教えてヨーコ先生

うちの子は、ものごとに対する興味が薄く、私が何か教えても「そうなんだー」で終わることがほとんどです。
一方で、もしかしたら私も、子どもの探究心を潰す声かけや行動をしてしまっている可能性もあるのかなと思い、悩んでいます。
子どもの探究心を伸ばすために、親はどう関わっていけば良いのでしょうか。日常で取り入れやすいポイントなど、教えていただければ嬉しいです。

焦らない・決めつけない・コントロールしない　を心がけて！

<h2>「探究心が薄い子」どう関わったらいい？</h2>

お子さんの探究心を育てたいと思って、頑張っていらっしゃるんですね。だけど、その割にお子さんの反応が薄い。
しかも、その理由が、ご自分の関わり方が悪いからじゃないかとも思っていらっしゃる。

きっと、お子さんの探究心を育てるために、いろんなことをしてあげているのでしょうね。よく頑張っていらっしゃいますね。それなのに、お子さんの反応が薄い。頑張っているだけに、反応してくれないとガッカリしますよね。

「お子さんの物事に対する興味が薄い」ということですが、もしかしたら、親がおもしろいだろうと思っていることと、お子さんの興味がずれているだけかもしれません。 大人でも、幅広くいろいろなことに興味を持つ人もいるし、一つのことを深掘りする人もいます。 反応の仕方も、その子によって違います。 リアクションの大きい子もいれば、薄い子もいます。また、そもそも、与えているレベルがあっていなくて、よく分からないということも考えられます。

いろんなことに触れさせて、探究心を育てるきっかけにしたいと思いあれこれ試しているのですが、本人の興味がないことをやっても無駄なんでしょうか？

無駄ではないですよ。そのときには興味がなさそうなことでも、五感を通して身体に入ったさまざまな情報が、記憶の中に蓄積されていって、いつかほかのことと繋がって出てくる、なんてことはあると思います。ぜひ「焦らない」で、ネタ出しを続けてください。

また、子どもの探究心を潰す声かけや行動をしているかもしれない、ということですが、どんな場面でそう思われるのでしょうか？ &nbsp;

詳しくはわかりませんが、例えば「せっかくいろんなことをしてあげようと思っているのに、この子は反応がなくて不甲斐ない」という思いがあったとしたら、ついつい、「ちゃんと聞いているの？！」「わかった？」と責める口調で言ってしまうなんてこともあるのかもしれませんね。 でも、子どもにも気持ちがありますから、責められたり、命令されたり、説得されたらあまり嬉しくはないですし、ワクワクはしませんよね。 なので、まず「コントロールしない」を意識してください。 &nbsp;

なるほど、ついついこちらが興味を持たせたいことに引っ張ろうとしているところがあったかもしれません。

そうですね、私たちは良かれと思ってそうするのですが、先にお話しした通り、それが押し付けになってしまったら残念ですよね。

子どもの探究心を伸ばす最初の鍵は、「知る・感じる」ことです。&nbsp; これは、このサイトの教育アレコレで紹介した、<a href="https://www.seiban-sodasoda.com/episodes/detail/58/" target="“_brank”">「子どもの好奇心伸び放題！ラーンネットグローバルスクール」</a>のナビゲーター（ここでは先生のことをこう呼びます）が、子どもが持っている「好奇心」「探究心」「自ら成長する力」を最大限に伸ばす上で、一番大事にしていることです。

お子さんが、今どんなことに興味を持っているのか。
あるいは、今どんな気持ちなのか、どうしたいと思っているのか。
まずは、意識して感じてみてください。
そうしたらきっと、お子さんが興味を持っていることに気づく瞬間があると思います。

ぜひ「焦らない」「決めつけない」「コントロールしない」を合言葉に、お子さんのことを「知る・感じる」を意識してみてくださいね。

私の著書、『成功する子はやりたいことを見つけている 子どもの「探究力」の育て方』（青春出版社）では、「焦らない」「決めつけない」「コントロールしない」の具体例を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

イラスト：さぶぼーぼ　<a href="https://www.instagram.com/sabubobo.i/" target="“_brank”">@ sabubobo</a>

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