
薬の中にはあえて口の中で噛んで飲み込む必要があるものもあり、それぞれ意味があります。薬を受け取るときに砕いて良いものかどうかを確認するようにしましょう。

<h3> Q5.余った薬について</h3>

いま、いろいろな種類の塗り薬がでていて、泡タイプやジェルタイプ、クリームタイプと時期によって先生が変えてきます。うちの子は泡タイプの保湿剤を嫌がり、結局手元にまっさらのものが残っています…。
子どもが嫌がるなどの理由で使わない場合の薬は、引き取ってもらえるのでしょうか？
スプレー缶タイプのものを出されると、処分にも困ったりします…。

保湿剤には、油性クリーム、クリーム、ローション、スプレー、泡状スプレーなどさまざまなタイプのものがあります。油分の多さは油性クリームが一番多く、一番少ないものが泡状スプレーです。お子さまはなぜ泡状を嫌がっているのでしょうか？その理由がわかれば、医師や薬剤師が相談に乗ることができます。
泡状スプレーはさっぱりしているので冷たい感じがして嫌なのかもしれませんね。
もしそうなら、クリームやローションの方が良いことを医師に伝えましょう。

医師に直接言いにくいな、という場合は、薬局の薬剤師に相談してくだされば薬剤師から医師に問い合わせをすることができます。

また、残った薬は保険制度上、返金はできませんが、薬局で無償で引き取ることができますよ。処分に困るようであれば薬局薬剤師にご相談ください。

<h3> Q6.薬の消費期限について</h3>

薬には消費期限のようなものはあるのでしょうか？

使用期限があります。
1年から5年くらいまで、医薬品によって違いがあります。使用期限が過ぎたものは、有効成分の量が減ってしまったり、変質する恐れがあるため使用を控えるようにしましょう。

<h3> Q7.小児の解熱剤について</h3>

市販の解熱剤と病院で処方される解熱剤に違いはあるのでしょうか？

最近ではOTC医薬品（市販薬）も病院で処方されるものと同じものも増えていますが、多くのOTC医薬品（市販薬）は配合剤といって複数の医薬品を混ぜているものが多いです。また、セルフメディケーション※で使用されることを前提としているため、処方せん医薬品よりも用量を減らしているものも多くあります。

決まったものがない場合に、OTC医薬品（市販薬）を選ぶときには薬局薬剤師または登録販売者に相談するようにしましょう。


※自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること。

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