ほっとSoda情報局

ライター／みっちー &nbsp;イギリス北部スコットランド在住。大阪生まれ、神戸育ち。 大学在学中に北米へ留学し英語と仏語を学ぶ。 大学卒業後、日系商社に勤務。 2011年結婚を機にスコットランドに移住。 2013年に長女、2017年に長男を出産。 現在は子育てをしながら日本語教師として働く一方、 フリーランスライターとして企業様のHP、コンテンツ、ブログ、メルマガなど幅広く執筆中。 趣味は読書、エクササイズ、家庭菜園。

みっちーのスコットランド流子育て&nbsp;

子どもが楽しみにしている年に一度のイベント、クリスマス。「もっと親子でクリスマスを楽しみたい！」と思っているパパママに、本場イギリス＆スコットランドのクリスマスアイデアをお届け。 スコットランドで子育て中のライター みっちーさんに、クリスマスツリーの飾りつけから、子どもが大好きな手づくりアートや料理まで、「簡単で楽しいクリスマスシーズンの過ごし方」のヒントをたっぷり教えていただきました。3回にわたりお届けするこの企画。1回目は「クリスマスデコレーション編」です。 今年は少し早めに子どもと一緒に準備を始めて、思い出深いクリスマスシーズンを過ごしてみませんか？ ぜひ、参考にしてみてください。

目次<ul><li>クリスマスシーズンのスタートは12月25日の4つ前の日曜日から！ &nbsp;</li><li>クリスマスツリーを片付けるのは新年が明けてから &nbsp;</li><li>クリスマス飾り（オーナメント）の意味と由来 &nbsp;</li><li>親子でつくる「クリスマスデコレーション」3つのアイデア 1. &nbsp;紙でつくるスノーフレーク 2. &nbsp;パスタでリース！ 3. &nbsp;足形でつくるカード＆アート</li></ul>

<h2>クリスマスシーズンのスタートは12月25日の4つ前の日曜日から！</h2>

スコットランドを含めたイギリスでは、ハロウィーンを過ぎると少しずつ街がクリスマスムードに変わりはじめます。そして12月25日の4つ前の日曜日になると、アドベント（待降節）が始まり、本格的にクリスマスシーズン突入です。クリスマスの4つ前の日曜日なので、今年2024年は12月1日ですね。(※来年2025年は11月30日。)アドベントが始まるあたりから街ではクリスマスマーケット・クリスマスフェスティバル・クリスマスパレードなど催し物もスタート。友達や職場での「クリスマス会」もこの時期から一気に盛り上がり始めます。

<h2>クリスマスツリーを片付けるのは新年が明けてから</h2>一般的なイギリス家庭ではアドベントが始まる日曜日にクリスマスツリーを出すのが伝統。 そしてクリスマスツリーはクリスマスの十二夜後（Twelfth Night）に片付けます。 なぜ十二夜後かというと、キリストの誕生を知った東方の三博士が、謁見（えっけん）するためキリストのもとへ辿り着くのにかかったのが12晩だったからです。 そしてイギリスの伝統では十二夜が過ぎてもクリスマスツリーを飾っているのは縁起が悪いとされているみたいです。クリスマス当日を1夜として数えるかどうかで変わってきますが、1月5日か6日にクリスマスツリーを片付ける家庭が一般的です。お正月を盛大にお祝いする日本人にとって、新年が明けてもクリスマスツリーが飾られているのは不思議な感じがしますよね。 &nbsp;<h2>クリスマス飾り（オーナメント）の意味と由来</h2>

クリスマスツリーに飾るオーナメントにも、実はひとつ一つ意味があります。ツリー クリスマスツリーによく使われるモミ、トウヒ、マツの木は常緑樹と呼ばれ、秋や冬になっても葉を落とさず、一年中緑色をしています。そのため「永遠の命・永遠の神の愛」の象徴とされています。トップスター そして、クリスマスツリーの一番上に飾る星は「ベツレヘムの星」の象徴です。 「ベツレヘムの星」とは、イエス・キリストが誕生したとき、ベツレヘムの空に輝き、東方の三博士にその誕生を知らせたとされています。ベル キリストの誕生を告げたベルを象徴しています。天使 天使の飾りは、聖母マリアがキリストを身ごもったときに受胎告知した天使ガブリエルの象徴だと言われています。またキリスト誕生後、羊飼いたちにキリストの誕生を知らせた天使という説も。

飾り玉 イギリスでボーブル（Baubles）と言えば一般的にクリスマスツリーに飾る飾り玉のこと。 これはアダムとイブが食べた知恵の実のシンボルと言われています。いまでは、赤だけでなく金、銀、白など様々な色の飾り玉がクリスマスツリーに飾られるようになりました。 キャンディーケイン イギリスのクリスマスで欠かせないのがキャンディーケイン。杖の形をした赤と白のキャンディーです。キャンディーケインの由来は諸説あります。 ・杖を逆さまにすると「J」なので「Jesus」の頭文字になり、キリストを象徴している説。 ・ゲルマン民族が冬至に樫の木に食べ物を捧げていたという古い風習の名残説。 ・羊飼いの杖がモチーフだという説。 くつ下 クリスマスにくつ下を飾るのは、サンタクロースのモデルになった聖ニコラウス（ニコラスとも）が、貧しい一家を救うため真夜中に窓（煙突という説も）から金貨を投げ入れたというお話に由来しています。聖ニコラウスが投げ入れた金貨が、暖炉に吊るされていたくつ下に入ったことから「クリスマスの夜にくつ下を置いておくとサンタクロースがプレゼントを入れてくれる」という伝承になったと言われています。 クリスマスカラーの意味は？ クリスマスによく使われる「クリスマスカラー」にも実は意味があります。 クリスマスカラーといえば、一般的なのが赤・緑・白・金の4色。<ul><li>赤：キリストの血</li><li>緑：永遠（＝枯れることのない常緑樹から）</li><li>白：純潔</li><li>金：世を照らす光・希望（＝キリストが誕生した時に空に輝いたベツレヘムの星）</li></ul>サンタクロースが着ている赤い服も実は、キリストの血の象徴で「罪ある人々のために流した血＝神の愛と寛大さ」を象徴しているのだとか。本当の意味を知ると、ちょっと怖い？！ &nbsp;<h2>親子でつくる“クリスマスデコレーション”3つのアイデア</h2>せっかくの楽しいクリスマスシーズン。親子で楽しく過ごしたいものですよね。 今年のクリスマスはお子さんとクリスマスならではの飾りをつくってみてはいかがでしょうか。 &nbsp;<h3>1. &nbsp;紙でつくるスノーフレーク</h3>

我が家は12月に入ると、子どもたちが紙でつくったスノーフレーク（雪の結晶）を窓に飾ってクリスマスシーズンを盛り上げてくれます。【用意するもの】<ul><li>折り紙（正方形の紙）　6枚</li><li>ハサミ</li><li>セロハンテープ</li><li>ホッチキス</li><li>ホールパンチ</li><li>紐</li></ul>【つくり方】①紙を半分に折って三角にし、さらに三角に折ります。

②角の開く側からハサミで3～4本、切り込みを入れ、紙を広げます。 ※一番上まで全部切ってしまわず、上の部分を2～3cm残しておくのがポイント。

③ハサミで切ってつくった角を内側から手前→奥→手前→奥……と交互にあわせ、セロハンテープなどで留めていきます。同じものを6個用意してください。（1つだけでも可愛い飾りになりますよ♪）

④ ③でつくったうちの3個をホッチキスでつけます。（先端を重ねると簡単です。）

⑤残りの3個も④と同様につけ、全体をホッチキスでつけると完成。大きな雪の結晶に！ 先端にパンチで穴をあけて、紐を通して窓や壁に飾ってみてね♪ &nbsp;<h3>2. &nbsp;パスタでリース！</h3>

イギリスのクリスマスのもう一つの風物詩と言えばクリスマスリース。リース（＝輪）は終わりがないため「永遠に続く神の愛」を表します。特にクリスマスリースは枯れない常緑樹で作つくられることが多いです。またリースは魔除け効果や新年の豊作、家族の繁栄などの願いも込められており、クリスマスツリーと同様に12月25日の4週間前にあたる日曜日から玄関ドアに飾り始めます。日本でお正月に玄関ドアに飾るしめ縄に似てるかも？！ご紹介するのは、我が家のパスタを使ったちょっぴりユニークなリース。 &nbsp;

【用意するもの】<ul><li>段ボール（または厚紙）</li><li>はさみ（またはカッター）</li><li>ボンドやグルーガンなど強めの接着剤</li><li>いろいろな形の乾燥パスタ</li><li>金または銀のスプレー塗料</li></ul>【つくりかた】①段ボールをドーナツ型に切ります。

②ドーナツ型の段ボールに接着剤をつけ、パスタを貼りつけていきます。土台の段ボールが見えなくなるようにパスタをつけていきましょう。たくさんつけるとボリュームが出て見栄えのよいリースになりますよ！

③接着剤が乾いたら、スプレー塗料で全体に色をつけて出来上がり。 ※段ボール箱の中などにリースを入れてスプレーするとお部屋を汚さずに色をつけられます。 &nbsp;

<h3>3. &nbsp;足形でつくるカード＆アート</h3>

クリスマスカードや壁へかける飾りには手形や足形を使ったアートがおすすめ！足形を利用するので、楽しい思い出と一緒に子どもの成長を記録しておくことができます。遠方に住んでいるおじいちゃんおばあちゃんへの季節の挨拶にも最適。【用意するもの】<ul><li>画用紙</li><li>スタンプインクや絵の具など（水性のもの）</li><li>ペン</li><li>ウェットティッシュや濡れタオルなど（足形をとったらすぐに拭けるよう）</li></ul>【つくりかた】◆トナカイ：インクは茶色を使用します。 ①紙に足形をとります。 ②手の小指にインクをつけて、トナカイのツノを足します。小指の外側を使うのがコツです。長いツノにしてね！パパママがしてあげても◎。 ③インクが乾いているのを確認して、ペンで目と赤い鼻を書き入れたら出来上がり！メッセージを書くスペースをつくると、素敵な季節の挨拶カードに♪

◆雪だるま：色付き画用紙には白インク、白い画用紙には水色インクを使用します。①紙に足形をとります。 ②インクが乾いているのを確認して、ペンで帽子、目、口、ボタンとオレンジの鼻を書き入れたら出来上がり！ &nbsp;

次回、子どもが喜ぶ、親子で簡単につくれる「クリスマスレシピ6選」をお届けします！ &nbsp;

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