みんなで探究

子育てをしていると、写真を撮る機会は多いですよね。 携帯電話にカメラが搭載されたのは2000年頃。 スマートフォンが普及し始めてからは日常生活に写真が欠かせない時代になりました。今の子どもたちが育ったのは、おそらく生まれたときからスマホやデジタルカメラがあった時代です。ひょっとしたらフィルムカメラを見たことがないというお子さんもいるかもしれません。 そんな時代だからこそ、今回の「みんなで探究」ではあえてアナログな「箱カメラ」を使い、カメラの仕組みを通して、写真の原点ともいえる「光」について探究してみました。

後半は自分で仕上げた箱カメラを持って、思い思い好きな場所にカメラを設置しました。 それぞれ、カメラを抱えて撮りたい景色を探します。箱カメラは、レンズを通して集めた太陽の光を、紫外線に反応する塗料が塗られた「感光紙」にあてることで、景色を紙に映す仕組みです。 写真をうまく撮るには、撮りたいものと光の量のバランスがポイントになります。踏み台を使ったり、自分のマフラーを置いて高さを出したり、みんな設置場所を工夫していました。さらに、時間の経過と共に太陽の位置が変わるため、木や建物によって光の当たり方が変わる場所も多く、しかも限られた感光時間。果たしてうまく撮れているか、みんなドキドキでした。&nbsp;

感光後、仕上げはアイロンを使って現像。思った通りの写真が撮れたお子さまもいれば、なんかちょっと違う…？というお子さまもいて、どうしてそうなったのかを考えることもとても大切な時間となりました。

技術が発展して、なんでも簡単にできる便利な世の中ですが、どうして？という気持ちを大切に、Soda!Soda!では今後も親子みんなで探究するワークショップを行います。 ご参加お待ちしています。&nbsp;

<h2>ファシリテーター紹介</h2><figure class="image image_resized" style="width:50%;"><img style="aspect-ratio:500/500;" src="https://fotori.net/wp-content/uploads/saorinprofilesite.jpg" width="500" height="500"></figure> saorin 織田 紗織（おりたさおり）浅草橋の写真アトリエギャラリー「写真企画室ホトリ」室長。 “写真を形あるものに残そう”をテーマに、ホトリ写真塾と称した教室・ワークショップの開催、写真公募展など、写真にまつわるさまざまな企画・活動を行っている。 自身でデザイン・制作している山グッズ・ウェア・写真雑貨・zine＆写真集の個人レーベル「mt.souvenir」も運営中。 また、写真家の川野恭子氏とリトルレーベル「yamadori」を立ち上げ、2024年5月には『山の辞典（雷鳥社）』を上梓。ここ最近は山登りに夢中。 HP：<a href="https://fotori.net/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://fotori.net/</a> X：<a href="https://x.com/saorin_fotori" target="_blank" rel="noopener noreferrer">@saorin_fotori</a> Instagram：<a href="https://www.instagram.com/saorin_fotori/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">@saorin_fotori</a>

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