教えてヨーコ先生

ヨーコ先生こと中曽根 陽子（なかそね・ようこ） 数少ないお母さん目線に立つ教育ジャーナリストであり、幸せな子育てを探究するマザークエスト代表。東洋経済education ✕ ICT、プレジデントオンライン、中学受験ナビなど多くのウェブメディアで執筆。『成功する子は「やりたいこと」を見つけている　子どもの探究力の育て方』（青春出版社）他著書多数。

イラスト：さぶぼーぼ（Instagram／<a href="https://www.instagram.com/sabubobo.i/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">@sabubobo.i</a>）

◆ Soda!Soda!で実施中のイベント情報 ◆ &nbsp;<figure class="image image-style-align-center image_resized" style="width:96.81%;"><a href="https://www.seiban-sodasoda.com/events/detail/event-240120_hanako-mama/" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><img src="https://seiban.g.kuroco-img.app/files/user/topics_img/8/09/495_ext_12_4.webp"></a><figcaption>【参加募集】Hanakomama×Soda!Soda! ヘアメイクアップアーティスト草場妙子さんによる 「ちょっとしたひと工夫でいい。ママのためのスキンケア&amp;メイク講座」</figcaption></figure>

子どもが小学生になってから、祖父母から子どもの子育て全般についていろいろと言われるようになりました。 私としては自由にのびのびさせたいのに、もっときちんとさせなさい、と注意を受けることも。 
勉強についても、まだ小学生なのに大学や就職の話をされます。 心配してくれているからこそだとありがたく思いますし、これからも仲良くやっていきたいのですが…

小学生になってから、祖父母からいろいろ言われるようになってきたんですね。 この祖父母とは、お舅さん、お姑さんでしょうか？それともご自分のご両親？それによっても対応が微妙に変わると思うのですが、いずれにしても教育熱心なおじいちゃん、おばあちゃんですね。 最近の祖父母世代は心身ともに元気ですし、共働きの家庭も増えていて、孫の世話をするシニアも増えていますよね。私もそのひとりですが、関わり方は気をつけなくてはと思っています。

え？おばあちゃんなんですか？

そうなんですよ、4人の孫のおばあちゃんです（笑）

<h2>自分たちの方針ははっきり伝えましょう</h2>祖父母はきっと良かれと思ってアドバイスされるのでしょうが、残念なことに時代は大きく変わっているので、特に教育や就職に関する話は、その多くが見当違いのアドバイスになりかねません。でもそのことに本人は気づいていないんですよね。こういう場合、やんわりとでもキッパリと、子育てについての自分たちの方針を伝えたほうが良いと思います。ふたりのお子さんですから、主導権は親が持つべきです。でも、真っ向から反論しても角が立つだけなので、まずは孫のことを考えてくださることに対しては感謝の気持ちをしっかりと伝えた上で「私たちはこのように考えて子育てをしているので、見守ってください！」とお伝えすると良いのではないでしょうか。

<h2>夫婦で子育て軸を一致させておきましょう</h2>そのときに大事なのは、ご夫婦で話し合いをして、子育て軸を一致させておくことです。パートナーの方は、祖父母のアドバイスに対してなんとおっしゃっていますか？もしかしたら、ご夫婦の間でも子育ての方針を話すことはあまりないかもしれませんね。 良い機会なので、ここはまずご夫婦で子育てについてよく話し合って、自分たちの子育ての方針を確認することから始めてはいかがでしょうか？

そうですね。夫と子育てについて話し合ったことはないので、話してみようと思います。

<h2>時代が変わっていることを客観的に説明して理解してもらいましょう</h2>

最近は大学入試も変わっていて、6割が総合型選抜になっていますし、転職を前提としてキャリアアップできる会社を選ぶなど、若者の就職に対する意識も変化しています。 良い大学を卒業し、良い会社に就職できれば一生安泰などという時代はとうに終わっていることを理解していただく必要があります。「最近はこうなっているみたいです」と、ニュースや客観的な資料などをお見せして説明するのも良いですね。もちろん祖父母は、子育ての経験値があるのは事実ですから、ときには自分たちでは気づかないことを教えてくださることもあるでしょう。おっしゃる通り、仲良くすることはお子さんのためにも大切です。 良い関係をつくって、お子さんの応援団になってもらえると良いですね。

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